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運命の出会い?

文字数は気分です。決してタイトル長いから中身短くしようとか思ってません。多分作者は文章書くのが苦手なほうなので長くはならないと思います。「書かなきゃいけないこと書いていったら普通は長くなるんだよ」って言われるけど難しい。

 謎の人物は早足で四季の元に近づいてゆく。

「君、大丈夫かい?」

 謎の人物は四季に声をかけた。どうやら四季のことを助けたようだ。この不思議な世界に来てから初めて聞く人間の声。それは優しい少女の声だった。

「奴らがまた襲ってくる前に森を抜けるよ」

 そう言って、声の主は四季を抱えて森の中を駆け抜ける。数秒ほどで森を抜けて草原へ出た。森の中では木が邪魔で見えなかったが、空にはたくさんの星が輝き、月のようなものも夜の草原を照らしていた。そこで四季は初めて、自分を助けてくれた人物の顔をはっきりと見ることができた。透き通るような白い肌とセミロングの翡翠色の髪、優しそうなタレ目、、そして尖った耳が四季には見えた。

「ここまで来たらもう大丈夫かな」

 少女は四季をゆっくり地面へと降ろす。四季は立ち上がりすぐにお礼を言った。

「すみません、ありがとうございました」

「いや、別に構わないけど。どうして魔法も使えないのにあの森にいたの?」

 少女は笑顔で聞いてきているが、迫力もある。四季はそれに気づかず、自分の身に起こったことをありのまま話した。気がついたらさっきの森にいたこと、こことは違う世界から来たらしいということ、足元に置いてあった大量のレポートを読んでいたら時間が経ってしまったことなどだ。四季自身も自分で何を言ってるかわからなくなっていたが、少女は最後まで話を聞いてくれた。

「そのレポートはある?良かったら見せてもらえないかな?」

 少女が四季に聞いた。四季は「あります」と答えて、バッグから大量のレポートを取り出した。少女はその量に驚きつつ受け取った。

「ファイア」

 少女が空いている左手を上に向けてそう呟くと、小さな火の玉が少女の手の上に現れた。火の玉は少女の手が離れたあともその位置で燃えていた。レポートを読むための明かりとしてつけたのだ。少女はレポートを読み始めた。しかし、すぐに難しい表情になった。

「君、これ読めたの?」

 少女が四季に問う。四季は「読めたよ」と言ったあとで気づいた。そのレポートの字はとても汚かったのである。四季は元の世界で似たような字を見たことがあったため読むことが出来たが、普通は初見では読めない字だろう。四季は覚えている範囲で少女に説明しようとした。

「どういったことが気になるんですか?」

「まずは君がここにいた理由に繋がることだね」

 四季は少し悩んだ。「なぜここにいるのか」ということには説明がなかったからだ。そこで、ここに四季のことを呼んだであろう人物のお願いに「コセイ帝国を消してほしい」と書いてあったことを説明した。それを聞いた少女は少し驚いた様子を見せてから何かを考え始めた。

「あの~」

「ん。あぁごめん。でも魔法も使えないのに国を消すために呼ばれたの?」

 その質問は四季が自分を呼んだ奴にしたかった質問だ。四季はレポートに「使えるようにしてある」と書いてあること、使い方が書かれていないことを言ってみた。それを聞いた少女は笑いながら言う。

「じゃあ明日使い方教えてあげるからどのぐらいか見せてもらうよ。宿とか無いでしょ?僕の家に泊まっていきなよ」

「え?」

 四季は疑問を持った。普通こんな怪しいことを言っている人間を信用して家に泊めたりするだろうか。宿のことなど考えてなかったので四季にとっても都合がいい。そう、都合が良すぎた。しかし、四季はあまり深く考えることも無く、好意として受け取った。『こっちではモテモテかも』と書いていたのはこういうことなのだろうと、妙な納得の仕方をした。

「それじゃあ行こうか。あ……その前に、僕達まだお互いに名前知らないね。僕の名前はスプー。よろしくね」

「四季巡です。よろしく」

「じゃあ僕の家はすぐそこの町だから。行こうシキ君」


 ――こうしてシキとスプーは出会った。この出会いはシキの運命を大きく変える。――

慈乃「おい、チート無双しろよ。」

藤宮「まだだから待ってろ」

慈乃「全裸待機?」

藤宮「その辺はご自由に」

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