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「しなしな品切れ」


「その商品はもうしなしなだから

 品切れということにしていいよ。

 手間かけちゃうけどついでに廃棄しといて

 そろそろゴミ収集の日だから丁度いいし。」


「そうだよしなしなになっちまえば

 俺たち用済みにされちまうんだ。

 勝手に品切れ扱いにされちまって

 ゴミの日が近づけば出されちまうんだ。


 あぁ、お前ももうしなしななのかぁ。

 怖いよなぁ、頑張って生きてこぉ。

 お前は、まだしなしなじゃないな。

 だがしなしなでなくても捨てられることもあるから

 気をつけて生きてけよぉ。


 少なくともしなしなになっちまえば

 俺たち用済みにされちまうんだ。

 勝手に品切れ扱いにされちまって

 ゴミの日が近づけば出されちまうんだ。


 お前、しなしなだから捨てられることになったのか。

 悲しいなぁ、でも頑張ったよぉ。

 え、お前はリサイクルとして出されるの?

 えぇすげぇなぁ、お前の命、輪廻転生じゃん。

 気を強くして生きてけよぉ。


 この世界じゃしなしなになってしまえば

 俺たちは用済みとされてしまう

 勝手に品切れ扱いとされて

 ゴミの日になれば暗いところに放り込まれるんだ。


 そんな恐怖が常に奥底に潜みながら

 平然と過ごすしかない訳よ。

 おわかり?」


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