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誰かと誰かの会話2

作者: 松岡七海

「あいてっ!」


「…いてー、また小指をタンスの角にぶつけた…。」


「くそっ!いい加減にしろ!俺はなんて不幸なんだ!俺が何をしたって言うんだ!」


「あなたは人を殺しました」


「…!?誰だっ!?」


「そんなに驚かなくても…私はあなたの世界で言うところの悪魔ってやつですよ」


「悪魔だって!?なんでそんな奴が…俺が人を殺した?」


「はい」


「俺は人を殺してなんかいない、生まれてこの方マジメに生きてきたんだ!それなのに小さな不幸ばかり起こる!」


「あなたは前前前前前前世で人を大量虐殺しました、まるで虫けらを扱うように、その数ざっと1億人」


「前世も来世もあるもんか、仮にあったとしてもなんでそんな前のことで今苦しまないといけないんだ!」


「悪業には利息が付くのです、あなたの罪は重すぎました、現在はその利息すら支払えてない状況です」


「…くそっ、なんだよそのシステム…。パッと支払えないのかよ。」


「一括払いをご希望ですか?それはよしたほうが…」


「うるせえ!利息すら払えてないんだったらいつまでも終わらねえじゃねえか!今すぐ全部払わせろ!」


「さようでございますか…それではこちらのスイッチを押してください、それで全ては終わります」


「なんだ簡単じゃねえか。」


ポチッ…



















「世界は無に帰す、乾杯」

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