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伝説のシャベル  作者: KY
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2-6 サボテンもどきと島々

未知との遭遇・・・

旅は続く、大口のいた「沼の島」から4つの島を経由した。身体能力の強化された体でずいぶんと進んでいる、植生も少しずつ変わってきた気がする。


一つ目、二つ目の島には水源となるような場所もなくまばらに草が生えている程度の島であったが3つ目の島では水源は無かったもののトゲのないサボテンのような多肉植物を2種類発見することができた。



水分に余裕はあるが、持ってきた白玉も瑞々しさが無くなってきており黄花は味が落ちる前に全て食べきってしまった。ただしモンスターの燻製肉はまだ余っており、また野犬の群れや牙付きとの遭遇回数が何故か増えていることもあり保存の利くものは無い物の食料は何とかなってはいる。


しかし、人間の欲求として新鮮な水分に富む食料を手に入れたいものだ。前々からアロエやナタデ・ココ、ゼリーやタピオカにわらび餅等々の柔らかくて水分の多い食べ物が好みであった。その点白玉は水分に富みほのかに甘く、中々に欲求を満たしてくれていたのだが、進むごとに生えている数が減ってきていた。


人間毎日パンや米、サラダやフルーツを食べていても飽きはしないだろうが毎日あまり美味しくない燻製肉ばかりが主食であれば飽きもするしストレスも溜まる。


新鮮なモンスターの肉は不思議と体に染み入る熱と共に抵抗無く食べることができる、調味料も無いし味も酷いもののはずであるが。もしかしたら体が本能的に求めているのかもしれない。


さて、今目の前には黄色いサボテンもどきと緑のサボテンもどきがある。どちらも楕円対をしていてシンプルなものだ。食べてみるべきか、それとも止めておくか。

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