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風と共に去りぬ?

両手が幼馴染みに変化した主人公ケンタ!

果たして元に戻ることは出来るのか!?

  ―――ピピピピ


  ―――ピピピピ


「ふあ……?」


 スマホのアラームがなっている。俺は手を伸ばしスマホを探した。


  ―――ガンッ!


「痛い……」


  ―――ゴン!


「痛いわね!!」


 伸ばした左手はスマホを掴めず、代わりにレナの声が聞こえる。


「この野郎! 何すんのよ!!」


 突如寝ぼけまなこな俺の目に、昨日買ったスマホのキーホルダーが突き刺さった!


「イデーー!!!!」


 ハッとして起き上がると、左手にはレナがプンスカ怒って腕を組んでおり、右手ではトモエが未だ夢の中だった……。


「うわぁ……まだこのままだったか…………」


「それはコッチのセリフよ!!」


 部屋の時計に目をやると、時刻は8時……休みなのにいつも通りアラームを鳴らしてしまったが、お陰で目は覚めた。


「……さて、どうする?」


「もう一回治し方聞きなさいよ。それも直接」


「だな」


 眠れるトモエをレナが起こし、俺達は荷物を纏め…………


「って俺が三人分持つんかい!?」


「だって私達持てないでしょ!?」


「ケンタくんファイトー♪」


 俺は渋々肩へ紐を通し、三人分の荷物を運ぶ。


「お、重い……」


 やっとこさでフロントへ行き、ベルを鳴らした。


「はいはい―――」


 例の従業員が来たところで俺はレナを奴に見せようと―――


  ―――ファンファンファンファン!!


 突如唸るパトカーの音。それも一台二台ではない……。


  ―――ザザザザ!


「違法営業及び何かヤバい罪で逮捕する!!」


「!?」

「!?」

「!?」


「あわわわわ!!」

「来い!! 逮捕する!!」


 例の従業員は瞬く間に警察官に取り押さえられ、パトカーへと連行されてしまった……。


 走り去るパトカー達。残された俺達は呆然とするしか無かった。



「…………取り敢えず歩いて帰るか」

「治し方は!?」


「また後で来よう」

「今はどうしようも無いね……」


 三人分の荷物を抱え、俺は地獄の行脚へと足を踏み出した。帰る頃には疲労困憊で今すぐにでもベッドへと倒れ込みたかった……。


「私達どうすれば良いの?」

「暫くは俺の家だな。親には電話で上手く言っといてくれ」


 そして何より俺は両手の二人を隠して暮らさなくてはいけないのだ。これからかなり厳しい日々が待ち受けていると思うと気が思いやられるぜ…………

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