36話 『三番目』
彼にとっては、そこが始まりだった。
◇
水瀬透火という人間を一言で言い表すなら、それは『優秀』という言葉が相応しいだろう。
子供の時から、人並み以上に勉強が出来た。
子供の時から、人並み以上に運動が出来た。
子供の時から、人並み以上に努力が出来た。
それは周囲から褒め称えられる要素であり、間違いなく『優秀』な子で。
だからこそ、『特別』ではなかった。
特別とは、違う事。際立つ事。特異で別格である事。
水瀬はそうではなかった。
あらゆる面で人並み以上の能力を持っていたが、それはあくまで人並み以上に過ぎなかった。
それなり以上の努力を以って、それなり以上の頭で勉強すれば、学年で一桁程度というそれなりの成績を残せた。
普通以上に時間をかけて、普通以上に練習すれば、どんなスポーツでも普通以上の実力が手に入った。
中学、高校。
環境が変わる時、人は何か新しい物事に挑戦する事が多い。
だが、水瀬はそういう考えに意味を見出せなかった。
何をやっても、どうせ3年ぽっちじゃ知れている。
時間を掛ければどの程度伸びるのか。それがはっきり分かってしまった。
だから、一番初めに手を出して、一番長く関わっていた野球を常に選び続けた。
新しい何かを始めたところで、既に積み上げた野球を超える事はないだろう。
というか、今まで貯めてきた経験値が勿体ない。
そういう考えを彼は持っていた。
そんな人間なものだから、スポーツ推薦で入学した強豪校でも彼は一番ではなかった。
上級生からいきなりレギュラーを奪えるほどではなく、同じ1年ですら彼より目立つ選手がいた。
『優秀』は、上のステージに行けば行くほど『特別』に劣る。
周囲のレベルが格段に上がる高校野球という舞台において、彼は他の『優秀』たちに埋もれていった。
水瀬が捕手というポジションをやり始めたのは、この高校入学の時期である。
理由は単純で、チームで最も薄いポジションだった事。それと「使ってもらいやすいと思ったから」だ。
半ばチーム事情的なコンバートであったが、思惑通りに彼は2年生の春からチームの正捕手となった。
甲子園に憧れがあった訳ではなかったが、出場さえできれば自分の将来にプラスに働く事は確実なので、そういう意味ではそれなりの熱意を持って目指していた。
幸いな事に、同期にはプロも注目するほどのエースがいた。
自分の代で甲子園に出場する事は決して不可能ではなく、事実水瀬の所属していた野球部は、彼が3年の夏に夢舞台への切符を手に入れた。
まぁ、1回戦であっけなく負けたのだが。それでも高校野球の終わり方としては人並み以上に華々しかったのではないだろうか。
大学にも野球部推薦で行こうか。それとも真面目に勉強してそこそこの場所を目指すか。
水瀬の頭には、“自分がプロに行く”という選択肢は一切なかった。
だから、驚いた。
ある球団から自分を指名する可能性がある、と連絡された時は。
『今年のドラフトで、君を指名するかもしれない』
正気なのか?
