06.決戦!オクトパスタ
悲鳴を上げる暇もあればこそ。
オクトパスタの群れは此方に全速力で殺到し、洞窟の入口へと群がって来た。
「『生えろ石壁、大きく拡がれ』!」
《飛杭》を数本投げ付けながら、通路の壁面を囲む様に五~六頭の『鮫頭』が突き出す。
忽ち悲鳴の様な鳴き声が響き、命ある何体かは洞窟に逃げ戻る。
オクトパスタは平たく言って巨大な蛸の魔物だ。水中でも広がる蛸墨を霧の様に吹き散らし、八本脚を鞭の如くしならせて襲って来るが、侮るなかれ。
この足、刃物の様に切れるのだ。
原理は不明だが、彼らに首を斬り飛ばされた魔法使いは少なくないのだとか。
その大きさは成人した個体で、平均して小舟程度か成人男性並みとなっている。何より厄介なのは、彼らが平然と仲間の頭上を上ってくる事だ。
入り口の狭さが殆ど障害になっていない。
「ぜ、全員洞窟から敵が出る前に減らすわよ!
『罪悪の梟首よ、夜啼きの叫び、悔悟の鉤爪を振るえ』!」
不可視の鉤爪が洞窟から這い出した大蛸を一薙ぎに引き裂く様はグラトニーの『猫爪』にも似ているが、呪文を聞く限り別物だ。
どうやらレイリースは魔梟キングアウルを発動具にした様だ。
「うわぁぁぁあ!け、剣が切り飛ばされてる!」
皆が次々と『幻の剣』を飛ばすが、効果の程は思わしくない。
敵が恐慌を起こすかもと思って控えていたが、彼らの混乱を見る限り呪詛で的を散らした方が良さそうだ。
「『抉れ』!落ち着きなさい、盾との分担を忘れたの?
ピオーネはこういう時こそ召喚獣の出番でしょう!『暴食』よ!」
四つの【卍兵】が一斉に近寄るオクトパスタを切り刻み、溢れ出る『傲慢』と『嫉妬』の呪詛が恐慌と同士討ちを誘う。
入り口付近に手を伸ばせば、数匹がまとめて肉体ごと枯れ果てる。
「う、うん!『現身よ影よ、固めて凍れ、器に宿り命を戻せ』、『ヒドラ』!
うわぁ……。一遍に冷静になる光景よね、これ。」
現れた巨大な九頭毒蛇、ヒドラが鎌首をもたげて手当たり次第にキングパスタを引き千切り出す。
意外にも薬学の三人はララバイが主戦力の様で、【三頭蛇の鞭】…………。
【三頭蛇の鞭】を呪文で蛇に変えながら、バニーが女王様宜しく振り回す。残り二人がまるで下僕の様に『石壁』や『盾』の呪文で女王様を守っている。
時々投げる様々な毒薬は効果が薄く、周りが危ないので止めさせた。
奴らだけ何か景色が違うが、網タイツじゃなかっただけ由としよう。
だがそれでもグラトニー一人の撃退数には届かない。
同士討ちとヒドラの参戦で劣勢は挽回したが、グラトニーは『スキュラ』三体を駄目押しとばかりに召喚する。
召喚獣は種族にもよるが、一つの呪文で複数体を召喚出来るので便利だ。
しかも人形呪具と違い、戦えと言う雑な指示を送るだけで勝手気侭に動くので、術者が戦いが苦手でもある程度は何とかなる。
無論、逆に言えばどれだけ極めようが、人形程巧緻な動作は出来ないのだが。
「あなたもスキュラを幾つか出しておきなさい。」
「ご、ごめんなさい。未だ一体しか《駒》に出来てないです。」
驚いて思わず振り向くが、周りも手を振ってピオーネの擁護に回る。
「というか発動具と同時進行で召喚駒って幾つ作ってるのよあなた。」
「そもそも召喚駒だって複数体同時召喚は魔力消費が凄いんですが。」
