episode.雪女
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー(o´罒`o)ノ祝ヾ(´▽`)ノ
フェニエス大陸の極東に位置すると言われているのが、王都・ディルクルムだ。
かつて地の大精霊が守護していたこの土地は、他の大陸に比べると寒暖差が少なく、春は麗らか、夏は汗ばみはするが不快な感じは無く、秋は季節の移ろいを感じ郷愁を覚える。
そんな季節の移ろいを楽しむのに絶好な雅さから、文化が盛んに興り、また世界各地へと広まった。
冬の季節はというと、雪こそ降るが何mも積もるようなことは無い。
大人達が腰を痛めながらも避けた雪山を、子供たちが楽しみ、そのうち自然と溶ける。
それをシーズン中に、片手で足りるくらいの回数経験すれば、また過ごしやすい春がやってくる。
その繰り返しだ。
そんな例年の‘’当たり前‘’が崩れたのは、どれだけ前のことだったか。
人々の記憶にないと言うことは、相当昔のことだったのだろう。
王都の移築が行われ、世界的な大雪に見舞われたその年以降は、冬は雪に閉ざされ、外交が滞るのが当たり前になった。
そもそも現在のように街道が整備されていなかった頃の話だから、通年して貿易と呼べるような、人と物の移動は無かったのだが。
では現在の冬はどうかと言うと、水の精霊と氷の精霊が冬を運んで来て、次第に冷たい雨がミゾレになり、ヒョウになり、そして大きな雷がドンと鳴った、その夜中。
しんしんと一晩中降り続いた翌朝には、一階部分が埋もれる程の雪が積もっているのが当たり前になった。
そういう日は役所勤めの人間と、冒険者ギルドに所属している人間以外は皆、強制的に休業になる。
なにせ外に出られないのだ。
致し方ない。
もし二階の窓から出てしまったら、それはそれで大変なのだ。
ふかふかの新雪が体重を支えきれなかったら、身体が雪の中に沈んでしまう。
自分の身体の形に雪が沈んでいく様子は、はたから見たら一見、楽しそうに見える。
だな加減を知らない子供なんかがマネをして、勢いをつけてジャンプをしようものなら、死人が出かねない。
その実、人間は膝から下が固定されると思うように身動きが取れなくなる。
しかも視界は全て、白一色。
正確に言うならば光の具合で青っぽく見える場合もあるが、まぁ、それは置いておこう。
飛び降りた際に上手く着地出来ていなかったら、頭が下になる場合なんかもあるだろう。
視界が同じだと、人間、どっちが上なのか下なのか、パニックになって分からなくなるのだ。
頭が下を向いていて血が上ってしまっていたら、余計にだ。
そしてもがけばもがく程、雪の深部を掘ってしまう。
そこに上から雪が崩れて来ようものならお終いだ。
窒息して死ぬ。
呆気なく、いとも容易く。
そうでなくても、身動きが取れない位にシッカリと雪に埋もれてしまったら、呼吸がしづらくなるからね。
肺を膨らませられなくなるから。
どっちみち、悲惨な死を遂げることになるので、子供によく言い聞かせるように、毎年雪が降る前には注意喚起がされる。
ちなみに過去何十年、そんな事故が凝りもせずに繰り返されてはいるけれど、一応、死者は出ていない。
役所務めや冒険者ギルドの所属者で、火の精霊術が得意な人達が、道の雪を溶かしてくれるからだ。
そして一軒一軒、事故が起きていないかを確認して回る。
そんな手間の掛かることをするくらいなら、かつてのように、街中が常に晴れの状態になる方陣を起動させれば良いのに。
そう考えずには居られないが、自然と触れ合う経験をしたければ、率先して雪が積もる危険な街の外に行かなければならない。
そんな不自然さはおかしいと、批判が上がったのだ。
機能は未だにあるが、方陣が起動する日は、今後も訪れることはないだろう。
そんな批判に従い方陣を使用しないと決めたのは、お国である。
なのにも関わらず、今度は「雪のせいで家の中に閉じこもる子供が増えて不健康だから、アスレチックのような施設を作れないものか」と相談を持ちかけられた。
今更すぎやしないだろうか。
方陣がその機能を停められてから、何年経っていると思っているのだ。
スキーやソリ、チュービングなんかがパッと思い浮かぶが、ああいうものは勾配を利用して遊ぶものだ。
この辺は緩やかすぎる丘か、直角とも言える崖しかない。
なので使えない。
「そんな都合の良い施設なんぞ、創れない。
諦めろ」
「そこをなんとか!」
無いて縋りついて来るのは、国王その人ではなく、王都にある学校の校長だ。
上の決定に下が振り回される。
どの世界に居ても、どこも同じだね。
「校庭だけ雪が溶けるようにして貰えば良いじゃないか。
もしくは、積もるたびに雪かきするなり、火の精霊に頼むなりすれば済む話だろ」
「予算が降りないんですよ。
広い校庭全体の雪を溶かすような、方陣にしても精霊術にしても、かなりの霊力を消耗するんです。
しかも火の精霊術は制御が難しいでしょう?
