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ガラクタの学園  作者: 夕霧湖畔
第八部 学園防衛編
170/211

第二章 誅仙陣 01.学生達の奮闘

 〔学園島〕突入の際、〔外周部〕から外れて降下した者達がいる。


『さて。お前達は此処から別行動だったな。』

『ああ。我々はこの先の〔要塞(ようさい)区〕から学園内部に侵入する。

 あそこの通路は【四竜陣】の対象外だからな。』


 歪んだ骨格の様な金属甲冑の所為で声が乱れ、常に奇妙な声で話すのは魔女狩り総大将ことカリギュラだ。彼は長年の闘争の結果、鎧が肌と溶着(ようちゃく)し体から引き剥がせない身体になっている。


 彼と今後の予定を確認し合っていたのはスキンヘッド中年ことムーンパレスだ。

 どちらも近くにいるだけでチリチリと泡立つ様な殺気を撒き散らすのは、これが全盛期の当たり前の姿だったからだと会議室を出ながら聞かされた。




 今、ジュリアン達は揃って一つの『結界陣』を用いて降下し、直接〔要塞区〕の真上から侵入を果たした。


 とは言え一同が降り立ったのは〔要塞区〕の端、外周湖が眼下に広がる建造中の廃墟の下に当たる水際、崖際(がけぎわ)だ。

 ここから全員で海中に潜るのだが、後に備えて魔法は節約だ。『人魚の秘薬』を先に呑んで『変身薬』で魚に化ける。


 順番を間違えると秘薬の方が飲めなくなるので要注意。幸いにも別段何の問題も起きずに、海底付近の凍り付いた岩場の前にまで辿り着いた。

「ここだ。封印を解く間少し待て。」


 他の四竜ダンジョンと違い、ここだけは普段入り口を封鎖されて許可無く立ち入れない様になっている。

 氷竜は他の竜より生活サイクルが特に長く、一年の大部分を冬眠して過ごす。

 そのため封印を解く事で侵入者が来た事を伝え、確実に竜を起こす仕組みになっているのだと聞かされていた。


「うえええぇぇ……、呪装越しでも寒気を感じるぞココ。」

 ポートガスの呟き通り、周囲は完全な氷で覆われた、外の温暖な水流からは欠片も想像が付かない冷え冷えとした世界だった。


 壁全体が凍り付いて冷え切った、割れ目を削った様な洞窟を時々襲って来る精霊や幻獣等を返り討ちにしながら一同は奥へ進む。


 道中殆どが《氷鹿》《雪狼》『雪兎』等の哺乳類系で、『霜蜥蜴』の様な洞窟に居そうな魔物がいなかったのは、雪や氷に強い生き物が元になっているからだと、雑談代わりに聞かされた。

 幻獣や精霊の多くは自然発生するものだが、何かしら生物の死体が触媒(しょくばい)となる事が多いらしい。


 そういう視点で【雪娘】や《雪女》に遭遇すると、世の無常を感じずにはいられない。尤も、精霊化する遭難者に癖や傾向(けいこう)があるのは、物語として伝わっていると幻獣や精霊になり易い土壌が出来上がるからだという。