これが最初の感想だ。
何しろ、水瀬自身はプロに指名されるようなタイプじゃない。
身体能力はそこそこ高い。プレーの質もバランスよくまとまっている。
つまりは、飛び抜けていない。
高校レベルで完成してしまっている。
そんな自分が、プロスカウトの目に留まるなんて考えもしなかったのだ。
半信半疑でプロ志望届を出したところ、本当に調査書が届いた。
そこでようやく、本当に指名されるかもしれないと実感が湧いた。
それならば、とそこからの決断は早かった。
名前が呼ばれるのならば、プロに行こうと決意した。
例えすぐに戦力外になっても、「元プロ野球選手」という肩書があれば、自分の能力なら何とでも社会で生きていけると考えていたからだ。
そうして迎えたドラフト会議当日。
本指名で自分の名前が呼ばれた時は、流石に驚いた。
指名されるとしたら育成だろうと思っていたからだ。
後から聞くところによると、この年からGMとして就任していた茂木多の強い要望があって、水瀬をドラフト5位で指名したらしい。
理由はどうにせよ、これで水瀬はプロの世界に足を踏み入れた。
目標は「一軍でホームランを打つ事」
折角プロに行くのだし、1本程度は打ってみたい。そういう気持ちから出た願望のようなものだった。
夏は過ぎ、秋は暮れ。
関係各所への挨拶も済ませ、年明けの新人合同練習もつつがなく終わった後。
水瀬らルーキーの一同は、春キャンプという形で初めてプロの世界に触れる事となる。
テレビの向こう側の世界ではない、本当のプロ野球。
顔に付いた両の目で見る、リアルの選手たち。
それは水瀬にある種の衝撃を与えた。
(はぁ~、レベル違いすぎやろ……こりゃ3年でサヨナラかね……)
NPB。世界でもMLBに次ぐ規模を誇るプロスポーツリーグ。
そんな世界にいる人間は、端から端まで『特別』だった。
だが、そんなスペシャルもここではノーマル、下手をすればそれ以下となる。
水瀬から見れば、誰もが凄まじい怪物にしか見えない世界は、実際には大量の敗者で溢れている。
ある程度予想はしていたため、絶望とまではいかなかったが、それでも「場違いなところに来てしまったな」という思いはあった。
それでも足を踏み入れてしまったからには仕方がない。
自分にできる限りの努力をし、出来る限りの挑戦をしようと、そう決意した。
しばらくキャンプが進むと、ポジション別の練習が増えてくる。
水瀬は捕手として指名された。
キャッチングの練習との事で、自分と同じドラフトで6位指名された投手と組む事になった。
というか、そいつしかいなかった。
何しろ、この年のドラフトで指名された投手はその一人だけで、後は全員野手だったのだ。
この野手偏重ドラフトが各所で批判されているのは水瀬も知っていた。
自分のような選手を指名するのもそうだが、投手を高卒一人しか獲らないというのも、イカれてる。
この球団が弱小と呼ばれているのも頷けるというものだ。
とまぁ、そのような事はどうでもいい。
同期に捕手は自分一人で。投手もそいつ一人。
同じ高卒ルーキーとくれば、組まされるのも当然だった。
特に何を思うでもなく、防具を着けブルペンに座った。
そして出会う。
今までで一番の『特別』に。
それは言ってしまえば何の変哲もない1球だった。
ただの、何も凄くないボールだった。
だが、それでも。
ミットから左手に伝わる痺れは、今までの比ではなく。
(なんッ……や、今の……)
この衝撃を言葉で表現するのは難しいだろう。
感動したわけでも驚愕したわけでもない。
実際、今のストレートを傍から見ていても何も感じないだろう。
何故なら、至ってありふれた普通のボールだったのだから。
しかし、実際に受けた水瀬だけは違った。
彼にだけ、存在を根本から揺るがすような、異常な現象が訪れた。
――――――
――――
――
この衝撃を言葉で表現するのは難しいだろう。
ただ一つ補足するとすれば、彼は出会ってしまったのだ。
(捕ってみたい。この球を、ボクが)
水瀬にとって、そこが捕手としての始まりだった。
◇
月日は流れ。若き日の情動も薄れていく。
