トロイの戦車-Ⅰ
それぞれ思惑が複雑に絡みだす。ついに動き出した傭兵部門トロイに仕掛けられるキング。一方のジョージはクロエと共に生家に訪れていた。突きつけられる残酷な真実に彼は――
冷たい雨の降るある日。
カインはプレハブ小屋で白い吐息を泳がせていた。そこら中破れてカビの生えたソファーに横たわり、天井を見つめる。ふと、錆びついた建築階段を昇る足音が響きだして、彼はその身を起こした。
半分壊れたドアノブを回す音と共に長く伸びた足が姿を現す。足音の主はレイラであった。
かつて、キングと共に名前のない子供たちとして同じ集落で生を受けたレイラ。彼女ははだけた胸元を隠そうともせずにカインを一瞥すると、髪をかき上げた。レイラの腰まである黒く豊かな髪から、雨のしずくが流れ落ちてゆく。
幼いころから見慣れてるはずのレイラの身体が、近頃いやに甘い香りを放って映る。思わず視線を逸らしたカインは、その目を窓へと向けた。
「コマンド……本当にやるのかな。死神って今どこにいるか分からないんだろ」
「大丈夫よ、キングならこの作戦に乗るはず。アイツの甘っちょろい正義感がそれを許すわけがないもの。私達には別の任務があるでしょ。残されたトロイを守る、こんなにシンプルな話もないものね」
イブの庭、傭兵部門トロイの幹部であるカインとレイラ。彼らは今回の作戦から外されていた。ボスであるコマンドからの指示だ。それはつまり、特別顧客からの指示でもある。
トロイ壊滅だけは避けたい特別顧客の意図は至って明快。人身売買を専門とするエデンとは違い、テロリスト育成にはかなりのコストを必要とするからだ。
レイラはカインの前を素通りすると、古びた冷蔵庫を開けた。中からコーラを取り出してプルタブを引く。炭酸の抜ける音が雨音で包まれた部屋に一瞬だけ響いた。
「服……胸くらい隠せよ」
「へえ、アンタがそんな事を言うなんて初めて。私が誰と寝ようが自由でしょ。それに、コマンドとの関係なんて今更じゃない。何言ってるの?」
「……特別顧客みたいな事言うなよ、レイラ」
ソファーの革が軋んだ音を立てる。怪訝な表情を浮かべるレイラに近寄ったカインは、彼女からコーラを取り上げると何の前触れもなしに唇を重ねた。
口づけと呼ぶには余りにも幼くぎこちないカインのそれを、レイラは微動だもせずに受け止めていた。二人の肌を雨のしずくが伝ってゆく。彼女の目は見開かれたままであった。
「特別顧客と何かあった?カイン。アンタさっきから変だよ」
「別に……何もない。レイラは俺からこういう事をされて、嫌じゃないのか」
「ハァ?人間兵器に感情は必要ない。座右の銘だかなんだか知らないけど、それしか言わないアンタはどこへ行ったのよ。変なの」
レイラは奪い返したコーラに口をつけると、そのまま背中を向けてしまった。彼女の鍛え上げられたしなやかな肢体を見つめるカインの瞳に、微かな切なさが宿る。
冷たい雨は止むことなく、いつまでもプレハブ小屋に降り続けていた。
「久しぶりだね、キング。少し瘦せたんじゃないのか」
「お久しぶりです、フランツさん。ご迷惑をお掛けしてばかりで本当に申し訳ありません」
「気にしてはいけないよ。相手はイブの庭だ。私だってそれ相応のリスクは承知の上さ」
州を2つまたいだ都市部にある高層マンション。その一室がキングの新しい住まいとなった。持ち主はフランツ・デューラー。正確には彼の所有するペーパーカンパニーだが。様々な手法を用いて上手く所有者を誤魔化してある。
フランツは着ていたコートを脱ぐと、リビングテーブル近くの椅子に掛けた。長居をする気がないのだろう。挨拶もそこそこに本題へ入った。