 何処かの地域に怪談があると、その土地で怪談に一致する状況で死んだ対象は精神体に変化し易くなる。

 そしてダンジョンやマナ溜り周辺で増えて、やがて他の地でも精霊や幻獣と言えばその姿形の存在だと認知され、又はダンジョンを造る際に移送される。

 一旦広く知られてしまえば、他の姿形の類似性存在は産まれ難くなる。

 大体は既にある形で先に発生してしまうから――というのが定説だ。


 だが正直【ジェド・マロース】が冬将軍の異名を持ち、寒波と氷の兵士達を引き連れて現れるのを見ると、流石に妙なむず痒さを感じてしまう。

 何というか、甲冑の(ひげ)老人は流石に、流石に勇まし過ぎやしないだろうか。伝承では確か?サンタクロース亜種扱いされる霜の精だった記憶があるのだが。


『久しいな、ムーンパレスの小僧よ。

 やはりと言うべきか、どうやら禁忌戦役は未だ終わっていない様だな。』


 洞窟を揺らす声がジュリアンの耳朶(じだ)を震わせる。

 巨大な大洞窟の天井に無数の大氷柱が地上のものと繋がり、中央の巨大な氷壁に寝そべる様に、その巨大な双頭竜は首先だけをこちらに向けた。


「ああ。オレも出来ればあんたと生きている内に再会したくは無かった。

 ここの通路を開くって事は、世界が平和とは程遠い証拠だからな。」

 ムーンパレスが古い顔馴染みの様に接する姿は、常の如くしかめっ面だ。


 洞窟内に響く二重の声は、どちらも全く同一のタイミングで響く。当然だ。彼の竜は双頭ではあるが、二重人格ではない。彼の者は精霊王、二つの脳を一つの魂で統括する、一己の巨大なマナで出来た半神半獣なのだから。