学校を燃やした時の責任を取りたくないと言って、誰も引き受けてくれないんです」
金の問題かよ、世知辛ぇ。
しかも、術の制御だぁ?
そんな低次元の話する程に、ギルドも役所も落ちぶれたのか。
……今度、鍛え直してやろうか。
その思考が漏れ出てしまったのか、冒険者ギルド長と所長の二人が心胆寒からしめ震え上がっている事なんぞ知らない俺は、とりあえず目下の相談事に思考を戻す。
精霊に力を借りて雪を溶かすことは出来ないから、アスレチックのような設備を作ってくれ。
そういうことだよな。
精霊の力を借りたり、道具を使うのがデフォルトになっていたりするせいで、もっと原始的な方法があるのに、思い浮かばないのかな。
「校長さぁ、子供が冬でも外で元気に遊び回ってくれれば良いんだよな?」
「えぇ、それで体力を削って鬱憤を発散してくれれば、校舎が壊されることも減るだろうと!」
……確かに体力が有り余っている状態で、ストレスまで溜まっていたら、どこかで発散させないと子供たちも辛いだろう。
だがソレを公共の備品に向けるのは、確かに勘弁して貰いたい。
親のシツケはどうなっているのだ。
予算が云々言っていたし、壊される度に修理をするような余裕が無いのだろうな。
……十分な援助は、しているハズなんだけどな。
学校は俺がワガママで始めた制度だ。
物も金も、十分過ぎる程に惜しむことなく補助をするよう、国王に申し伝えてある。
国家予算を使わずに、俺のポケットマネーを遠慮なく使うように言ってある事業のひとつだ。
どうせ増える一方だし、滞らせるくらいなら、市場に回すべきじゃない。
桁が一個も減らねぇなぁ。
むしろ何故か増えてねぇか?
なんてつい先日、思ったばかりだ。
いくらでも使ってくれれば良いのに。
……まぁ、私腹を肥やすような輩に使わせるつもりは、無いけどね。
「問題解決をする代わりに、ひとつ条件を付けて良いか?」
「えぇ、えぇ!
なんでも仰ってください!」
手をスリスリ、ゴマをすってるのか、リンゴを磨いているのか。
いずれにせよ、‘’何でも‘’なんて気軽に言っちゃあ、いけないよなぁ。
「自分の罪を、全て検非違使の前で告解しろ」
「へっ!?」
ビクリと、腰を下ろしているイスから数cm、そのままの格好で飛び上がった校長は、顔を青くして冷や汗をダラダラとかき始めた。
小悪党だなぁ。
シラを切ることも出来ないなら、端金で人生棒に振るようなマネをするなって話である。
「……ま、手癖は悪いようだけど、ちゃんと子供たちのことは考えてるみたいだし?
行先は、教会の懺悔室でも良いよ」
ポン、と肩を叩いて校長室から退室をした。
あの校長、俺に直接話を通そうとしたのだ。
俺が何者なのか……までは知らなかったとしても、お悩みごとをアレコレ解決してくれる、単なる便利屋ってだけでは無いことくらいは知っているだろう。
事実、正気に戻ったようで、土気色すら通り越してマーブル模様になった校長が、重そうな巨体を弾ませながら廊下を走って行った。
行き先は、教会かな。
もしバカ正直に警察業務を担う検非違使の下へと向かったのなら、再犯を繰り返すような度胸はないだろうし、裁かれる前にストップを掛けてやろう。
検非違使は、国王から直接非違、つまり法律違反者を検察する事を許された人たちである。
自首だろうが横領したと罪を告白されれば、即処分しかねない。
精霊に頼んで、屯所と教会に遣いを出しておこう。
「ソウソウ、上手い、上手い」
「ねぇ、これ動かないよー!」
「ばぁか、大きくしすぎなんだよー」
「ハイハイ、すぐに人を貶す言葉を口にするな」
ちょっと目を離したスキに、すぐケンカを始めるのが、子供という生き物なのだろうか。
学校の先生って凄いな。
この人数を毎日、面倒見ているんだろ。
しかも、赤の他人の子供を、だよ。
何かあったら責任を追求される、そのプレッシャーもハンパないだろうに。
……もっと、給料上げるように言っておくね。
「あのぅ……この遊びには、なんの意味があるのでしょう?」
先生はおずおずと挙手をしながら、雪だるま作りの意味を問うてくる。
目の前で子供たちがワーワー、キャーキャー言いながらはしゃぎ回っている姿だけでは、納得出来ないのか。
楽しそうなら良いじゃん、と言いたいのだが。
「そうですね。
この雪だるま作りは、楽しみながら除雪作業が出来る、大人にとっての利がひとつ。
他にも雪玉をどんな力加減で握れば核が出来るか体験することで、自分の力が物に及ぼす影響を自覚する事が可能になります。
