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あの、、、、面接は?

これはフィクションです。

というか、夢です。


某日某所

俺は面接を受けるためにとあるマンションオフィスの一室へと足を運んでいた。

株式会社DA P⚫MP

職種はITベンチャー企業。

UASを歌う職業ではなかった、、、、


スーツで面接。

当たり前なんだけど、先ず仕事場へ案内されて雰囲気を確認する。

ふーん、思ってたより三密状態でデスクワークしている。

皆さん、私服でパーカー率高め。

城⚫優似のイケメンがいた。俺の苦手なタイプだ。

しかも2人いた。ふ、双子だ、、、

でも、気さくなな兄ちゃんだった。「頑張れよ」と声を掛けてくれた。

そのおかげか緊張が少し解けた。


それで、

席に座らされる。

働いている皆さんと同じデスク。隣でなに食わぬ顔で仕事している女性もいる。案内してくれた人はこの会社の社長さん。

たぶん、まだ30代後半。ごつい体型に若干厚苦しい顔で無償髭を生やしていて色黒。趣味でバスケしているとかそういう話。

で、俺の指導係になる人が澄まし顔の女性の人。年下じゃん。

それで、社長さんも「頑張れよ」と言って隅っこにある自分のデスクへ戻って行った。


いや、あの、、、面接は?


指導係の年下先輩が澄ました顔で「じゃあ、準備して」と言ってきた。

お、面接の準備だよな。履歴書を渡すんだよな、、、今から、ここで面接するのか?皆さんいる中で公開処刑開始かな?と思った矢先だった。


俺はあろうことか自前の私服に着替え出した。

澄ました先輩の目の前で俺は奇々怪々な行動をしている。

ここで完全に夢だなーって気付くんだけど、俺は止まらない。

澄ました先輩も周りにいる皆さんも、俺は愚行を止めない。

それどころか、「早くして」と先輩は目で訴えかけてくる。

俺はやむを得ず、下も履き替えた。


床に散乱した俺が着てきたスーツ。

澄ました顔で先輩はそれを足でつつき「洗濯物に出してきて」と指示してきたので、言われた通りにした。


このあと面接が行われることはなかった。


それどころか今から働く流れになる。

そうか、今日は面接の日じゃなくて初出勤日かと納得しかけたが、マンション入る前に玄関エントランスで、インターホン越しに「本日、面接に来ました⚫⚫ですー」と、いい声で言ったことは覚えているんだけもなー。


もう、何がなんだかよくわからないまま、これからの仕事の流れの説明を受ける。

その説明の中で、雑用仕事は一週間前に入社してきた杉浦って奴から詳しいことは聞けと言われる。

男性だそうだ。

その時の澄ました顔が若干歪み眉間に皺を作っていた。

で、長くて殆ど澄まし顔先輩の説明をちゃんと聞いていなかった俺は尿意には勝てずおトイレに向かった。

澄まし顔先輩も説明に熱が入っていたらしく、額に汗を浮かべて少し休憩にすると言った。


トイレの場所は廊下に出て突き当たりにある全社共同トイレ。

この建物自体がキレイというか、少し洒落ている。清潔感バツグンだ。


で、用を足して手洗いしようと洗面所に向かった。洗面所は3つぐらいあり、先客が1人いた。左の位置にいた。

そいつは、スポーツウェアなラフな格好をしていてハーフパンツを履いていた。ふくらはぎは競輪選手並みにゴツくて日焼けしまくっていてすね毛ボーボー。

独り言をぶつぶつ呟いていて、たぶん仕事のことなんだろうけど「そうか、わかったわかった、あそこはこうすればいけるんじゃね?」と脳内シミュレーションしていた。

さっきまで行き詰まっていて気分転換したくなったんだろうと思った。

そいつが俺に気付き振り替えった時は俺は一瞬驚く。四千⚫身の後藤みたいな奴だった。あとから、澄まし顔先輩に確認したら新人の杉浦って奴だった。


で、トイレから戻ると澄まし顔先輩が「お昼食べに行くわよ」と言ってくる。もうそんなに時間経っていたのか、、、双子のイケメン先輩たちも皆飯行くぞ~とはしゃいでいる。

まだろくに仕事開始していないんだけどなーと思ったりもしたが、まぁ、初日はそんなものかと納得している自分がいた。


それで、皆さんの出発の準備が整うまで、俺は席でじっとしている。隣の澄まし顔先輩は、俺に気を使ってなのか、俺に気を使わさせないようにしているのか、いろいろ話しかけてきてくれた。

前はどんな仕事していたのか、何が得意なのか?など、、、

「というか、いつ面接したの?」と聞かれた時には夢から覚めてしまう。


いや、それは俺が聞きたいんだけど( -_・)?

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