 全身の鱗は剣山の様に尖りつつ重厚な強度を誇り、頭部は蛇というより獅子や(わに)に近い。鼻先には(さい)よりもはるかに鋭く丈夫な大小の角が縦に並ぶ。

 何よりその二つ首は巨体の半分以上を占める長さを持ち、巨躯を包み隠して尚も余る巨大な皮翼は氷山の様にも見紛う程だ。


 ジュリアンが他の竜を知れば、胴回りは他の竜と比べて小さいと気付くだろう。

 四つ足も少々太く短い。機敏(きびん)に動くには向かないが、反面槍の様に鋭く首の半分程に長い双尾の器用さが、侮る者の傲慢(ごうまん)さを知らしめるだろう。


 何よりも。外界でも珍しい、五百年近い歳月を生きる限りなく最古に近い高位竜の存在は、気配だけで場の全員に畏怖(いふ)の念を呼び覚ます。


『それで、そこの少年が例の運命の子か。』


 意識が向けられた。ただそれだけで圧迫感を感じる眼差しの中、ジュリアンは軽く頭を下げながら進み出る。

「お初にお目にかかります、氷竜コールドドラゴンよ。

 私の名はジュリアン、ナイトバロンの息子になります。」


『どうやら既に、我が同族の力を託された様だな。

 ならば、改めての試練は要るまい。』


 高位竜の頂点であれば、それはその地の守護者で在り、竜王という事になる。

 礼を以って接しようとするジュリアンに肩の荷を下ろせと語り、扉を開けるには暫し封印が解けるまで時間がかかると告げられる。


 折角だからと一同の知っている現状を問われ。

『……成る程な。〔議会〕も順当に、禁忌の手中に囚われている訳だ。』


「禁忌の手中に、だと?」


『気付いてなかったのか?禁忌はいつも周到だぞ。

 かつて議会を制圧した際に、脅威となり得る奴は悉く殺したが逆に小物は広く手を伸ばし残しておいたのだ。

 お陰で今権力を握っている連中は、内心では禁忌に膝を折る時節を伺う(うかが )様な連中ばかりが残った。元より禁忌は、〔議会〕を従える気など更々無かろう。』


「な、なら。前回〔学園〕制圧に時間を懸けたのは……。」


『ナイトバロンが手強かったから、というだけでは無い。

 そもそも禁忌にとって、全ての手管を封じられた事は無かっただろうな。

 そしてお前がこれから戦う相手は、その様に何重にも罠を張る。そんな輩が世界で一番優れた魔力と、才能を有している。努々、警戒を怠るな。』


「……ああ。胸に刻んでおく。」

「ところで氷竜殿、もし中の様子で何か分かっている事があれば、今の内に教えて貰う事は出来ますか?」


 そこでついと教師ドロテアが手を上げて話に加わった。顔に手を当て深々と溜め息を吐くムーンパレスを、気持ちだけでも慮っ(おもんばか )たというのもある。


『……良いだろう。先ず、どうやら【四竜陣】は完全な機能を発揮している。』


「「「なっ!」」

 それは詰まり学園の四体の竜王全てがグラトニー達に屈服(くっぷく)したという意味で。


『経緯は判らんが、元々全ての竜王が納得して〔学園〕に与している訳では無い。

 それはお前も知っている筈だぞ、ムーンパレス。』


「ぐ……。わ、分かっている。オレだって何とかしようとはしていたんだ。

 とは言え、魔女狩りであらば突破自体は出来る筈だ。」

 負け惜しみの様に言うが、逆風が続き過ぎてそろそろ見ていて痛々しい。実際に学園長が健在な時に出来る事など知れている。


 ジュリアンは同情を振り払い先々の事に視点を戻す。

 事前に聞かされた【四竜陣】の効果は二つ。


 一つは〔外周結界〕を突破して来た者を、結界外に押し流すマナ対流の壁。

 単純な結界破りでは突破した穴から圧し返した挙句、再び塞いでしまう学園全体を覆い尽くす程の膨大なマナの流れそのものだ。


 二つ目が、各ダンジョンの活性化。〔学園〕内にある全てのダンジョンのマナを増幅し〔秘密の森〕を通して学園全体を魔物が徘徊(はいかい)可能な領域に変えてしまう。

 そして当然、その魔物達は発生率が増える事こそあっても、尽きる事は無い。


『お前達は【勝利の剣】を手に入れるために〔世界塔〕への侵入を目指すと言っていたが、それに関して疑問がある。

 もしかしたら既に【勝利の剣】は誰かに持ち出されているかも知れん。

 ここ半年、我は【勝利の剣】の気配を幾度か感じ取る事があった。』


「ば、馬鹿な!アレは我々ですら触れる事は叶わなかった始祖の至宝だ!

 あの剣はナイトバロン以外、禁忌ですら直接触れる事が出来なかったのだぞ!」


 ムーンパレスが驚愕(きょうがく)の余り腰を浮かせるのは無理からぬ事だ。もし【勝利の剣】が何者かに持ち出されたのだとしたら、全ての前提が覆ってしまう一大事だ。


『一人、我に心当たりがある。

 お前達が紙の魔女と呼ぶ、七不思議の魔女の一人だ。


 あの者は元々『ユニコーンの友』と呼ばれ、精霊に最も近しき者。

 魔女によって呪詛の種を植え付けられたものの、常に人の心を忘れず、終ぞユニコーンの加護を失ったという話は聞いておらん。


 かつて魔女として討ち取られたと聞いていたが、もしそれが事実なら。今は精霊の加護が勝っている事もあり得よう。』


「……つまり、その『ユニコーンの友』ならば【勝利の剣】に触れられるかも知れない、という事か。」


『そうだ。〔学園〕に忍び込むならば、『ユニコーンの友』オルガノンを探せ。

 もし〔世界塔〕に【剣】が無いのならば、恐らくあの者にしか持ち出せぬ。』


「だ、だが一体何処に?何の手掛かりも無しに探す余裕など……。」

 頭を抱えるムーンパレスに、ジュリアンが待ったをかける。


「いえ、分かります。紙の魔女オルガノンは、禁書庫の魔女でした。

 もし彼女がグラトニーと決裂しているのなら、禁書庫に手掛かりを残していると考えるのが自然です。」


「それはグラトニーも一緒じゃないか?」

 ポートガスが首を捻るが、ジュリアンはいいやと確信を以って答える。


「表立っての対立とは限らないだろ?

