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あの日々がこうであったなら  作者: 巡りめぐる
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入学

結構緊張したのを覚えています。

 「田舎だなぁ」

自転車を漕ぎながらそう口に出す。

「県自体が田舎だからな。しょうがねぇよ」

隣でこれまた自転車を漕ぐ溝田が応える。辺りを見渡しても田んぼと古風な民家がぽつぽつとあるのみ。少し行けば海があり、自然に囲まれているのがいいところではあるのだが、ちょっと不便すぎる。なんせ、最寄りのコンビニまで自転車で20分。本屋までは40分もかかる。超がつくほどの田舎ではないのが唯一の救いだ。

 さて、僕たちがどこに向かっているのかと言うと、今日は4月8日。僕たちが通う中学の入学式に同じ小学校出身の友人二人と向かっている途中だ。これから僕の中学生活が始まる……!



 入学式は特に何事もなく終わった。強いて言えば新入生代表が僕と同じ小学校の子だったということ、僕のクラスの担任が女性ということが分かったくらいか。

 教室に移動し、今度は担任の挨拶。そして、

「今日は自己紹介だけやってしまいましょうか」

きた、自己紹介。無難な形で済ませようか。一発芸とか出来るようなキャラじゃない。自分の番がまわってきて、

「新島透です。三宅小出身です。よろしくお願いします。」

よし、終わった。その後も着々と自己紹介は終わっていき、担任が少し連絡を伝えて今日は放課ということになった。

ヒロインが出てくるのは次のお話です。

ちなみに溝田(実際は違う名字です)は小学校時代、象さん滑り台で焚き火をして先生にど叱られていました。

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