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5話

「帰国手続きですか、出国手続きですか?、」

「帰国です」

「過去の在留許可証やそれに付随する...」




帰国の手続きとシェリアと

、、、この小僧の入国手続きを

グラスがやっていた


「!、、、、えへへ...」


ぶっちゃけ見捨てる選択肢

もあったが、コイツ


入国した先のことを全くもって

考えていなかったらしい


お陰で、3人中、唯一獣人語が

使える俺が

面倒を見ろと役場の職員に押し付けられた



アイツ

まだ太ももクロスしてるよ...


あれでよく

窓口も平然と対応しているものだと

最近の公務員の肝っ玉に感心し、眺める。


「なぁ、あんたらガウル王国からか?」


なんだ?

酒片手に、バンダナまいて

袖がボロボロの5人組、、、



炭鉱夫かなにかだろうか


「オタク、酔っぱらいなら

絡む相手を間違えてるぜ?」


多少の悪意を込め

挨拶代わりに睨んでおこう


「わ、悪い、


 悪気はなかったんだ。ただ何分若者勧誘に

 派手でワイルドな格好が打ってつけでな」


若者?勧誘?

なんかのスカウトマンか?

この格好で?



「ギルドだよギルド!

 ほら、最近、新規の登録が少なくなってな


 俺らはギルドの職員なんだが

 こうして冒険者っぽい格好で

 片っ端から勧誘するというわけさ」 


なるほど。

しかし本来雑務や書類整理などが

仕事の職員が、まあご苦労なことだ


「おい!!お前たち

 よくも、性懲りもなく、、、許さんぞ!!」



「おおっと、いけねぇ!

 じゃあ、お嬢さん方と

 それからおっそろしい爺さん


 興味あったらウチ入ってくれ

 籍だけ置くだけでもいいんだ」


あ、ちょ、、、!!

ったく

どいつもこいつもなんだって

あんな勇み足なんだ?


「先輩、とりあえず手続き

 終わりましたよ。


 ほら、二人にはこの在留資格ね」


俺の故郷はロザン王国、王都グランベル

のお膝元、ヘロニック区であり


グラスはそこの幼馴染でもある


下町風情溢れるいい街で

武器加工の職人街として

世界的に有名だ


さてそんな余談は置いておいて、、、


【お前、誰、

 どこ、きた?】


獣人語は苦手だ。


【俺、家族に捨てられた

 白虎の子になって生きたけど

 独り立ちをしろって】


白虎!?


俺の耳に間違いがなければ

世界に4匹しかいない神獣の名を

口にしたのか???


いやしかし、


アヤシーなぁ〜

昔こんな類の刺客いたっけ...


あの時は、確か年に3度の休暇で


暇だったから飯奢って

一緒に散歩して、部屋貸して、

生活して

やましいこと... は無かったけど、


なんだかんだで一週間遊んだんだったっけ


カミングアウトの時の

アイツの顔、、、傑作だったなwww


「クスッ,,,」


「どうしたのあなた病気?

 病気なのね

 気持ち悪いわ

 死んだ方がマシよ?」



これみよがしに流れ出るシェリアの

弾幕罵倒、


もう、絶対エイム合わせてたよね?

引き金に指掛かってたよね?



「大きなお世話だ!」


【俺、悪いことはしない、

 ここで冒険者なりたい。。だから...】


「グラス、あれよろしく頼む」


「了解です」


グラスはそういうと少年の前に立ち

ある魔法を唱え、

彼の後頭部が光り始めた


「うわぁあー、あ、、!!

 って、俺人語話してる!?」


「ああ、これで話しやすいだろ

 グラス、ありがとう」


「いえ、この程度

 あなたならしょっちゅうですから」


ほ、本当に申し訳ない

いや、これでも一応反省してるんだよ?


「で?、どうしてあの場にいた?」


「ずっと、国を渡る隙を窺ってはいたんだ

 だけど隠密はどうも苦手でよ、


 いつも気づかれては

 逃げ回ってたせいで、警備が厳しくなって

 どんどん入るのが難しくなっちまって・・・」


なるほど、警備兵たちがやったあのとんでもない荒技は、

コイツが最近ウロウロしてたせいで警戒態勢になってたからか


「でも、あの時

 鳥肌が立つみてぇな

 やばすぎる気配を感じて

 これはいくしかねぇ!!


 って意気込んだら」

俺たちの逃亡を見てしまったと・・・




なんてこった!!!



「すごかった!とんでもねぇ魔力の塊が

 ドッカァァァン!!って柱見たく

 森林から飛び出した時は


 度肝抜かれたんだ」


「な、波??」


訳のわからない様子を示すシェリア


その時...


ーーーーーーーーー!!??


「おい坊主

 隠れてる右目見せてみな?」


やっぱり、グラスも勘づいたか

グラスは彼の前髪を分け

彼の目をじっと見つめる


「せ、先輩これって」


「流紋眼か!」


まさか、こんな、、

いやしかし、白虎の子と言われれば

納得がいく


「え?、なに

 この眼そんなに凄いものなの?」

困惑するシェリア


「俺も資料でしかみたことはないが

 曰く、魔力の本質を知り


 この世のある一切の魔術を観ることができる

 その眼の持ち主の前では

 如何なる攻撃魔法見切られてしまう」


コイツがもし、一流の魔導騎士になったとして

俺はコイツの全盛期に勝るだろうか。。


「は、反則級の能力ね・・」


「俺にはもちろんですけど

 先輩に対抗しうる能力って言えば


 世界でも片手で数えるくらいしか

 みたことないです・・・」



「なあ、俺、ギルドマスターになりたいんだ!!

 爺さんたち、なんか知らないか?

 なあ、どこでなれる?

 どのくらいでなれる?」


ギルド、、、か

俺も実家に帰るし、

ちょうどいいといえばいいか

まあ、こっちとしても・・


「おいガキ、名前は?」


「ゼノ!、ゼノ=ロードスロットだ!!」


「よし、ゼノ、俺んとこに泊まるか?

 それでも構わねぇなら部屋はあるが」


「いいのか!?頼むよ爺さん!!」


最大の懸念材料だった

孤独死が回避される!!


おおっと、いかんいかん

感情が顔に出てしまっている


「爺さんではないユラさんと呼べ」


「お願いします、ユラさん!」

さて、あとはシェリアの生活場所だが。。

シェリアに視線を向ける


「私は当然、グラス様の家に」


「ああ、俺、実は・・・」



「なんで私がこんなボロ屋に

 住まなきゃいけないわけ!!!」


おお〜、

キレてるキレてる


「仕方ないだろ?

 グラスの家、グラスの従兄弟が

 住んでて

 空きがなかったってんだから」


かくして俺は小僧二人を

居候させ、新しい生活を始めるるのだ

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