絶対に続きが読みたくならないミステリー~終わってるルビを添えて~
ある日、男が殺害されているのが発見された。もちろん、犯人は不明。
そこで、名探偵である、私が呼ばれたのである。
現場を確認する。遺体は大きく出血しているが、凶器は見当たらないし、それらしい痕跡も見つからない。死亡推定時刻は、13時くらい。
集められた容疑者ひとりひとりに聞き取り調査をする。
まず、被害者の妻。
「私は、その時間、剣道場で回転切りの練習をしていました」
多分無罪。
続いて、散歩をしていた、目出し帽の男性。
「私は強盗にしか興味がありません」
確かにそうっぽい。無罪。
最後に、被害者の会社の部下。
「確かに、彼はムカつく男でした。しかし、殺したいとまでは思っていませんでした」
ふむふむ。
分かったぞ!!
後は動機だな......
次回、解決編!! お楽しみに!!
解決編はありません。是非、読者様が解決してみてください。