おはなし
「おきろぉ~」
「ぐぅ、がぁ、どん」
「おきてんじゃねぇか」
俺はバシッと青木をたたく。
「あでっ。起きてちゃ悪いか」。
青木がこっちを見る。
「いや? 別に。ほれ、ノート」
俺は青木にホイっと渡す。
「あいあいどうも」
「今日これで終わりだろ? なんかするか?」
と青木に聞く。
「あー、ん~、そだなぁ」
青木が考え込んでいると
「おいっす~。」
と声をかけられた。
「おぉ、クルマか。」
青木が答えた。
「おすおす。ん? ノート借りてんのか。てことはまた?」
「うるせぇよ。」
青木がボソッとつぶやく。
「あぁ。わりぃ。んでなんかすんのか?」
クルマが質問する。
「それを今青木が考えてたところ」
と俺が答えると、
「いやお前は考えねーのかよ」
とクルマにつっこまれる。
「そーだな。今日はゲームでもするかぁ」
「いつもだろそれ。クルマもするか?」
青木にツッコミを入れながら質問する。
「あやいや俺はいいよ。することあるし。じゃなぁ~」
こちらの返答を待たずにクルマは手を振って歩いていく。
一瞬こちらをちらと見たがそのまま出て行った
「…」
「何だったんだあいつ。」
「ただのかまってちゃんだよ、きっと。いこーぜよ」
「決めつけかよ。つかぜよってなんだよぜよって」
青木につっこみをいれながら部屋へと向かった