1/6
第一話 傘から生まれた出会い
放課後雨が降っている中あいりが傘を持たず校門の横の大きな木の下で雨宿りをしている姿が見えた。
(可哀想だから傘貸してあげるかぁ)
「この傘使って」
「ありがとう」
たった5文字残して帰っていった。
もうちょっと感謝してくれてもいいのになぁと思いながらも素直に受け取ってくれたことに俺は喜びを感じていた。
次の日
「傘ありがとう」
そう言って俺の前に現れた。
俺の目を見ては言ってくれなかったが、それとなんか耳が赤いのは気のせいか。
「お前ずるいぞ、あいりと話せるなんて」
そう言って俺の耳たぶをつねってきたこいつが俺の友達の竹政陽太だ。こいつは俺がちっちゃい頃からの親友でアニメオタクだ。
「何がずるいんだか」
「あいりと話したことあるやつなんてなかなかいねぇぞ」
「それほんとか」
「あぁ、まじだ」
まさかあいりが俺に興味持ってくれてる?いやいやまさか学校1の美少女が俺に興味もつなんて、、、ないない。うん。絶対にない。
初の作品になります!
面白かったらブックマーク登録や☆☆☆☆☆の評価を宜しくお願いします!
モチベーションになります!