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いつもありがとう

作者: ななな

手を伸ばせば

届く距離にいるよ


拭いてと言われれば

涙も拭こう


涙を止めてと言われたら

少し困るけど


泣き止むまで待つことは

僕にもできるよ


誰にだって苦労があって

悲しい過去もあって

現に今悩んでて

苦しいこともあるだろう


君だけじゃないのは

僕にもわかるけど



何故か君だけが

儚くて消えてしまいそうだったんだ



強がって

我慢して

唇を噛み締めて

血が出るまで祈って


どうして

涙も枯れたみたいに

いつも瞳は此処に有らず


僕には見えてるよ

僕はここにいるよ


ねぇ、君に僕は見えてるのかな



そっと手のひらを握る

震えていて冷たい君の手を

暖めよう


そっと笑顔を渡す

固まって何もなくなったその表情に

感情開花を


そっと涙を落とした君の

ようやく溶けた心の氷土の

溢れ出た優しさを


優しく拭き取ろう


この手を離しちゃ

いけないと

思った



消えてしまいそうな

悲しい君の涙に

ありがとうを伝えなくちゃ



ねぇ、眠りにつくのには

少しだけ早いと思うから

もう少し一緒にいたいと思うのは

わがままかな


わがままでも

もう少しを許して



あわよくばいつまでも一緒にいたいと思ってる

僕の罪は許されないな

それでもいいから



もう少し君に生きてほしい


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― 新着の感想 ―
[良い点] 切な儚い素敵な詩ですね…。 素敵な詩を読ませていただきありがとうございました!
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