#45 お寝呆け中につき注意してください
皆様大変遅くなりすみませんでした
怪我の方良くなりましたのでの新章です……
「父上!」
「どうしたサーシャ」
ルーシスが父親になって、子供、サーシャ・フォン・リンディハイムが誕生したのが6年前のこと
グスタークが人間界側での大樹の王となって、眠ることが多くなった日の事だ
ルーシスの嫁は、意外で、グスタークを育てた三人のうちの一人、アンナと引っ付いた
リヴァストに散々イジられているが仲睦まじい
「あのね、外に知らない人ずっと待ってますよ?」
「………そうか、どんな人だ?」
「んー………白い服きててね、足元が花畑になってて、ぼーっとしてるの、話しかけたけど、お返事してくれなかったの」
「ルーシス!グスタの部屋を開けろ!」
「!?父上!?どうなさいました!」
ノイドがルーシスへ大きな声で声をかける
そして、ノイドが入ってくると同時にオロオロとしつつもテキパキ必要な物品を準備したり濡れタオルを準備する声などが響く屋敷
「グスタが外で倒れておった………」
「グスタっ、なんで……」
慌ててグスタークを部屋へ連れて行き、リヴァストはいずれ気が付いて来るだろう
ベッドへ横にしてもグスタークが目を覚ますことはなく、話を聞いた屋敷内にいたヘルミーナと、リューナが慌てて部屋へ駆け込んできた
「グスターク様っ」
グスタークは、それまで呼びかけられても起きなかったのにふと目を覚まして、ヘルミーナを目に入れた後、ヘルミーナの手を握ってまた目を伏せた
ヘルミーナはその手を握り返してベッドへ腰掛ける
「……どうして此方へ?」
「わからん、サーシャが帰ってきた際にはもう立っていたんだろう………サーシャ、寝たが一応挨拶しておきなさい、私の弟、此方の大樹の王のグスターク様だ」
「!たいじゅの……おはつにお目にかかります、サーシャ・フォン・リンディハイムです、グスタークさま」
グスタークは眠り続ける
ルーシスもヘルミーナも嬉しそうだ
ヘルミーナは違う意味で嬉しそうである………
何故なら、繋いでいる手をあむあむ齧られているから
リヴァストやノイド達家族やアレクにもよくやっていたことだが、懐いていないとやらない事
「父上……」
「グスタークは大丈夫だ、ただ、今日は屋敷に人が集まるから、挨拶は忘れないように、父上、私は城に行って王にグスタークが家に帰ってきたと伝えてきます」
ルーシスがサーシャへそう言いつけると、サーシャは元気よく返事をする
ルーシスはノイドの方へ振り返った
「ああ」
「サーシャ、グスタークを見ていてやってくれ」
「わかりました!」
「ヘルミーナ嬢は今日は泊まっていかれるか?」
「ええ……それにしても、長い距離を旅されてきましたねぇ、大樹は星の半分位先にありますのに」
「寂しかったんだとしたら許せるなぁ、それ以外でも全然許すが、よく襲われなかったな」
こんなボケッとしてた子供が………そう言われてみれば確かにとその場の人間、精霊、聖獣達は頷くしかない
いくら聖獣や精霊と分かってもその力を欲する輩はごまんと居るのだから
「ふふっ、確かに」
まだまだ新米さんですからね、そう優しく頭を撫でられたグスタークは微かに笑ったように見えた…………
友人の書く小説を読み、嗚呼、凄いな、となっています
私もそんなふうに皆様に読んでいただけるようにがんばります