「おれピクシーでも一体ずつが限度だわ。」
そこまで違うか。
まあグラトニーも《刻印ペン》作るまで結構呪文削るのに手間取っていた。
「ふむ。それでもスキュラ一体は出しなさい。
複数使役に慣れないと、魔女の襲撃は今年中にあるわよ。」
血の従者達には共有している情報だが、予想程度なら広めておくのはアリだ。
「いやいや。……マジで言ってる?」
否定しようとしたポートガスが、渋々召喚するピオーネを見ながら確認する。
「というより、何故無いと思えるのかが分からないわ。
むしろ次は学園の施設破壊か陥落、どちらかを狙って動く筈よ。
あれほどの魔女を只の捨て駒にしてもう終わりだと、本気で思ってるの?」
「「「が、頑張りまぁ~す!」」」
薬学三狂生にも危機感が伝わったようで何よりだ。
敵も本能的に脅威を感じたようで、一旦洞窟からの流出も止まる。
「今の内に素材を確保しておきなさい。」
スキュラを一体以外解除しつつ声をかけ、一同が慌てて動き出す。
手持ちの《召喚駒》を使って無事な死体を幾つか、手持ちの駒が足りなくなりそうだったので倒した半分くらいを《封印石》や携帯鞄に仕舞っておく。
「こりゃ選別している時間は無さそうだから、回収だけにした方が良いな。」
ふむ。考えてみれば一年末から封印石を作っていたグラトニーと彼らでは、作成数でも差が開くのは当然か。何なら後で幾つか売る事も考えておこう。
ポートガスの呟きで逸れた思案を洞窟の先に戻すと、地図で見た中は数個ほどの蛸壺みたいな洞窟群の集まりとなっている。
例えるなら入り口から広場が三つ団子状に連なり、腹の大広間に他の穴が幾つかくっ付いている感じだろうか。
敵の本拠地にしては随分と詳細な地図だが、一体どうやって調べたのか。
(まあ何となく予想は出来るけどね。)
洞窟の奥からは封印術式が天井や地面を伝って伸びており、これがオクトパスタの外への大量流出を防ぎ、外へ出る数を制限しているのだろうと察しが付く。
(つまり、此処の最深部に目標がいる訳ね。)
だが馬鹿正直に、狭い穴から挑む必要は無い。
「ねぇグラトニー、それ何~?」
「《開墾の杖》って言ってね。決闘祭の折に三学年から徴収した、畑を耕したり穴を掘ったり出来る呪具杖よ。これは穴掘り専用の安物。
あなた達はそっちの出入り口から魔法を叩きこんでね。『ここ掘れ』!」
少し視点を変えて想像してみよう。只でさえ突然現れた謎の存在が縄張りを守りに行った十数体の同族を前に、妖気を撒き散らしながら次々と狩り尽くし。
思わず家に立て籠もり怯えながら様子を伺ってたら、家に穴を空けて押し入って来た怪物の姿を。
「「「「「ピィィィギギギギギギギギギイイイイイ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!!!!!」」」」」
洞窟中に耳を劈く叫びを一斉に唱和し、空気を震わせて出口に殺到し襲い掛かる大蛸の群れは、約二名を除く全ての者に恐怖を振り撒いた。
『幻の剣』が、『梟爪』が、アヴァロンが振るう四振りの『鎌』が。
次々と伸縮する凶器を振るい群がる、赤い濁流に牙を突き立て。
『石壁』の守りが削れ、『ヒドラ』すら再生よりも早く切り刻まれ続ける。
「『抉れ』!『暴食』よ!叩き潰しなさい『スキュラ』達!」
「くそ!『幻の霧よ、剣を模れ』!