3年で終わると思っていた生活も、気付けば10年。
生き残る為に必死だった。
勝たせる為に必死だった。
ここまで辿り着く為に、自分に出来る以上を追求し続けた。
そうして立っているこの舞台。この場面に。
如何なる奇縁か。自分が始まりに夢見た姿が相対している。
(あぁ、そう言えば……そういうお前と1軍で組みたかったんよなぁ、ボクは)
何も理由などない。
ただ初めて国奏の球を受けた時、自然にそう思ってしまった。
ただの壁ではなく、この球で、この世界の怪物どもを負かしてやりたいとそう思った。
だが、現実は思い通りにはいかない。
必ず見合う存在に、と成長していった自分と違い。
『特別』だった男は、敗者として落ちぶれていった。
あの日から5年の歳月が経ち、自分は正捕手になり。彼は燻った。
中継ぎとして復活してきた国奏の球を捕った時、水瀬の中で何かが割れた。
何の変哲もないただの球。
こんなものに、自分は何を感じていたのか。
国奏はその年、完全に1軍戦力として定着した。
長らく低迷していた同期の活躍を、口では祝い称えながらも、心は死んでいた。
ある意味、怒りすらあったのだ。
自分が惚れたあの球を。自分を変えたあの球を。
この男は色褪せさせた。
これでは自分は何の為にここまで来たのか。
そう感じていた自分すらも、もういない。
あれからさらに5年が経った。あの日からは10年経った。
青臭い感情と決別し、この生活を単純な仕事として割り切るには十分な時間だ。
打席に入る。
フォームを構え、投球を待つ。
マウンドの国奏から、白球がこちらに向かって投じられる。
すとん、と。
見惚れるほどに美しい、糸を引くストレートがコースに決まった。
『ストライッ!』
もし、この球を捕るのが自分だったら、どう思うのだろう。
あの衝撃を感じる事が出来るのだろうか。
答えは分からない。
自分はあくまでも打者としてしか見る事が出来ない。
いや、そもそも意味のない仮定だろう。
チームを離れた国奏が水瀬とバッテリーを組む事はない。
ウルフェンズに残っていたとしても、二度と先発には戻らなかっただろう。
そして、水瀬自身、もう若手の頃の情動など失ってしまった。
ただ、一つだけ。
今の球を見て、思い出した事がある。
――――自分は確かに、こういう光景を夢見ていた。
打者と捕手。
視点は違えど、向かい合う事には違いはなく。
ならば確かに。あのフォームで、あの投げ方で、あの球で。
並み居る怪物たちを切り倒す国奏の姿を。
水瀬透火は、夢に見ていたのだ。
――――と、ここまでがつまらない感傷の話。
水瀬透火という野球選手の、既に過ぎ去った過去の話だ。
憧れ、夢を見、そして目指した。それらは全て終わった話だ。
今ここに立つはウルフェンズの正捕手。一人のプロとして、この役を任され預かっている身である。
ならばこそ、行うべきは勝つ為の行動。
勝つ為の手段。
常勝の球団を支える者として、相手が誰だろうと叩き潰す責任がある。
(さて……ボクが10年で積み上げたモノを存分に使わせてもらうわ。国奏クン)
2球目。
投じられた球筋を水瀬は見て、そして見送った。
『ボール!』
低めの変化球。
ストライクゾーンからボールゾーンに落ちるフォーク系のボールか。
水瀬は手を出さなかった。
しっかりと見て、そして変化球と確信を持って見送った。
3球目。ストライクゾーンのストレートをファウル。
4球目。ひざ元に落ちるスライダーを見送る。
カウントはツーツーの平行。
(今の国奏クンの持ち球で一番厄介なのは、見たところカットボール、スライダー成分のボールやな。ストレートは待てばカットぐらいはできる。フォークは問題ない。見たら分かる。その他は実際に見てないから保留、と。ボクは右。あいつは左。一番警戒せんなあかんのはバックドアで入ってくる外角のスライダーやな)
5球、6球、7球。
素晴らしきは常にゾーンに投げ続ける国奏のコントロールか。
それとも……
「おっとと、あっぶな。手出すとこやったわ」
それらを全てカットし、8球目にきたボール球を的確に見極め、フルカウントまで持っていったこの男の打撃技術か。
