【夜ふかしの場合】理想の部屋
文責:夜ふかし(窓寝)
月明かりの入ってくる大きな窓。と、そのましたにある大きなベッド。
憧れが明確にあって、それはちびうさちゃんの寝室。ベッドの置いてあるあたりだけ、一段高くなっているのも、いい。ああいう段差のあるお部屋はかわいい。
寝具は真っ白かほんのりピンク色の無地で、縁にひらひらがついているといいな。それも、ちびうさちゃんのみたいに。
月明かりを浴びながら眠れると思うとほっとする。心象風景なのかもしれない。
月が、今よりもっと大きかったらいいんだけど。
夜以外いらない。
私たちは遠い昔、ここではない別の星で、もっと大きな満月を見ながら暮らしていたんだって。
私は一人で、月が綺麗に見える崖の上で、時間を過ごすのが好きだった。
みんなで焚き火を囲むのも楽しいけどね。ちょっとだけ「みんな」の輪をはなれて、自分は一人きりじゃないっていう気配を感じながら、一人になるのが好きなの。
雰囲気だけの孤独。孤立じゃない。
賑やかさの周縁にいるのが楽しい。輪の中にいるようでもあり、外にいるようでもあり。たまにそのまま、透明になって消えてみたくなる。ほとぼりがさめたころにまたこの世界に現れる。
熱狂に巻き込まれないまま、熱狂の渦中にいてみたい。
でも冷静な人がひとりいると、熱狂を冷ましてしまうから。
そういうことを考える。窓辺で。
実際に持っているのはサメのぬいぐるみ。
ほしいものはセミダブルのひろーいおふとん。やわらかいのがいいな。