何で一人の方が残りよりも楽勝ムードなんだぁぁぁぁ!!!」
(伊達に手数が違わないんだけどね。
さて、コイツらにはもう少し鍛え続けて貰いましょうか。)
魔女が来た時あっさり全滅するのも困り物。だが思った以上に暴走しているので難易度調整くらいは必要だろうか。
倒し過ぎるのは逆効果なのでと呪文を思案し。
「『生えろ石壁、堅く防げ』。『暴食よ』。
……へえ。このまま手応え無く終わるかと思ったわ。」
『石壁』を何枚か出して蛸共の進路を妨げ自分が空けた侵入口を塞いで、入口への殺到数を制限したグラトニーは、洞窟の奥へ視線を向けて満足げに微笑む。
稀に自らに迫る火の粉は『嫉妬』と『傲慢』で雑に追い散らす。既にそれらは眼中に無い。
穴倉の奥。封印の終着点。そして目的地の前。
時期が時期なら卵で満たされる、一頭だけの最も大きい大広間に繋がる個室。
そこに、恐慌に陥っていないたった一頭の。伸びてうねる八振りの足をゆっくりと蠢かせて、巨大な群れの長が這い出した。
(あら。標準個体と比べて随分と大きいわね。突然変異という奴かしら。)
それは例の長老蝦蟇にも迫る巨体。足の長さで言えば圧倒的にこちらが長いか。
咆哮。正しくは鳴き声、恐らくは狼狽えるな的な意味だろうか。
今まで我武者羅に暴れ回り呪詛の効果で敵味方の区別すら曖昧になっていた大蛸の群れが、今の一声で揃ってグラトニー以外へ殺到する。
「『盾』!『無垢なる巨人よ、総身の無双を、我が身に宿せ』!」
変異蛸が蹲る様にくねった瞬間【盾兵】を取り出し、大盾並の『防壁』が拡がる刹那に鉄砲水の様な勢いで蛸墨が叩き付けられ。
遮られた視界に紛れ、分厚い三本足が牙を剥く。
旋回中の【卍兵】が二本を抑えつつも質量差で押し切られる中。
『筋力強化』された怪力で振るった《妖刀》で一本脚だけ払い弾き、しかし返す刃は掠めるだけで手傷にはならず。
「っ!『嫉妬の緑目よ、祖は我が眼、息吹御魂一つ見逃すな』……!」
漂う黒霧は量が多過ぎて消えないのかと思いきや、視界のエーテルを遮っていると気付いて急ぎ小声で『生命感知』を発動する。
四足による左右からの時間差攻撃を力任せの《妖刀》二刀流で順次弾き、最後の一足に【卍兵】四体を挟み込ませるが。
変異蛸は手首を捻る様に衝突を弾き、下から【盾兵】に二足を叩き付けて強引な突破を試みる。
「ちっ!『抉れ』!!」
(コイツ、思った以上に戦い慣れている!)
気が逸れた瞬間に足を引き戻され、足狙いでは活かせないと【卍兵】の回転を加速させながら本体の辺りを狙う。
微細な輪郭では無く塊状にしか知覚出来ないそれは、天井に跳び上がる様に躱して四足を束ねて盾の裏側から叩き落す。
【盾兵】と【卍兵】を絶え間無く動かし、二刀で攻撃を弾きながら。それでも手数は八本脚を自在に使いこなす変異蛸の方が多い。
(こういう相手にこそ『猫爪』は効くのだけどね!)
如何に身軽でも狭い洞窟内。動き回るには手下共が足場を埋め尽くし、諸共に巻き込むには目の前の変異蛸があまりに早く邪魔過ぎる。
だが例え相手のホームグラウンドでも、手数の多さならグラトニーの方が上だ。
【卍兵】で距離を詰め【盾兵】で進路を遮り、《妖刀》と《飛杭》で執拗に変異蛸を狙い続ける。
「『生えろ石壁』!」
サメ盾が地面から出現し、獲物を噛み千切る様に壁に押し付けると、遂に変異蛸は悲鳴の様な叫びをあげて抵抗する。
「遅い!」
盾を砕くために四足を集中させた瞬間、【三彩腰帯】が伸びて変異蛸を捕まえてサメ頭を踏み台に。
全ての足を振り切って一刀の元に、変異蛸の頭部を両断した。
悲鳴を上げる暇も無く、倒れ込むのを待つ前に。
「その巨体、私の為に活かして貰うわ。」
放り投げた召喚駒へと徐々に吸い込まれていく。
「うわぁ……。でっか。」
封じ続けながら声のした方を振り向くと、どうやら彼女達の方が先に終わっていたようだ。
呟いたピオーネの声で、そう言えば取り分の相談無く取り込んでしまったなと気付くが、今回は一人で倒したし諦めて貰おう。
(そう言えば今回は結構な数を吸収したお陰で、彼らの特性も万全な形で取り込めたわね。この状態なら直ぐに『強欲』の調整も済みそうだわ。)
「そっちも大体済んだみたいね。
悪いけどコイツ、つい勢いで貰ってしまったわ。」
「え、ええ。というか別に、誰も文句言わないと思うわよ?