「まだこちらに残っているアダムの子がいるだろう。アジアンタウンの診療所にいると言っていた」
「はい、あれからずっと寝たきりのままです。出来る治療に限りがありまして。もっともこちらも諸々あって、近況を確認していないのですが」
キングはハイスクール銃乱射事件と偶像の一件からここ一週間、身を潜める事に専念していた。モグリ医達から借りた目で中の様子ぐらいは確認をしていたが。ジョージとクロエも診療所から動かず、これと言った動きはない。
少なくとも、キングの目にはそう映っていた。
彼は魔術師が診療所を訪れていた事を知らない。偶像により現実とは切り離された世界に連れ込まれていたからだ。屋敷に戻ってからは直ぐにエマとあの街を去った。
偶像の能力を回収した魔術師は、モグリ医達の視覚を弄る事が出来る。キングが気づかないのも無理はなかった。
「フランツ様、紅茶をお持ちしました」
「ありがとう、エマ。おや、こいつは私の好きな銘柄じゃないか。私はコーヒーよりも紅茶党でね。君は本当に気が利くな」
「ありがとうございます。坊ちゃんはココアをどうぞ。それではごゆっくり」
頭を下げたエマはキングに微笑みかけるとリビングを後にした。今のエマにとって、フランツはほぼ初対面と言って差し障りない。彼が好きな茶葉を覚える機会などあっただろうか。首を傾げるキングにフランツが言葉を続けた。
「長居は出来ないので単刀直入に言うよ。診療所の子らを国家に託さないか。既に内閣参謀を通して、ステファン大統領からは了承を得ている。この件は表沙汰にした方が良い。マスコミを最大限に利用するんだ」
「ステファン大統領はイブの庭と接点がありますよね。講演記録などが残っておりますが」
「全くないとは断言出来ないね。ひとつ例え話をしよう。性質の悪い押し売りがやって来て居座った。穏便に追い払うために商品を買う。これも人によっては接点と映る」
「押し売りは性質が悪いのだから、商品など買わずに追い払えばよい。それをしないのはおかしい」
「いかにも。しかし、商品が票田だとしたら?そもそも『悪意で票を集める』という理屈はあっても通用しない。本当に性質の悪い押し売りというのはね、キング。商品の中に善意を混ぜておくんだ。断るだけの判断材料がない程度の善意をね」
ココアを飲み込むキングの喉元が、腑に落ちたと言いたげに動く。フランツはキングの表情を見て安心したのか、紅茶の香りに目元を綻ばせた。
「キング、君は非常に賢い少年だ。だがね、これを機に政を学んだ方が良い。奴隷を解放して回っても統治が出来ないのであれば意味がない。ポーランドの屋敷にいる子供たちのためにもね」
「仰る通りです。返す言葉もありません。大統領の件については了解しました。ただ……ひとつだけ懸念事項が。診療所の子らを見てくれている友人の存在です。彼は大統領を憎悪しています。説得はまず不可能でしょう」
「それも政だよ、キング。物事には優先順位がある。最優先にすべきは診療所の子供たちではないのかな?」
「そうですね」
「納得してくれて良かった。早速、手配に入るよ。君はこれから行かなければならない場所があるのだろう?」
「――……何のお話でしょうか」
「イブの庭関係組織と思われる武装集団の一掃を、州警察と州兵で行うんじゃないのかい?てっきり君が関与してるものだと思っていたが」
ソーサーをテーブルに置いたキングがテレビのスイッチを入れる。ニュースはまさに今始まろうとしている、トロイと州警察の睨み合いを実況中継していた。しかも、事が起きているのは元いた街からさほど離れていない産業廃棄物処理場。
人身売買部門エデンのボス、スネークを処刑した州警察が動いている。州兵まで動員して。
