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#15 もし違えれば……

友人と通話してたらこんな時間だよ





『16柱の1柱にして、生死を司る精霊、レジムがグスタークの魂を連れ去った可能性が高いと我らは話し合いで出た』



ハディレイはそうやってアルブエストに話す



アルブエストは少し悩むように顔を伏せる



実際、レジムという精霊は気分で気に入った人間の魂を抜きとって自分のものとする存在



あれほどまで強い力を持つグスタークを気に入る可能性は大いにあると考えられた



「で、では、あのジレム様に祈りを捧げれば如何でしょう」



『ふん、そんなでアレが一度気に入った魂を手放すものか………アレの神殿へ向かう、お前達も付き合え』



ジレムはウィルナスを超えるとさえ言われている自由な存在



そんな存在が他社の言葉なんて聞くわけが無いのだ



「おっお待ちをっ、それは我らを」



『お前達は勘違いをしているだろうが、グスタークを取り返すためには、グスタークの嫌がりそうな事は排除する、だがまあ、贄扱いとして連れていけば、アレも出てきそうだという理由よ』



贄、そう嘘をついて連れていけばいい



嘘を見抜く力はジレムには無いのでそれに釣られて出てくる可能性は大いにある



『けどアイツ量より質だぜ』



そこでウィルナスが久しぶりに口を開く



そう、ジレムは質に拘る



だから本当に釣られるかは解らない



『そこは何とかなる、グスタークの兄は色は違うがグスタークの魂同様に清らかだ、清らか過ぎるとも言うな』



『ああ、なる程、綺麗な魂好きだよなジレム』



『そういう事だ』



ウィルナスもそれで少し落ち着いてきたのだろう、グスタークの眠る部屋へ凄い勢いで駆けていった



もう俺居なくてもいいだろ!とばかりに



グスタークが心配なのは分かるが我慢できなくなるのが早すぎる



「で、では、せめて2日ほど猶予を」



『2日だ、それ以上は待たん、もし準備できなければお前達を殺してその魂をジレムに捧げる』



「畏まりました」



ハディレイも、話は終わった、とグスタークやリヴァストの居る部屋へと戻って行った……











これで16精霊聖獣柱のうち名前まで出たので10名ですね

ヒロインが……でない!(いるんですが事情が……)

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