その核を転がして大きな雪玉にして行く過程で、達成感も得られますし、押す力を身に付け、全身運動によって身体を鍛えることが出来る。
更に一人では動かせない物でも、多数の力によって動かせる事で、協力する事の大切さが学べます。
今先程男の子が指摘したように、大きさと自分の能力を考えながら実際に身体を動かして作る、つまり二つ以上の事を同時に行う作業も、自然と身に付く。
他の子供たちか作った物と見比べて、造形に対する理解も深まります。
最終的にどこに雪だるまを設置したかで、溶け方も変わりますし、溶けた結果、形あるものがいつか壊れてしまう、不条理さも学べる。
とても知育に向いて居るのですよ」
「はぁ……
他の……雪合戦や、宝探し、なんかもですか?」
先生の疑問にひとつ頷いて、詳しい事は資料をご覧下さいと、説明を放棄した。
難しい事や大人の都合は置いておいて、子供が陰湿な雰囲気で教室から出られずイライラしているよりも、多少ウルサイがこうやって元気にはしゃいでいる方が、らしくて良いではないか。
金をかけずに済むし、子供は楽しめるし、大人は子供が遊んだ後、必要な場所だけ雪の処理をすれば良い。
一石二鳥どころか三鳥だよ。
素晴らしいよね。
「ねー、せんせー。
これ、うごくー」
「……あぁん?」
別に俺は、先生では無いのだが。
そんなツッコミを入れる前に、差し出された雪の塊を見て、思わず驚嘆の言葉が漏れ出た。
少女が手のひらに乗せていたのは、言うならば、雪兎のようなものだろうか。
雪だるまを作るには、まだ身体の大きさが足りないからと、自分なりに考えた結果、雪の塊に目や手を付けようと思ったのだろう。
イビツな紡錘形の雪の塊に、赤い実が二つ埋め込まれ、手のつもりなのか、角のつもりなのか、細い木の枝が二本、本体の左右に刺さっていた。
手のひらサイズのソレをジッと見ていると、確かに、ピコっとその枝が動いた。
どういうことだ?
こんな現象は初めて見るが……
イヤ、初めてで当然か。
雪だるまを作る風習は、どこにも無いのだから。
他の子供達が作った大きな雪だるまは、特に動く予兆は見られない。
作っている途中だからか?
もしそうなら、完成させてはいけなくなる。
安全が確保されないのなら、やってはならない。
マジマジと集中して見ると、微かにだが、この雪の塊から、霊力を感じるな。
「君、何を考えながらコレを作った?」
「これじゃないの!
ゆきこちゃん!」
あ、今の言葉でなんとなく分かった。
この子、この年齢にしては霊力が高いものな。
「お友達が欲しいって思いながら作ったんだ?」
「うんっ」
大変返事が元気で宜しいね〜。
アハハ〜、褒めたくねぇ。
「あの、先生。
コレ、人形化してしまっているので、霊力を抜かないといけません」
「ひとがた?」
「ようは、コレ――雪子ちゃんに、精霊が宿っているんです」
「えっ!?」
精霊が長年その土地を守って来た木や、霊力の多い所で育った草に宿り、自我を持って樹の妖精になるのと同じだ。
一定の霊力と人の強い願い、それと精霊が揃うとヒトガタ、つまり精霊が宿る存在になるのだろう。
他にも細かな条件はあるだろうが、ひとつ言えることは、この雪子ちゃんをこのままにしておくと、非常に危険だということだ。
樹の妖精もそうだが、悪意や憎悪のような負の感情、ようは瘴気やその元に晒されると、精霊は魔物に堕ちる。
魔物化すれば周囲を破壊しようと暴れ回る。
この子も、タダでは済まない。
街中でそんな強い瘴気が発生することなんて早々ないが、学校は子供が多い場所だ。
感情のコントロールが上手く出来ない、未熟な人間が多く存在している。
さっきもほんの数秒目を離しただけで、人に悪意を向け、口論が始まった。
仲介して仲直りすればすぐに散る程度のものではあるが、そういう事象が突発的に一気に生じてしまった時が危ない。
それに、精霊を常に侍らそうとすれば、霊力を与えなければならない。
契約もしていない野良精霊を付き従えるというのなら、幼子には命に関わるレベルの霊力の譲渡が必要になるだろう。
魔物化した後では遅い。
名前まで付けて可愛がっているのに、大変申し訳ないのだが、最悪な結末を迎える前に、対処するのが大人としての義務だ。
俺では子供との信頼関係が構築されていないし、イヤな役目を押し付ける事になるが、先生に代わりに説明をして貰った。
まぁ、当然と言うか「イヤ」のひと言で一蹴されてしまったが。
せっかく出来た友達を取り上げられる恐怖や、先生への不信感からか。
抱いている雪子ちゃんへとダイレクトに瘴気が吸収されていく。
ヤバい!
