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さよならの向こう側  作者: はな
サクラ舞う
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1


最愛の人を残して逝くのと

最愛の人に先に逝かれてしまうのと


どちらが悲しいのだろうか。




友達が居ない訳じゃないけど、ずっと前から決めていた。


『可哀想な子』


そんなレッテルをずっと貼られて来た私には、偏見のない自由な場所に行きたかったから。




「梓と別の高校なんてヤダよ」



そう泣いている友達をありがたく思う。



「梓だけ遠くなるね……」



淋しい顔で俯く友達をありがたく思う。



「ずっと友達だよ」



そう言う友達の言葉は真実だけど、真実じゃないってことぐらい知っている。


今はそう思っていてくれても、共有するものが少なくなって行けば、自然と距離も生まれてくる。



「淋しくなるけど……」



私の言葉も真実だけど、真実じゃない。


そう思う私はある意味『可哀想な子』なのかもしれない。




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