異世界編 2-44
作者はアホです。あり得ない書き方をしてしまいました。
今回は、携帯で見ると長いですがパソコンで見ると短いです。
風の精霊王は何故か異様に好意的だった。
『ねえ、君ってあの娘の知り合いでしょ? あの娘はあの娘だよほらあの娘。わかんないかなあほら黒い髪で黒い目のあの娘。あ、やっぱり知り合いだったみたいだね、うん、間違ってないみたいで良かったよ。私たちはあの娘には凄く感謝してるんだ。何ていっても消滅の危機から救ってくれたんだからね。あの娘がいなかったらきっと私たちはとっくにこの世界から消えてしまっていてもおかしくないんだけど、今までお礼に行かなかった理由はどうしてかアリバっさんがあの娘の事が嫌いみたいでね? 会いに行くのを許してもらえなかったのさ。だから今ここで君を通してお礼をいっておく事にしたんだ!別に受け取ってもらえなかったらそれはそれでもう一度私の方から精霊王代表としてそちらに行く予定だから別に良いと言えば良いんだけどね。あとさ、そろそろ首と手首と足首と背骨と腰が痛くなってきたんだけど縄を解いてくれないかい? あ、だめ? ならしょうがない、もう少し我慢することにしよう。なんだか少しずつ気持ち良くなってきたし。何て言っても今まで私をこうして縛れる物なんて聞いたことがないからね。これが私の初めてになるのかな? 初めては痛いものだけど相手のことが本当に好きなら心地よいものだって聞いてたんだよね。あれ、そうなると私は君のことが好きだと言うことになるね? 三つ指をついてみていいかい? っと、縛られてるからできないんだったね。なんだかこうして自分の体に食い込んでくる縄と痛みが心地好いを通り越してもはや愛おしくなってきたよ。私を縛れるものなんてアリバっさんの命令くらいなものだと思っていたんだけど、まさかこうして人間に縛られる時が来るなんて思っても見なかったよディオさん。どうして名前を知っているかわからないという顔をしているね。簡単さ、名前を知っているのは私が風の精霊を統べる風の精霊王だからだね。風の精霊はこの世界のどこにでも存在するのさ。そして私に必要な色々な情報を集めてきてくれるんだよ。今回の召喚や君達の事も少しは知っているよ。なにしろ私は風の精霊王だからね。この世界の大雑把な均衡と存続にしか興味の無いアリバっさんとは違うのさ。アリバっさんはこの世界の事があまり好きではないらしいけど、私はこの世界が大好きさ。ああ、そう言えばディオさんとナギ殿は魔王を倒しに行くんだっけね。それで私を含む精霊王を探してたわけだ。うん、もちろん力を貸してあげよう。アリバっさんにも命令されてるし早めに終わらせた方が良いんだろうけど、ってそう言えばナギ殿は処女かい? って恥ずかしいのはわかるけれど殴らないでおくれよ痛いじゃないか、興奮して濡れてきちゃったらどうするつもりだい? それにこれは結構大切な事なんだよ? 処女の娘だったら更にそうなんだけどナギ殿は純情そうだしね。と言うわけでナギ殿は処女だねわかってるよ。大丈夫別に大したことじゃなくってちょっとナギ殿と私の唾液を交換しながら舌を絡ませ合わないと契約ができないと言うだけだから。ついでに契約する時には私の舌を千切れない程度に強く噛んでくれると最高だね、とても興奮する。あふっ♪ 痛いよ御主じ……ディオさん。おや? 今何を言いかけたかって顔をしているよ? それは秘密さ、恥ずかしいからね。まあそんなわけだから初物は好きな人のためにとっておくと良い。私は実は結構暇だし、他の精霊王達とは違って大陸を離れられるからね。契約したくなったらいつでもどこでも呼ぶと良い。すぐに駆けつけてあげるよ。さて話は変わるのだけど、御……ディオさんにお願いがあるのさ。なに簡単さ。それに悪いことではないと……ああ、わかった本題だね。ううん、こうして拘束され自由を奪われている状態で命令されるのは気持ちがいいね。頭の中が蕩けてしまいそうだよ。と、言うことでペットを一匹飼ってみないかい? 名前はウルシフィって言うんだけどね。いきなりなんだって顔をしているから言うけれど、大したことじゃない。餌もいらないし躾もそこまで必要ではないはずさ。ただ少しおしゃべりだが、実力と利便性は折り紙つきさ。できるなら首輪と鎖で繋ぎながら優しく酷い事をしてあげると悦ぶから、ちょっとした、っはぁんっ♪ そ、そうだよそうして苛めてあげて欲し、くふぅっ! い、椅子にされてるぅっ♪」
とりあえず縛られたままの風の精霊王の背に腰を下ろしてみたのだが、精霊王は余計に興奮したのか甘ったるい声をあげている。
私の隣にナギ殿も座るが、少し居心地が悪そうだ。
それもそうか。今私たちの下にで椅子になっているのがこの世界の四大精霊王の一体、風の精霊王だというのだから。
しかし精霊王は何も言っていないのに私達が座りやすいようにと体の位置を調整している。当然、その息は荒い。
………………駄目だこの精霊王。はやくなんとかしてやらないと…………。
風の精霊王はクール系(?)お喋りマゾ。
ちなみに、彼女の雛形は昔にとある場所で見たアグレッシブな佐々木さんです。
涼宮ハルヒ出演の。