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機械人間と魔族の世界  作者: 蒼さん
1章 魔族の住む世界
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異変の気付き

「おかしいな、確かこの辺りに街があったはずたが…」

開けた野原を4時間ほど歩き回ってはいるものの、景色は4時間前とほとんど変わっていなかった。

「これだけ歩いて地平線しか見えないって…あり得ない。俺が戦っていた場所はこんなに開けてはなかったぞ。それに…」

リアは周囲に目を向けた。

「こんな草、見た事ないし、あんな変わった動物も見た事ないし、そもそもこんなに広い野原なんて無かった…ん?」

そして、異変に気付き始める。そして一つの疑惑が生まれた。

(もしかしてここは俺の知っている世界じゃない…?)

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