それは同時に、特別顧客とアンナ・キンドリーの父オリヴァー州知事の関係性も示唆していた。両者には何かしらの関係がある。知事の権限がなければ州兵を徴収出来ない。
キングはテレビのチャンネルもそのままに、マンションから飛び出して行った。このままではアダムの子らがまた無駄に命を落とす。ハイスクールの惨劇は死神の介入があったから、たまたま救われただけだ。
元来、死神とは気まぐれな生き物だ。
二度目はない。それはもう断言してもいい。
冷たい雨が降るマンションの屋上へ出たキング。彼は白マントを羽織ると、大鎌を担いで産業廃棄物処理場へと飛び立っていった。
置き去りにされたフランツは、コートに手を掛けたまま呆然としていた。一掃作戦を彼にリークしてきたのは他の誰でもない、州警察そのものであった。
州警察はイブの庭の手先だったのか。
「フランツ様、相手はイブの庭ですよ。坊ちゃんの帰りを待つ間に、我々で子供たちの保護をいたしましょう。診療所の場所は私が知っております」
ショックを隠し切れないフランツに、エマが力強い眼差しで微笑みかけていた。
時は少々さかのぼり、ジョージとクロエの二人。
彼らはもう何年も空き家になったままの、ジョージの生家を訪れていた。人が生活をしなくなった家というのは何とも侘しいものだ。ジョージの父が自殺して一家離散したあの日から時が止まっている。
埃の被った廊下には足跡が二人分残されていた。やはりジョージの母と姉は、この家に戻って来ていたとみて間違いなさそうだ。
「ジョージ、とってもきれいなお家ね。いいなあ、ここで暮らそうよ」
何1つマトモではない集落で生まれ育ったクロエが無邪気にはしゃいでいた。クロエとレイラの両親は、揃ってギャンブル狂だった。子供を売ったお金は全てギャンブルに消えてしまう。結果、雨すらまともにしのげないあばら家で彼女は育った。
両親は、中が丸見えの家をショーの場としていた。子供たちへの性的な暴力も見せ物にすれば金となる。
クロエの凄惨極まりない人生を思う度、ジョージは心を痛めてきた。自分の人生も確かに辛いものではあった。しかし今は、クロエのためにも過去を乗り越えたい。
ジョージはクロエの頭を優しく撫でると、父の書斎に足を踏み入れた。二人の足跡がそこで途切れている。
「なんだこれ……」
部屋を見たジョージは言葉を失っていた。物取りでももう少し丁寧に荒らすだろう。姉のユカリは生まれつきの盲目だ。部屋をここまで荒らしたのは、母のヒサエ・モリシタで間違いなかった。
『ブラックダイアモンド』はここにあったという事だろうか?けれども、それと姉貴の死に何の関係があるっていうんだ。魔術師とかいう死神は「行けば分かる」とうそぶいていたが。
金庫の前に雑然と捨て置かれた電話帳を拾い上げたジョージは、首を捻った。
金庫の中身は親父が自殺をした時、とうに確認したはずだ。お袋は空っぽの金庫まで開けて何かを探していた。めぼしい情報と呼べるものは、この電話帳くらいしかないのに。一体、何を探していたんだろう。
ジョージはオリヴァー・キンドリー宅の電話番号が記載されているページを破ると、失くさぬよう大切にしまった。父と親交のあった州知事なら、事情を話せば力になってくれるかもしれない。
その時だった。金庫に首を突っ込んでいたクロエが声を上げたのは。
「ねえ、ジョージ。穴の奥で何か光ってるよ」
「穴?」
はたして金庫の奥にあったのは隠し扉であった。二重壁になっていて、それが外されている。しかし母は、隠し扉までは開ける事が出来なかったようだ。
ジョージが覗き込んでも当然のごとく無反応。子供の指がようやく通る程度の穴には鍵を差し込むような引っ掛かりもなかった。