ヤバい!!
たかが手のひらサイズだし、宿っている精霊はろくに動けていないし、恐らく微精霊だ。
被害なんて、たかが知れている。
だが力は弱くとも精霊と言うだけあって、人の願いを受け入れ、本能的にそれを叶えようとする。
その結果がたまたまヒトガタ化だっただけなのに、そのせいで堕ちて滅ぼされてしまうのは、流石に巻き込まれた微精霊が可哀想過ぎる。
一応この子に、暴れた雪子ちゃんの木の枝が刺さったり、ケガを負わせてもいけないしね。
「あぁ〜……分かった。
オトモダチを壊そうとして、悪かった。
だが雪子ちゃんは、雪で作られている。
ソレは作った君が、一番よく分かっているだろう?
雪は、春が来たらどうなる?」
「……なくなる」
「そう。
その時にちゃんと、お別れが出来るか?
出来ないなら、君や他の子たちを傷付けるかもしれないから、動かないようにしなくちゃいけない。
……もしくは、ソレがイヤで、君が頑張れるのなら、特訓を付けよう」
ジワと浮かんでいた涙を引っ込めて、子供はバッと俺の顔を見上げた。
現金な幼女だな〜。
イヤ、それは良いんだけどね。
大事なオトモダチ、君が握り潰しそうになってるよ?
良いの??
「あのぅ……何をさせる気ですか?」
「簡単な事ですよ。
この雪子ちゃんに入っている精霊と、契約をすれば良い。
契約をすれば、維持に消耗する霊力が少なくなるし、ヒトガタが固定されて力が宿るから、溶ける心配もほぼ要らなくなる。
氷の適性があれば、一番良いんですけどね。
そうじゃなくても、霊力は鍛えれば鍛えるだけ増えるものですから。
通常の学校で習う以上の努力をすれば、微精霊一体くらい養う霊力は手に入るでしょう」
学校で今教えているカリキュラムだけだと、強い魔物に対抗出来ないと、伸び悩む子供の声も上がって来ていたから、ちょうど良い。
この子には実験体になって貰おう。
精霊と直接契約出来るような人が最近居なかったけれど、この子をサンプルとして、どのようにすれば契約出来るようになるのか調べられる。
「あたし、やる!」
「よし、それじゃあ契約の仕方を教えるから、放課後冒険者ギルドに来い。
それまでは雪子ちゃん預かっておくし」
「とらない?」
「盗らない。
預かるだけ」
溶けないように、精霊術で氷の容器を作り、その中に入れた。
雪子ちゃんは霊力に満ちているせいか、木の枝をブンブン中で振り回しては、氷の壁に当たってカチャカチャと愉快な音を立てて遊んでいる。
元気なのは、子供だけにしてくれ。
……それとも微精霊って、立ち位置的に精霊の中では赤ん坊のようなものなのだろうか。
その後冒険者ギルドに訪れ、両親立ち会いのもと、雪子ちゃんとアッサリと契約を交わし主従関係に置いた子供は、約束通り霊力増強の為に鍛えられることとなった。
冒険者ギルドと役所勤めの役員たちと共に。
契約に何が必要なのか、検証するヒマが無かった。
やはり相性の問題なのだろうか。
こんな幼女にみっともない所を見せられないと、大人たちは一生懸命になるし、子供は特訓の中で精霊を使役する姿を見て、自分の展望を具体的に考えられるようになる。
ムダが無くて、とても良いね。
鍛えるのが当たり前になった子供は、雪の季節になると使役する精霊を増やし、その度に周辺地域の除雪作業に一役買うことになった。
なにせ雪で身体が作られているからね。
属性なんて関係なく、雪そのものを原動力にして動くことも可能なようだ。
そうと知っていたら、鍛える必要なんて無かったんだけどなぁ。
子供はやがて成長し、沢山の雪人形を核として低位精霊と契約をし、氷の精霊が守護する大陸へと直々に招かれ、移り住む。
ここなら雪子ちゃんを作り放題だと言って、人形遊びをするかのように、それらの雪人形を使った劇を催した。
その後は増えた雪子ちゃんたちを引き連れて、全国津々浦々、あらゆる大陸を渡り歩いて、子供達を楽しませたと聞く。
その話を聞いて雪人形を作ろうとしたかの‘’賢者‘’様は、どうやら氷の精霊との相性が悪かったらしい。
時間が経てば溶けるだけの、作り主からは想像がつかない程に意外な、可愛い雪だるまを作るだけに終わったそうだ。