無論、水瀬は初めからカット狙いをしている訳ではない。
舐めたボールが飛び込んできたら、一発で捉える準備をしたうえでカットで球数を稼いでいる。
1番と2番を打っている馬鹿どもが合計4球で処理されてしまったせいで水瀬にしわ寄せが来ているのだ。
しかし、彼が近郷の後釜として3番に座っている理由は、これが大きい。
水瀬は球数を稼げる。
初回に確実に打順が回ってくる3番という打順。当然、ツーアウトで打席に立つ場面も多い。1番、2番の失敗を取り返し、リカバーできる打者。それが水瀬だった。
近郷とタイプは違えど、相手からすれば確実に厄介な相手である。
振らず、見定め、投げさせ、出塁する。
水瀬がこのスタイルを選んだのは、自分が生き残るにはこの方法しかないと思ったからだ。
足、肩、守備、打撃、長打。
野球選手には5つの道具がある。
その中で突出した道具を用いて、プロは自分の居場所を作っていく。
だが、水瀬にはその突出した何かはなかった。
そんな自分がプロで確実に貢献していく為には、四球で出塁するという要素が必要不可欠だった。
右打者であり、足も速くない自分が無理やり打ちにいっても打率は残らない。
だが、四球ならば確実な一塁出塁権を得られる。
“出塁率の高い捕手”という己が立ち位置を確立しようとしたのだ。
水瀬のその選択は間違っていなかった。
いや、というよりは彼にとっての唯一の正解を選んだ、という方が正しい。
水瀬はプロに指名された。それは何故か?
勿論、何処かに秀でていた点があったからだ。元来重視されていた5つの道具以外の才能を認められたからだ。
何も見どころがない選手を指名などする訳がない。
水瀬は突出していなかった。目立っていなかった。しかし、彼の高校時代の監督はこう語る。
「あいつが三振したところを見た事がない」と。
野球選手に必要な5つの道具。
これを全て兼ね揃えた選手を、5ツールプレイヤーと呼ぶ。
最も優れたプレイヤーであり、スカウトは彼らに成り得る金の卵を常に探し、そして群がる。
だが、そうやってスカウトした金の卵が全て大成したかというと、そうではない。
逸脱した速さ。逸脱した飛距離を出す選手が、結果を残せず消えていくという事は常に起こっている。
これは、おかしくないか?
無論、成功した者たちも数多くいる。
しかし、前評判と比べて成功率が低すぎるのだ。
アマチュア時点でプロの数値に肉薄するほどの原石たちが、あれよあれよと脱落していく。
そういう結果を受けて、一部の者たちは気付き始めた。
――――もしかすると、野球には5つのツール以外に必要とされる道具があるのかもしれない、と。
そして、その気付きは正しかった。
近代野球において発見された、第6に数えられるツール。
野球選手として成功するかどうかを左右する重要なファクター。
それは――選球眼である。
average、power、speed、fielding、throwing、patience。
打席内自制心とも言われるこの能力は、統計的に勝利に最も貢献すると言われる出塁率に直結する。
そして、選球眼は最も判別がつきにくいツールでもある。
従来の5ツールは分かりやすかった。
目に見えて速く、目に見えて飛ばし、目に見えて強肩で、目に見えて守備が上手い。
それは周囲の環境に左右されにくく、個人で完結した能力だ。
しかし、選球眼はそうではない。
ストライクかボールなのかは審判がジャッジする。四球をたくさん獲得していようと、その選手が対戦した投手の多くがコントロールに問題があったのかもしれない。
そのスタッツが、リーグレベルに左右されていないという保証はなく、ひどく定義づけが困難なのが選球眼だ。
決して判別がつきやすい能力ではないが、それでもやりようはある。
選球眼とは、すなわちストライクの球を打ち、ボールの球を見逃すという打撃の理想に換言できる。
つまりは、ゾーン管理能力。
適切な見極めさえできれば、三振数は自ずと減る。
いくら本塁打を飛ばそうと、高校レベルで三振を量産する打者は、ゾーン管理能力があるとは言えない。
