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機械人間と魔族の世界  作者: 蒼さん
1章 魔族の住む世界
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狼との戦闘

「できるだけ戦闘は避けたかったんだがなぁ」

狼のような生き物に囲まれてしまい、逃げ道が無くなってしまった。だが、そんな状況でも理性を保ち、冷静に状況を把握していた。


そもそも、リアは軍の中ではかなり強い部類だった。なぜなら、金属をほとんど自由に操るという事が可能だからだ。リアはこの能力を「still control」と呼んでいる。製錬から切断、あらゆる加工などを瞬間的に行ったり、金属を浮遊させて飛ばしたり引き寄せるといった、優秀過ぎる能力を使えた。

そんな能力を持っているからこそ、リアは余裕でいられた。


牽制が続く中、遂にリアの正面に立っていた狼が飛びかかってきた。すかさず、リアは、狼の頬に右手で弱めの平手打ちをかました。

左の方向に狼の体は大きく吹っ飛んだ。

いくら弱く叩いたとはいえ、身体は金属でできているため、その威力はある程度速い速度で硬球の野球ボールがぶつかった様な衝撃だろう。

吹っ飛ばされた狼は、軽い脳震盪(のうしんとう)を起こした様で、うまく立ち上がる事ができていなかった。

この光景に、仲間の狼は少し気圧(けお)されていたが、逃げ出すものはいなかった。

「仕方ない、少しだけなら相手してやる」




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