表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/54

#47  悪戯心此処に極まれり

「グスタークさま」



サーシャはキラキラとした瞳をグスタークへ見つめる



グスタークはそんなサーシャの頭を撫でる



『んー?』



「父上とご兄弟なのだとお聞きしました」



『うん?うん、そうだよ』



「!じゃあどうしてたいじゅの王様になれたのですか!?あのっあのっ、あとっハーブティーいれてみたいです……」



グスタークは嬉しそうに微笑んで、サーシャのお願いに頷く



自分よりも年下があまり居ない環境だったのと、グスタークの性格上、サーシャのような弟属性というか年下属性そのものの存在にはつい甘やかし癖が出てしまう



まあ、リヴァストやルーシスの前では素直に弟やら息子やらの性格になるので、相手によるが



『今度教えてあげようか?選別の仕方とか』



「!はいっあっあのっあとヴォザークせんせいの好きなものってなんですか?」



『え?ヴォザーク……なんだっけ』



によによしながらグスタークは後ろに控えていたヴォザークの方へ視線を向ける



この顔をする時は、グスタークは悪戯っ子の顔になるので本当は知っているし作り方も知っている、何が好きか、何を与えれば喜ぶかはわかる



でも、ヴォザークへの悪戯心が強くてにこにこしながらおちょくるように放った言葉にヴォザークはやめてー?と近付いてくる



『グスタ酷ぉい』



『でも、俺が好きなのはあるでしょ?』



『……………リヴァー!!!!グスタがいじめる!』



好きだけど嫌!、と叫ぶヴォザーク



定期的にハディレイとヴォザークはいじられる



弄っても面白くない、怖い、なんか嫌、の代表がジレムなのだが、ジレムはいじられたいし、なんなら弄って笑うグスタークを見たい



でも、本能がグスタークへ警告する



お前、弄ったらどうなるかくらい想像できるだろ、と



ちなみに、弄っても通じない代表はウィルナスとネティフィス、ラーフェン、ゴリアテである



ネティフィスは人の話を深く聞かないし、ゴリアテもラーフェンも色々忙しくてそこまで気が回らない



『普段散々いじってんだからたまにはいじられてろ』



『リヴは俺好き?』



『あー好き好き、つーわけで俺は寝るが、グスタは今日はどうするんだ』



『んー………学院行ってみるからついてきてよ』



『……寝るっつったろうがぁ……はぁ……』



お義父さんの受難はまだまだ続く………

眠いので寝ます

夜勤だからっ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