第二話 放課後のバス
放課後俺は帰りのバスに乗っていた。
バスの中を見渡したが席は一つしか空いてないらしい。
しょうがないそこに座るか。
俺はそこの席に座った。
「あれ、風間くんだよね」
どうやら隣の人は俺の事を知っている人みたいだ。友達が少ない俺を知っているということは、クラスメイトか変わり者だろう。そう思いながら横を振り向くとなんとあいりだった。
「いやぁー、すごい偶然だね!」
そう言っているあいりの顔を見てみると、頬が赤く髪をいじって何か落ち着かない様子だった。
「どうかしたか?」
「い、いや、なにもないわよ!」
そう言ってあいりは窓の景色の方に顔をむけた。
(俺あいりになんかしたっけ、、、)
まあいいこれでようやく漫画の続きが読める。バックから漫画を取り読み始めた。
そう漫画を読んでいる途中また話しかけられた。
「風間君って好きな子とかいるの?」
俺は驚きすぎて手に持っている漫画を滑らして落としてしまった。
まさか俺の事が好き?なのか、、、いや絶対にない。ただ話す話題がなくて聞いてきただけだ。うん。それだ。
「いないぞ」
そういいながらあいりの方を見ると、アニメで見る顔の下からどんどん赤くなっていくやつになっている。
「そっか、、、」
「うん」
「私降りるね」
そういってあいりはバスから降りて行った。
てか、あいりが今までこのバスを使っていた記憶がないのだが。まあ考えるだけ無駄だ。俺は漫画の途中を読み始めた。
不慣れですが頑張って書きました!
読んでくださる方がいると大変うれしく思います!