 それに禁書庫の隅々までグラトニーが確認するとも思えない。こっそり隠すのは難しくないよ。」

 なるほどと頷いた一同の脇で、氷竜が身動ぎして巨躯を動かす。


『期は熟した様だな。封印を開くぞ。』


 一同の頷きを確認した氷竜が二振りの長い尾を氷山の一角に乗せると、片側に体重を預けてゆっくりと裏返す。

 地響きが足元を揺らし、慌てて近くの氷にしがみ付く一同を気にせず、裏返した氷山を近くの洞窟に押し込むと、氷竜は中心の穴に吹雪の『竜息吹』を注ぎ込んだ上で氷山を捻った。


「「「おおぉ~~~………。」」」

 地面が割れ、下から押し出された氷山が顔を出す。その中心には透明な杭で塞がれており、最後に氷竜が硝子(ガラス)の杭を引き抜く。


『ここだ。この扉を抜ければ〔学園〕地下に繋がっている。』


 再び『竜息吹』で築かれた階段を昇り、一同は洞窟の中の扉を目指す。

 例え此処の仕掛けを知っていたとしても、氷竜の協力無しに開けるのは難しい。

 ここは正に、氷竜という最も支配の難しい超越者を味方に付けねば意味の無い、〔学園〕最高峰の隠し扉だ。


 奥にあった扉の持ち手を握る先頭の教師ドロテアが、視線で全員に確認を取る。全員が沈黙を以て答えたのは、反対側の様子が分からないからに他ならない。

 此れより先は、一切の油断が許されない、完全な敵地だ。

 扉に渦巻く煙の中に、一同は次々と足を踏み入れた。




 扉の先は、土を魔法で固めた四角い通路だった。

 少し進んだところに再び石の扉があり、今度はムーンパレスが壁の穴に鉄の紋章を押し込んでから、一回転捻る。

 引き戸となっていた扉が開くと、小さな小部屋に出た。


「此処は〔学園地下迷宮〕、お前達が〔仮面の魔人〕と戦った〔地下墓地〕を出口とする迷宮だ。

 但し、本当は他にも幾つか出口がある。〔影世界〕の経由を前提とした、詳細を知らなければ発見出来ない出口なんだが。

 ジュリアン、お前は【賢者の石】を受け取っていたな。」


「ええ、これでしょうか。」

 取り出した【石】に魔力を送り、教わった手順通りに地図を開く。


 ムーンパレスは現在位置と目的地を順に指差し。

「此処が一番〔学園長邸宅塔〕に近い出口だ。我々は此処を目指すが、必ず辿り着かねばならないのがジュリアン、お前だ。

 はっきり言うが、他の全員はジュリアンを進ませる事を最優先に考えろ。ジュリアンが【勝利の剣】を手に入れない限り、我々が禁忌に勝つ手段は無い。

 逆に言えば、それさえ出来れば他は全滅しても問題無い。」


「「「はい!」」」

 これは事前に言い含められていた事だ。言外に仲間を見捨ててでも進めとの意図を込めた言葉に、パトリシアとポートガスも固く唇を噛み締めながらはっきりと、ジュリアンと共に応える。


 小部屋の扉は、入って来た扉が閉じると壁にしか見えなくなった。

 この通路は帰りは【賢者の石】が無いと開かないという。


 鍵のかかっていない小部屋の扉を開けると、通路を徘徊する石の人形が居た。

「石巨人か、コイツはあたしが倒す。

 先は長いんだから、無駄に消耗しようとするんじゃないよ!」

 ドロテアが叫びながら距離を詰め、【六頭蛇の金棒】を振り上げた。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


『私のゴーレムとジュリアン達が交戦状態に入ったわ。

 場所は〔学園地下迷宮〕、私達が把握(はあく)していない事に賭けたのかしら?』


 〔学園〕を囲む四ダンジョン、〔誅仙陣〕に布陣しているクリスから全ての魔女に向け、《水晶》越しの連絡が届いた。


「万一に期待したのはあるでしょうけど、単純に選択の余地が無かっただけだと思うわよ?〔学園〕への侵入路が多い筈無いもの。」


 苦笑したオルガノンも既に〔誅仙陣〕の一角を担っている。

 ジュリアン達とは話がしたかったが、教師達と一緒の間は無理だろう。それに魔女狩り達の足止めも必須(ひっす)だ。

 グラトニーが目覚めていない今、交渉の余地すら無いと言える。


 現在〔学園〕防衛線の指揮を執っているのは先駆者(パイオニア)寮長を中心とした全寮長とその補佐達だ。彼らの様子はオルガノンとウェンディが把握しているが、基本的には彼らの自由にさせている。