その考えで、GMである茂木多は水瀬の指名に踏み切った。
決して目立つ活躍をした選手ではないが、その三振率(K%)の低さは全国レベルの選手の中でも突出したものだったからだ。
そして思惑通り、水瀬は優秀なセレクティブヒッターとして大成した。
それも捕手というポジションのまま。
水瀬に今まで述べたような知識があった訳ではない。
彼は図らずも、自然と自分に適したプレイスタイルを見つけ出したのだ。
「…………フッ!」
9球目。
最も警戒していた外角のバックドア。
落ちてくるボールを的確にバットに当て、ファウルにする。
ジャッジする審判にも癖がある。
外角に広かったり、左打者の時には内角が狭くなったりといった具合に、各々に特徴は存在する。
NPB審判団。特に1軍公式試合に顔を出す面子に関しては、水瀬は完璧に把握している。
審判の特徴は自分のプレイスタイルに直結する上に、捕手としてリードにも影響する要素だ。
下調べしない訳がない。
(これで初回の球数13球。できれば15球以上稼ぎたいんやけどなぁ。ほんま上原のアホが三球三振なんてしよるから。これアイツの仕事やぞ)
水瀬は打席に立ち、9球国奏の球を見た。
それだけ見れば投手の調子くらい判断できる。
今日の国奏の調子は相当良い。完璧な調整が出来ていると思っていいだろう。
例えウルフェンズ打線だろうと簡単に打ち崩す事はできない。
となると、重要になるのはどうやって攻略するか。
データを用いる。足を用いる。色々方法はあるだろうが、もっと簡単で、手っ取り早いやり方がある。
つまり、疲労させればいい。
疲れれば当然パフォーマンスは低下する。
しかも、慣れていない筈の先発だ。感じる疲労はローテ投手のそれより上だろう。
そうして溜まった疲れは、今日以降の試合にも確実に影響する。
球数を投げさせる。
そして、出塁する。
四球を獲得するという事は、最低でも4球は相手投手に投げさせた事を意味する。
アウトを取られず、出塁すれば更に球数を稼げ、投手を引きずり出し、ブルペンにも負担を掛けられる。
出塁率が重要と言われる所以は此処にもある。
四球とは逃げではなく、確実にゆっくりと相手に負担をかける劇毒なのだ。
(まぁ、甘いとこ来たら容赦なくいかせてもらうんやけどな。てか、そろそろ失投してくれへんかな。もう10球近く投げてるんやから真ん中あたりにすっぽ抜けぇや)
粘る方も体力がいる。
この後の守備の事も考えて、抜け球を期待していた水瀬だったが、流石というべきか。
抜け球は来ず、10球目も素晴らしい球威の球が飛んできた。
(ボール! やけど……あぁ~しゃあないなぁ!)
外角に少し外れたボール。
しかし、今のカウント。投げさせた球数。ジャッジしている審判。
全てを加味して、水瀬は手を出す事に決めた。
このアンパイアは、フルカウントになると外のストライクゾーンが広がる傾向がある。
見逃す事はできないし、ここまで球威があるとわざとファウルにするのも不可能だ。
うまい具合に良い場所に飛んでくれる事を祈りながら、思い切りフルスイングし、打球速度を付ける。
「あー残念」
飛んだ場所はセカンド真正面。ライナー気味に飛んだ球は簡単に捕球され、スリーアウトとなった。
(まぁ、最低限は……仕事したやろ)
最良の結果は、何かしらの形で出塁する事だった。
それは叶わなかったが、自分の打席で10球。合わせれば初回14球。1番2番のリカバリーはできた方だろう。
これが、必ず効いてくる。
何しろ今日はDHなし。投手が打席に立つ。
オープナーかショートスターターか、それとももっと長い回を投げさせるのか。
どちらにせよ、点が入るチャンスは確実に来る。
自分はその時の為に着々と国奏に“毒”を打ち込む。
それが、必ず活きてくる。
選球眼の定義や解釈は真面目に書くと一万字で済まない長さになるので割愛してます。
選球眼には様々な解釈があり、アプローチも多様です。
あくまでこの作品の36話内ではこう定義してるよって理解してもらえたら幸いです。




