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プロローグ
こんにちは。巡りめぐるといいます。
初めての投稿となります。至らない点もあるかと思いますが、少し目を瞑って楽しんで頂けると幸いです。
いきなりだが、聞きたいことがある。初恋は経験済みだろうか。僕はある。中学の時、クラスのとある女の子に恋をした。だが、上手くいかなかった。振られた訳じゃない。両思いではあった。ただ、僕の心が幼かった。初めての気持ちにどう向き合っていいか分からなかった。
お察しの方もいるだろうが、今から書く物語は初恋をテーマにしたものだ。それも自分の体験を基にしたものを。創造力の無い僕はどこかで見たことのあるようなものしか書けない。なら自分の思い出を物語にしようと思った。
けれど、それでは苦い話が生まれるだけ。だから3割だけ嘘を書こう。3割だけ「こうだったらよかったな」を詰め込もう。そうしてこの作品は生まれた。
7割現実、3割理想。どこにでもあるような初恋の物語。さぁ、思いだそう。