「もっかい、私に見せて」
「何回見ても変わらないぞ、クロエ」
「違うの。さっきは左目で見たから!右目なら違うかもしれないじゃない」
クロエはジョージの身体を押しのけると、いそいそと右目で覗き込んだ。彼女にとってみれば、夢にまで見た遊園地くらいの感覚なのだろう。その愛らしい姿にジョージは笑みを零さずにはいられなかった。
しかしそんな微笑ましい光景とは対照的に、事態は一転して奇妙な方向へと進展を遂げる。
「あれ?光の色が変わった」
クロエの声と共に仕掛けの動く機械音が金庫内でこだまする。次の瞬間、確かにカチリという鍵の開く音がした。二人は顔を見合わせると、その扉に手をかけた。
「開いた……」
隠し扉の中にあったのは、資料をまとめたファイル数冊のみであった。表紙には『プロジェクト・エデン』と書いてある。作成者は医師の父、ノブヒコ・モリシタであった。
ジョージが重たいファイルを取り上げると、中から写真が一枚落ちてきた。
10歳前後と思しき自分が写真に納まっている。一緒に写っていたのは、キングと非常によく似た顔立ちの幼児と白衣を着た父親。ジョージは困惑していた。写真を撮った記憶が一切ない。なにより撮影場所。何かの研究所らしいがこんな場所、見たこともない。
ジョージの本能が警鐘を鳴らし始めていた。ファイルを開くことが出来ない。全身に怖気が走って肌が粟立っている。額からは脂汗が伝っていた。
不安が伝播してジョージにしがみつき始めたクロエ。彼女が狙われる理由はこの中にしかない。それが直感で分かる。覚悟を決めたジョージは震える手でファイルを開き始めた。
(XX年X月X日:移植に人種遺伝子が関与している可能性。白人被検体死亡率98%)
(XX年X月X日:解析チームより試算結果あり。アジア人遺伝子との適合率67%。しかし、被検体が圧倒的に不足)
(XX年X月X日:ジョージ・モリシタにて実験開始。輸血量150mlより始める)
(XX年X月X日:ジョージ・モリシタ、輸血の副反応確認。エヴァの奇跡を願う)
輸血、アジア人遺伝子、移植……ノブヒコ・モリシタが人体実験に手を染めていたのは明らかであった。悍ましい記録はそれだけではない。別ファイルには、眼球移植についての研究結果がまとめられていた。
『ブラックダイアモンド』の真実についても。
(XX年X月X日:アジア人遺伝子との適合率は『ブラックダイアモンド』でも顕著。72%)
(XX年X月X日:乳児(女)に挿入成功。特別顧客へは極秘とする)
(XX年X月X日:成功体乳児(女)の眼球がユカリ・モリシタに適合可能か検査開始)
人体実験に加えて違法な臓器移植。我が子のジョージとユカリすら実験体とした男。それがノブヒコ・モリシタという医師の正体であった。姉ユカリはおそらく、この隠し扉を開けるために母親から連れ出された。
狂ってる
親父も、お袋も……
「うわあ!ジョージ!大丈夫?」
「え?」
クロエの声に反応したジョージは、鼻の下が温かく濡れている事に気づいて手をやった。真っ赤に染まった拳へと視線を落とす。
鼻血だ。鼻血が止まらない。
(XX年X月X日:ジョージ・モリシタ、輸血の副反応確認。エヴァの奇跡を願う)
ボタボタと床に垂れだした大量の血液。ぼんやりとそれを見つめていたジョージは、全ての記憶が蘇って来るのを堰き止められずに気を失った。
冷たい雨の降る産業廃棄物処理場。
その最奥で傭兵部門トロイのボス、通称コマンドとアダムの子たちは身を潜めていた。
コマンドは所謂、代理戦争の犠牲者である。それなのに、自ら志願して戦争の仕掛け人である特別顧客の駒となった。自己矛盾の権化である彼は、今日を命日と決めていた。