 自分達が逐一指示を出していては、魔女狩り達と交戦している時が困る。

 向こうには事前に降伏の自由を与えてある。タイミングは彼ら次第だ。だが今の所、彼らは全く戦意を衰えさせていない。


「余り喜ばしい状況じゃないのだけど。」

 オルガノンが今出来る一番の援護は、交戦するまでの前段階で、少しでも多くの情報を彼らに届けてやる事だ。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 〔秘密の森〕の中を魔女狩り達が進む。


 〔森〕は学園でも有数の危険地帯であり、数多の魔物が放し飼いにされている。

 その魔物達を次々と打ち倒して、しかし着実に散開しながら〔校舎〕を目指す。

 事情を知らねば森を避ければ良いと思うかも知れない。


 だが【四竜陣】とは実に厄介な結界で、実は明確な境界線が無い。まるで重力の様に〔外周結界〕へと引き寄せ、押し出す力だけが存在するマナの対流だ。

 単独なら《観測ゴーグル》等と言ったマナを見る手段があれば良い。だがここに〔秘密の森〕という学園内にマナを留め置くための巨大な森がある。


 【陣】と〔森〕との間に明確な境界は無く、むしろ〔森〕と【陣】は同じマナで対流しており、場所によっては森からマナを吸い上げる流れが発生している。

 しかも上昇流の発生場所は決まっておらず、森の上を飛ぶ限りは常に危険が付き纏う上に、〔森〕を焼いた際の鎮火作用も兼ねている。


 速さ任せに強引な突破を試みても、空中にモンスターが居ない訳じゃない。

 むしろモンスターは【陣】に弾かれるため、上昇流には一方的に巻き込まれる。


 モンスターに変化するのは現実的じゃない。魔女クラスの変化なら兎も角、魔法使いの変化魔法でモンスター化は不可能だ。よって巻き込まれるのは変わらない。

 加えて〔学園〕にはダンジョンがある。密集して配置すれば、近寄る者全てとは行かずとも、大多数を誘導する事は出来る筈だ。


 故に〔学園〕攻略に乗り出す者達は不自由な二択を迫られる。

 罠を強引に捻じ伏せて多大な消耗を被る覚悟で強行突破するか。

 あるいは魔物が多数徘徊する〔森〕の中を、交戦を避けながら慎重に進むか。


 魔女狩り達の目的は〔学園〕奪還(だっかん)のみでは無い。恐らくは漁夫の利を狙う禁忌の魔女と〔魔女の饗宴〕を迎え撃つためには、長期戦を覚悟して挑む他無い。

 少なくとも、外周付近でモンスターを倒し続けた所で敵に一切の痛手は無い。


 魔女狩り達は互いに適度な距離を取り、数人単位で組みながら進む。

 一部の特記戦力と認められた者達を除き、単独で魔女を倒す力が無い者達はそれなりに居る。大勢で集まり過ぎれば一網打尽にされるため、精々数人が限度。


 だがそれでも、道中に存在するモンスターは次々と狩られていく。

 モンスターは無限に発生するが、無制限では無い。倒す速度が早ければ復活速度を凌駕(りょうが)する事もある。



 だが此処に、魔女狩り達の姿を捉える【目】が在った。


 それは小動物、子供程度の大きさしかない上半身。死神の様なローブの影に翼を隠したデスマスクを被った【ゴーレム】だ。


 【デスサイズ】と名付けられた、傀儡子の魔女クリス・クロノイドが造り出した防衛戦用の量産ゴーレムは、ゴーレムにしては複雑な方でも複雑な命令は受け付けない。だから獲物を見つけた時の対応もシンプルだ。


