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#25 嵐の前の問題行動についての説教

明日は早いのでこの時間に


また明日投稿できれば


短くてすいませんが






『あ、あの子…あの子は…私の…ワタシのもの…ワタシだけを…どうして、ワタシっワタシのモノだッ』



かの精霊は叫ぶ



その事実は変えられないとばかりに



『あいつが…アイツがワタシのあの子を独り占めしてっ!!!アレクの時もっどうしてっ守れもしない弱者の分際でぇぇぇぇぇッ!!!!!!!リヴァストォォォォォッ!!!!!』



時を同じくして…バタディーク…とある居室にて…その叫びが届いたかは知らないが、リヴァストが悪寒に身を震わせる



『なんだぁ…………』


リヴァストは部屋から見える空へ目をやり、頭を掻く



正直嫌な予感と不穏な気配しかしない



そして元凶がグスタークのような気がしてならない…



とうのグスタークは魔法鞄へ荷物を詰め込んでいる真っ最中である



「どうしたの、聖獣でも風邪とか引くの?」



『知らん……だが、嫌な予感はする』



「理由は分からないの?」



『分からねえよ…分かりたくもないけども…それで、準備は出来たのか』



正直、不穏過ぎて気にしたくもないが、グスタークを独りにしてしまうのも不安だという事でリヴァストは頭を振って紛らわせる



厄介事はこの際起きてから……………起きてから対処できないものは諦めてその時に処理することに決めたがその方が面倒な気がしなくもない…が、そうしようと決めた



「あ、うん、ハーブも入れたし、ラディロットもあるよ、後は出発するのみ」



『護衛はどうなってる』



「え?」



『……………は?』



二人の間にしばらく静寂が訪れ、鳥達の囀りが聞こえてくるようだった



リヴァストはワナワナと震え始め、グスタークはそっぽを向く



「えへー、居るわけないよね」



グスタークは後何か果実持って行こうかなぁ~、と鞄を漁る…が…



『グスタァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!』



「うえええええええええんッ!!!!!うるさぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」



当然、リヴァストから事はアルブエストやヘルミーナ、家族に伝わり、懇々と出発日まで説教をされ、エディ、カイウス、そしてヘルミーナのパーティーメンバーと国王育成寮からそれぞれの世話をしていたメイド、執事同行で許可を出されたのは言うまでもなく…



そして、リヴァストから言われ、そのメンバー同伴で16柱の精霊、聖獣との処理の場に参加する事も決まり、グスタークは拗ねたし、無言で国王の前でリヴァストの腹に大穴を開け、右腕を吹き飛ばしたが、リヴァストが折れる事は無かった…



それを見たヴォザーク、ハディレイ、ゴリアテは息を詰まらせ、その日その場に居なかったウィルナス、ナタリシアは小首を傾げた



国王を含む上記のメンバーはリヴァストに謝罪をしまくったものの、さして気にして居なかったのか身体を再生させて復活



グスタークと、まるで親子喧嘩を見ている気分になった…と後にヘルミーナは周囲と家族に愚痴っていたとか…






リヴァストとグスタークの感覚は実際親子感覚なので双方罵り合いは結構怖い事になるが、必然的にグスタークの方がリヴァストに大切にされているという過信(事実)があるので負ける事は無いです

リヴァストは息子可愛さにがっつり本気に離れない方です

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