身勝手極まりない破滅願望の道連れは、洗脳されきったアダムの子たち。コマンドは咳ばらいをすると、淡々と任務を告げた。
「いいか、死神が現れたら捕獲しろ。お前らと同じくらいのガキだ。そいつはお前ら相手に無茶が出来ない。捕獲の如何に関わらず、今作戦の最終目的は州警察から殺されることにある。これだけは必ず成し遂げろ。全ては聖母エヴァの思し召しだ」
「イエッサー!コマンド!」
「お前らの母親は誰だ?」
「エヴァ様!」
「お前らはなんのために生まれてきた?」
「死ぬため!」
「嫌だなあ……俺たちってここにいる必要あるんですかね、先輩」
「ないと思うぞ。こっちの署長って変だよな?」
ユカリ・モリシタ殺害事件の担当であり、ハイスクールではノーマン達を確保していた二人組の刑事。ホワイト警部とブラック警部補は浮かない面持ちでため息をついていた。二人はこちらに転属してまだ日が浅い。州警察の腐敗についても、汚職程度の認識しか持ち合わせていなかった。
イブの庭との関係が濃厚とされる武装集団の立て籠もり事件。州兵を暴動鎮圧部隊として要請するのは理解が出来る。しかし、一端の刑事でしかない自分たちまで何故、特殊部隊と同じ装備で最前線に駆り出されなければならないのか。彼らはその不条理さに逃げ出したくなっていた。
これではまるで、事件に巻き込まれて死んで来いと言われているのと同じだ。
「私語は慎んでいただけますか、ホワイト警部。5分後に突入との命令が本部よりありました」
スネークを処刑した若い警官が声を掛ける。彼は通称7。警察官であり、トロイのメンバーでもあった。この州警察にはそういった警察官が相当数紛れ込んでいる。署長の命は彼らによって管理されていた。
今回の一掃作戦は、トロイによる自作自演そのものと言い切ることが出来た。
同志による潰し合いも傍から見れば、悪と正義の対立としか映らない。オリヴァー州知事は自らが掲げる『人身売買及びテロ組織撲滅』を達成した事になる。
自作自演に気づいていないキングは、アダムの子を救おうと躍起になってピエロを演じるであろう。州警察への不信感はハイスクールにおける一連の行動で確認済みだ。
今作戦の立案者はヨシュア・キンドリー。非常に彼らしい作戦内容である。若い警官7の言う本部とは、特別顧客を指していた。
上空ではマスコミのヘリコプターがひっきりなしに旋回している。プロペラ音が次第に強くなる雨音をかき消していった。突入まで後1分。
硬直しきった冷たい沈黙を引き裂いたのは、白マントに大鎌を担いだ美しき死神。キングの到来であった。
産業廃棄物処理場にいるアダムの子たちが一斉に声を上げる。
「来たぞ!死神だ!」
州警察サイドでは、何も知らないホワイト&ブラックが驚愕のあまり叫び声を上げていた。
「ありゃハイスクールにいた学生じゃないか!何が起きてんだ?!」
コマンドは今日を命日と出来る事に笑みを浮かべ、7は初めて目にするキングの姿に特別顧客見て下半身を熱くしていた。
これで役者は揃った。主役のキングも強張った表情で飛行を続けている。万事順調、シナリオ通り。トロイが予定調和の茶番劇を始めようとした、まさにその時だった。死神がもう一人現れたのは。
マスコミのヘリコプター。その乗降用ステップに足を乗せながら大袈裟に手を振っている。
想定外の出来事に騒然とし始めたトロイ。そんな彼らをよそに魔術師はヘリコプターごとキングに近寄ると、わざとらしい口調で挨拶をした。
「直接会うのはお久しぶりですな。死神界の若き貴公子、キング。私を覚えておいでですかな?魔術師です。貴方の良き友人ですよ」
ーつづくー