表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩、的なもの

Cry night

作者: だくさん


空の箱に手をいれるとそこには当然のようになにもなかった


虚しいかい?でもわかっていたろ?

――虚しいよ。でもわかっていたよ


僕は虚空に言葉を投げて両手でそれをもう一度捕まえた


夜空に映る月はどこにあるんだろう


きっとみんなが暇つぶしに空に向かってライトを照らしてるんだ


その光を遮るように両手を広げて、僕は地面に寝そべった


暗い暗い


はあ・・・・・・と溜息を吐くように息をすると胸のあたりが軽くなった


なにを悩んでるんだろう


なにもわからない


昏い昏い(くらいくらい)


そんなこともわからなかった


自分のことなのに?


もういやだ、またわからない


cry cry


こんなに辛いのに泣けないなんて


カサカサと揺れる叢が僕の身体を撫でまわす


何度も何度もついた自分を守る嘘が今度は自分に襲いかかった


そうだよ、それであってる、違わない。


僕は大丈夫だ。


またそうやって自分に嘘をついて奮い立たせる


――自分に嘘をつくのはやめろよ


――嘘ついてるって一番最初にバレるのは自分だぞ?


関係ない、関係ない


僕は堅くて強い


大丈夫大丈夫、平気平気


手元にあった雑草を引きちぎって、ばら撒いて僕は起つ


できるできる、それでいい


僕はまた自分に嘘をついて空白を喰らった


おいしいおいしい


道化のように嗤って僕はまた動く


嗚呼、楽しい


なんだか笑いが止まらなくなった


このままずっと笑えていたらいいのに


冥い冥い(くらいくらい)


仮面をつけた僕は月の下で踊りだす


ねえ、君も一緒に踊ろうよ


泣いてる少女に手を伸ばし、僕は優しく囁いた


へいきへいき、大丈夫。


少女は笑って踊りだす


「このくらい大丈夫」


弱い僕らは笑って手を取り合った


cry cry


明日は晴れますように


月が笑う夜空から、ぽつりと雨が降り出した


始めてpcにぶっつけでぶちこんだのでちょっといつもより文体おかしいかもしれませんがご了承を


はてさてどこからどこまで嘘なのでしょう


What will I want to cry?

I wish and want to cry.



TwitterID:@dakusanno

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