母からの最後の手紙
この手紙をあなたがみる頃、私はきっとこの世にはいないでしょうね。私がいなくなった後、あなたが無事に生活を送れていることを祈ります。
あなたは小さい頃から考えることが好きで、行動に出るのが遅い子でした。私が若い頃はずいぶんそれに頭を悩ましたこともありましたが、年が経つにつれそれも個性だと心のなかで納得しました。
私の心配は、あなたが働かなくなった時に的中したように思います。この世を去るときまで説教をするつもりはありませんが、あなたの生活が心配です。
確かによく考えることは大切かもしれません。
お母さんの場合を話しましょう。
私は行動してから考える性格だったのです。子であるあなたとは正反対のもので、今思うと笑ってしまいますね。動いてみないと何も分からないと、お母さんは思います。それも一面的な見方だとは思いますが、あなたから多くのことを学んだ身としては、あなたも私から多くを学び取れるでしょう。
考える前に動きなさい。それが私に言える最後の言葉です。
この世にあなたを残して去ることは、とても息苦しい。でもあなたは優しい自慢の子供です。私がいなくても立派にやれると信じています。
私の子供に生まれてくれてありがとう。また会えたらいいね。バイバイ
お母さんより 〇〇ちゃんへ




