表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄物語2〜嘘つきナイトと姫君〜  作者: 射和まゆか
1/16

プロローグ

『お約束します、リリヤ様。私は、あなたのナイトです。必ずそばにいて、あなたを守ります。』





「嘘つき………。」


窓の外、降りしきる雨を眺めながら、リリヤはつぶやいた。

 

彼女のナイトこと、セナ・シンシアティ家の若者タクが旅立って、もう2ヶ月。行き先は、北のガリルド山と、その麓の街シリル・ガリルド。


「こんなに離れてて、どうやって私を守るって言うの?」


リリヤは、本当はわかっている。タクが、好き好んで行ったのではないことを。決して、嘘つきでないことも。


だけど、どうしても納得いかないのだ。今、ここに、タクがいない現状が。


「早く、帰って来て………。」





いくらつぶやいても、応える者はいなかった。ただ、降りしきる雨の音のみ………。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