The reason is still a secret.
今回やたら短いです
すみません。脳味噌フル回転させすぎてごちゃごちゃです。
すみません。
ドゴォオオオオオオオオッ
凄まじい勢いで飛んで行った柘榴は、巨大な爆音を轟かせる。
レミリアが少し放心している間に素早く立ち上がった柘榴は、いつもは涼しげな目を鋭くして煙だらけの部屋を見渡す
その仕草は、まるで獰猛な獣が獲物を探すよう。
「…そこか。」
トッ
軽い足音が一つ立つと共に、先程までそこにあった黒い姿は消える。
かと思うと、その場から一番離れている部屋の隅に再びその身を現した。
「……さぁて?何をしに此処に来たんだろうなぁ、七尾?」
「ざ、ざくろさま...」
「簡単な質問にさえも答えられなくなっちゃったのかぁ、七尾ぉ?...っんでここに居るんだよ、来んなっつっただろ?」
「ざ、ざくろさま。おちついてください、ななおはすぐにかえるです。それよりもレミリアがびっくりしてげぶら!?」
「テメぇみたいなカス如きが、レミリアの事名前で呼んでんじゃねぇよ、脳天から釘打つぞ」
「ごめんなさいざくろさま….」
「っぜぇ。」
柘榴の怒号が飛んでいる間に、土ぼこりは晴れてしまった。
くっきりと姿が見えるようになって、柘榴はしげしげと会話していた相手の姿を見る。
『七尾』と呼ばれた随分可愛らしい子供を。
「ざくろさま」
「死ね」
一瞬で、先程まで少し期待をしていたような顔が崩れる
今にも泣き出しそうな七尾に、呆然と見ていたレミリアがそっと寄り添った。
戸惑いながら、少し柘榴に視線を投げることを忘れずに。
「七尾君、大丈夫?」
「だまれ牛女!!!そのみだらな体でざくろさまを誘惑しよーとしているのは、おれに筒抜けなんだぞ!」
「七尾。」
「はぃ、ざくろさま。」
なんともおかしな奴である。
ここまで口調が変わる変人を、一体誰が知っているというのだろう。
七尾の容姿は、主の姿を丁度小さく縮ませたようで、髪の色や瞳、服装が違っていなければ兄弟に間違われるだろう。
最も、柘榴は全力で拒否するだろうが。
燃え盛る赤い髪は柘榴と同じ長さまで束ねられていて、瞳は深い海を思わせる緑。
服装はどうやら着物のようで、主人と同じ黒い着物は豪華にも金糸で細やかな刺繍が施されていた。
うぐうぐ。
七尾くん全然分らない。
そして柘榴ちゅわんが動かない。もっと軽やかに動いて!!!!