『石壁』でこっちに来る数も制限してくれてたみたいだし、あたし達の方が間違いなく負担少ないわ。」
コクコク頷く後ろの面々も恐る恐る解体や回収をしながら入って来るが、概ね恐々と駒に入れ終わるのを待っている感じだ。
「そ、それよりも!あたしが先に奥に行っていいよね?!」
ああ、そう言えばそういう話だったか。
「ええ。罠にだけは気を付けなさい。」
本題を思い出したピオーネが変異蛸が出て来た穴に入ると、「え……?」と呟いたまま絶句し、立ち止まっている。
「ん~。何々、どしたんだ?」
立ち尽くすピオーネに気付いて、ポートガスも中に入り。
グラトニーが後ろに続くと、ピオーネは震える手で奥を指差しながらゆっくりと振り向いた。
「ね、ねえ。グラトニーは、最初から……?」
奥に鎮座して鎖に繋がれていたのは、バラバラな巨大蛙の干物で出来た結界陣。
そしてその中心に鎮座し、祭壇の様な形で壁に突き刺さった召喚駒があった。
「そうよ。これが探し人の、大爺様の大蝦蟇大将。
あの老人蝦蟇よりも高齢なのよ?寿命も尽きていて当然じゃない。
でもこれは生前の術ね。まさに彼らを守るために、自ら囚われた術式よ。」
召喚駒を引き抜くと、壁中の血文字術式と共に蛙の干物が朽ちて砂になる。
「でも!でもこんなのって……!」
『……あ、あの~~~。……そろそろ、良いかの?』
とても気まずそうな声が、洞窟内に響いた。
何となく中に入って来た全員で周囲を見回す。が、生き物の姿は無い。
『あの。儂も凄く……、気まずいんじゃが。』
声はグラトニーが拾った召喚駒から聞こえた。
「「「……?」」」
取り敢えず全員の顔を確認する。
「喋る召喚駒って、あるのかしら……?」
「常識が壊れる音がしますね。というか普通に怖い。」
『いや。そもそも、普通の召喚駒という奴でも無くてだな?
あ~儂の事は知っとるようじゃが一応自己紹介するで。儂は大蝦蟇大将・悪紋字というモンじゃ。
察するに儂の息子や孫達に頼まれて来たって話であっちょるか?』
「そうね。けどそっちの事情を簡単に説明してくれると助かるわ。」
おおきにと改まった悪紋字曰く、自分は昔異界で暴れ回った挙句退治された、大蝦蟇の悪霊だったという。
当時は人を憎むだけが人生で、何故憎んでいたかも今は思い出せない。
だが向こうの侍に退治された際、何の弾みか死体が落とし穴に落ちてこの魔法世界に迷い込んだ。
そこで出会った魔法使いによると、多分何かの術の媒介にされた跡があり、折角だから成仏するまでの余生をこっちの同胞を守って暮らしたらどうかとこの洞窟を紹介されたと悪紋字は語った。
「つまり、あなただけは最初から死霊だったのね。」
『おうよ。というか、嫁も息子達も最初は何も話せなかったんだがのぅ。』
だが聖地という場所にいたせいか、マナの影響で当の魔法使いも驚くほど長寿に育ち、手狭になった際に折角だからと別荘の方も譲られた。
地図にある今の〔蝦蟇御殿〕の事だ。
だが何処かで他所の魔法使いが魔法生物の創造に失敗し、当の魔法使いを吸収して進化して新種の魔法生物オクトパスタが誕生。
無差別に分裂し、蛙達を餌として次々若人が捕食された。
遂にこの巣穴迄嗅ぎつけられた時、大蝦蟇大将は自身が独自に考案した封印術式を用い全てのオクトパスタを封じ込める事が可能だと気付いた。
『だがまぁ、巣穴が襲われて術の欠陥を検討している時間など無い。
で。後の事は全部あいつに研究成果ごと任せて子供らを逃がし、術を発動させたんだがのぅ。
問題は術を維持するために、核となる術者が駒に封じられる必要があった。
で。今迄ずぅっとここを離れる事も出来ず、此処で術を維持していた訳だ。
……ただ、のう。』
「ただ?」
『連中、もう普通に適合して、普通の魔法生物と化しておる。
というか、普通に繁殖する魔法生物に進化した奴は、この結界では捕らえる事が出来んのよ。
もう殆ど結界に囚われておらなんだ。』
逆にもう安全な住処を提供してないかと、ちょっと諸々に迷っていたそうだ。
「で。さっきまであった干物の方は?」
『あれは儂の元本体じゃな。結界が壊れたんで朽ちたが、既にこっちが本体同然になっておるようだ。ところでお主等、何か似た呪具持っておるの?
