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#38 グスタークの記憶

グスタークは、初めて死ぬかもという気持ちを味わった



薬水の入ったガラスの世界、体内の異物、そして耐え難い苦痛



その中で、グスタークは、遠のきそうな意識をどうにか戻して戦っていた



このまま意識を失えば、きっと、次見る世界はあの赤い世界よりも、大切な人の身体の一部がないあんな世界よりも……比べ物にならないほどの絶望が待っていると解る



指先をどうにかガラスへ押し付けてもビクともしない



グスタークは泣きそうになる



だけど、助けも呼べない



側に、リヴァストが居ない



リヴァストが居ない不安と恐怖でグスタークは心に限界が来ていた



結局、グスタークにとって、リヴァストが一番の安定剤だったから………



グスタークの抵抗虚しく、静かに目を伏せて、グスタークは眠ってしまった



この先、どんな絶望があるかを恐れながら、最後に微かに見えた誰かがどんな存在かを理解しながら………










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