プロローグ
初めて小説を書かせていただきました。
ヘタクソな作品かもしれないですが、興味が湧いたらこれからも読んでください。感想や修正点をどんどん教えていただけたらと思っています。
1週間に1話投稿していきます。現在、学生なので少し投稿が遅れることもあるかと思いますがご了承ください。
プロローグ 「自分の将来、全ての始まり」
「好きだ。」
とっさに出た言葉がそれだった・・・。
叶わない恋を叶えたいと思うのは、当たり前のことだろう。
恋をしてから目は輝き態度も変わる。だが、それが叶わないと分かったらどうする?
諦めるか、諦めないか二つに一つ。
そう、俺はまさに今その分岐点に立っている。
運命の出会いがいつかは来ると信じていたこの俺に。
「ここ、どこ?」
周りは霧のような白いもやがかかっている風景が広がっていた。
ふと人間のような影が視界に入った。
その人影に近づくとそこには痩せ細った老人の姿があった。
服はボロボロで髪も白髪まみれで全然整えていないように見える。
ぐったりとして横になっている。
「おい、じーさん大丈夫か!?」
慌ててベットに近づき脈をとる。
脈がない。もう体も冷たかった。
「でも、諦めたくない!!」
「は、はやく心臓マッサージをしねぇと!!」
「諦めるのだけはだめだ!自分の人生で後悔はしたくねぇ!!」
体を軽く揺らしながらもう一度大声で呼びかけてみる。
「おい!!じーさん!!!!」
「無駄だ・・・。」
どこからか声が聞こえてくる。
冷酷でいかにも支配者のような声をしている。
周りを見渡すが、もやのせいでわからない。
「だ、誰だ?」少し怖がった様子で言う。
「私はこの世界つまり、夢を与える者だ。」
とても理解できない状況に俺は自然と変な声をあげていた。
「はひ?」
「それはどういう・・・ことだ?」
「言葉通りだ。」
「これがお前が望んだ夢だ。」
「の、望んだ?」
「貴様は一生一人だったな、ハハハッ!」
(ま、まさか?仮説は正しかったのか?)
「顔を見てみろ。」
恐る恐る顔を見てみる。
「・・・・・・・。」
沈黙しかできなかった。
数週間前のことだ。
「今流行りの将来の自分の未来の顔診断やってみた!」
「こんな感じでいいやー。」
「ムンスタに投稿っと。」
(ムンスタとは写真などを投稿していいねをもらうアプリのこと)
さっそくDMで返信がきた。
(さーてどんな反応するかねー笑笑。)
ピコン!通知が鳴る。
「確認確認っと。」
「お前老けてもダッセェ顔だな爆笑。」
軽く微笑しながら
「うるせぇ。」
と返したのが鮮明に蘇った。
その時に見た90歳の頃の自分の顔にそっくりなのだ。
動揺でなにもできないし、考えれない。
「なんだこれ、これが俺の将来なのか?
興味本位で願った俺が悪かったのか?」
自問自答が続く・・・。
「じゃあな。また貴様に夢を与える日が楽しみだ・・・。フハハハハ!!」
「おい!待ちやがれ!!」
ドンっ!後ろから誰かに殴られたようだ。
「お・・・おい。お前・・・・誰だ?」
遠のいていく意識の中後ろを振り向いた。
顔は見えなかったが、長い綺麗なロングヘアーをしている、きっと女の子だろう。
香水の香りをほのかに感じる
(この香りどこかで・・・)
(は!?あれはうちの高校の制服じゃねぇか!!)
「ごめん・・・。今は私はあなたの・・・・・。」
何か言っていたが大事なところが聞こえない。
「お・・・おい。」
意識を失った。
「うわぁぁぁぁーーーー!!」
ついに俺は大発狂をぶちかました。
目が覚めた。めまいがする。
大粒の汗が額を流れている。ベットが汗でびちゃびちゃだ。最悪な目覚めだ。
「終わった・・・俺の人生。」
「俺だって、俺だって
s級美少女と手繋いで、デートしたり、遊んだり、キスしたりする予定だったんだ。
子供の名前の候補もあったのに・・・。」
「でも俺は諦めない!ぜってぇな!!」
「後、あの女の子だ。あの子が言おうとしていたことも気になる。」
「いろいろ考えるのは後だ!よし!!ポジティブに、、だ!行動するのみ!!!!」
「やってやる!」
自分自身の未来を変えるために。
小さい頃は気づいていなかったある異変で俺は変われると信じて。
「「願えば叶うんだ。」」
そう、「夢」というごく普通なことに・・・。
初めて書いてみて自分自身すごく達成感に満ち溢れています。読者の皆さんがキュンとくるような作品を目指して頑張ります。前書きにも書かせていただきましたが、感想や修正点を教えていただけたら嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。