一つ余ってたらくれんか?ちょっと足りない部分を補強したくての。』
おや。これって。
「どうする、ピオーネ。コレ最初の選択権はあなたにある話だと思うけど。」
「え?じゃあ、これを渡せば良いの?」
どうやれば良いのかと尋ねながら、手持ちの召喚駒をグラトニーの手の旧式駒と並べて置く。
『ほりゃ!』
ぽん、と小気味良い音を立てて。掌に乗るサイズの小さな赤いちゃんちゃんこを着た蝦蟇蛙が、召喚駒の上に現れた。
「よっし!これで動けるようになった。済まんの嬢ちゃん方。
世話になった例に、何ぞ力を貸してやるが。何かあるかね?」
「その前にピオーネ、あなた彼が召喚駒として契約出来ているか確認しなさい。」
グラトニーの指摘に、悪紋字がおっと忘れてたと呟き、ピオーネ本人も駒を手に取った途端、驚いて叫ぶ。
「あ、ああ!何これ、何か見えてる景色が変!どうなってんのコレ!」
「ふむ、多分使い魔の方ね。使い魔化による視覚共有よ。」
召喚駒を用いた使い魔の作製法は、幻獣化している小動物の死体を加工する。
人格を持たせるには死霊の魂を加工すると言われているが、要は自分の意識の型を魔術的に写して魔力で満たすのだ。それで疑似的な自我が再現出来る。
「ふむ。つまり今回の事例では、この娘っ子の駒を使った事で、もう一つの駒が儂の体、人格が悪霊である儂自身と考えれば条件が一致しておる、というのか。」
自我のある存在との使い魔契約など本来起こり得ない事態だろう。
というより、死体を用いる理由が他の生き物との感覚共有が自我の混濁に繋がる危険行為だからの筈だ。
にも拘らず、感覚の共有迄成功したとなると。
「欠陥品の召喚駒を用いたからか、百年物の触媒の所為かは分からないけどね。
でも恐らく、今のあなたは悪霊では無く幻獣区分だとみて良いわ。」
というより、グラトニーには悪紋字がマナの塊にしか見えない。
「それじゃ後始末を終えて、報酬を貰いに戻りましょうか。」
本日3話投稿、中編です。
ボスキャラによるエリアボスとの対戦ですw
攻略難易度?一歩間違えれば魔女狩りでも死ぬレベルの乱戦の悪夢ですw
如何に最速で大量の壁を出して砦の様に乗り越えて来た者を順次撃退し続けるのが正しい魔法使いの戦い方でしょう。
初手守りを固められるかが全て。逆に言えば守りが固められたら、実力さえ足りてれば普通に攻略可能な範囲です。勿論淑女の会の三人なら一人でも完勝程度。
ジュリアンが来てれば全員待ってるだけで普通に勝てます。長老蝦蟇の想定より大分多かったけど、グラトニーが居なかったらそもそも頼みません。
何で飛び道具メインのスタイルで物量勝ちしてるんだろうねw




