また明日も、この場所で
毎朝、高校に通うために下り電車を待っている。
待ち時間は長くても十分。それなりに本数はあるから、たいして待つ必要はない。
けれど、朝の下り線ホームには、人がいない。みんな上り電車ばかり利用するから。
――寂しくないよ。
だって毎朝、ホームのベンチで一緒に電車待ちをする子がいるから。
これは、私とあの子の、ひと夏のお話。
***
夏のホラー企画2020「駅」参加作品です。
少しでも涼んでいただけましたら、幸いです。
秋本そら
追記:ノベルアップ+との重複投稿を行なっております。
待ち時間は長くても十分。それなりに本数はあるから、たいして待つ必要はない。
けれど、朝の下り線ホームには、人がいない。みんな上り電車ばかり利用するから。
――寂しくないよ。
だって毎朝、ホームのベンチで一緒に電車待ちをする子がいるから。
これは、私とあの子の、ひと夏のお話。
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夏のホラー企画2020「駅」参加作品です。
少しでも涼んでいただけましたら、幸いです。
秋本そら
追記:ノベルアップ+との重複投稿を行なっております。
Prologue
『狭間の街』
2020/08/06 19:00
日常――朝
朝の待ち合わせ
2020/08/07 19:02
日常が生まれた日
2020/08/08 20:00
日常――県立濱風高等学校
お隣さんは噂好き
2020/08/09 19:00
約束
2020/08/10 19:01
帰り道
2020/08/11 19:00
予兆と予言と、現実と
ぼんやり
2020/08/12 19:00
あてにならない調べ物
2020/08/13 19:00
一瞬の幸せ
2020/08/14 19:15
去り際
2020/08/15 19:00
言葉の呪いと名前の呪い
恐怖と疑問
2020/08/16 19:26
(改)
吐露
2020/08/17 19:43
問いかけ
2020/08/18 19:00
言葉の呪い
2020/08/19 19:08
呪いと呪い
2020/08/20 19:00
名前の呪い
2020/08/21 19:31
新しい日常
2020/08/22 19:00
Epilogue
夜見月駅の下りホーム
2020/08/23 19:00
(改)