 『警報』で周辺の敵影を共有し、一定の距離を保ちながら呪具で攻撃する。

 共有する対象には周囲に存在する味方と、情報を統括(とうかつ)する【指揮官人形】に届けられる。全体の動きをこの【指揮官】を通して雑に移動させて防衛網を維持する。

 それがクリスが直接操作する護衛人形【ガーデリア伯爵】の役割だ。


「学生達に伝えなさい。標的達が射程に入ったわ。

 観測を確認次第、随時攻撃を開始する様に、とね。」

 椅子と簡易机を内蔵した【伯爵】の中で肩を解し、交戦地点を表示する地図の様な魔導書を眺めながら。

 クリスは遂に始まったかと、ゴーレム達の視点の一部を共有する。




 殆どの魔女狩り達が【デスサイズ】に気付いたのは、突然何者かに切り裂かれてからだ。殆ど無音に近い風切り音に、気付いた時には既に手遅れ。


 だが同時に初撃で手傷を負う魔女狩りはほぼ居ない。不意打ちに備えた『身代わり人形』は魔女狩りの基本装備だし、《呪装》や《呪具》の守りも欠かせない。

 が。新人とベテランを分ける壁は此処からだ。


 一撃では致命傷に届かず、腕利きなら『呪符』で再現出来る程度の鎌鼬(かまいたち)。即座に反撃に移る魔女狩り達は初撃で全力を出さない。

 呪詛返しなどの反射攻撃を警戒して、多くは消耗の少ない【杖】魔法を選ぶ。


 木々の枝葉に紛れて飛ぶ【デスサイズ】達は、いとも容易く魔力の流れを感知し反撃を(かわ)す。躱して鎌状の両手から再び『鎌鼬』を飛ばす。


「この程度の攻撃でどうにかなるとでも思ったか!魔女狩りを舐めるな!」

 当たるに構わず【デスサイズ】に、発動具による呪文を即見舞うのが新人だ。

 一発で当てられる魔女狩りもそれなりに居るが、クリスのゴーレムは並の戦闘用とは比較にならない硬度も有する。一撃では碌に崩れない。


 そして再び鎌鼬を浴び続けるのだが。

「な、《退魔の指輪》がもう砕けただと!」

 優れた呪具なら『呪符』程度の威力までは無尽蔵に引き出せる物もある。一撃が通らないと油断してしまえば思う壺。


「くそ!こいつら一体どれだけ居やがる!」

 量産型で距離を取り続けながら摩耗(まもう)する『呪具』を先に削る。戦い慣れた魔女の常套(じょうとう)手段だと、新人の壁を越えられたベテラン達なら知っている。

 だが、知っていても限度はあるのだ。


「何だあの空の光は?」

 次第に魔女狩り達が、夜空に森の上を飛び続ける無数の光点に気付く。


「アレは……『呪符』?馬鹿な!

 まさか、〔校舎〕から誘導式の『呪符』を飛ばしているのか?!」


 『呪符』は魔力を事前に込めておけるが、強い魔力は符が持たない。だから少しでも威力を上げたいのなら、対象を視認出来る距離で使うのが基本。

 だが〔校舎〕から〔森〕の端まで呪符を飛ばしたいならどうするか。


 小型の『魔石』の魔力で折り紙状の『呪符』を運び、《水晶球》で観測した標的が射程に入ったところで本命二枚目の『呪符』を解き放つ。


「く、くそ!避けろ!

 あれを喰らい続けたら消耗品なんぞあっという間に尽きるぞ!」


 『鎌鼬』に誘導効果は無い。しかし『呪符』は別だ。

 学生達の手によって飛ばされた数万を超す『呪符』が、魔女狩り達に牙を剥く。

 当然ながら標的にされる魔女狩りは、迷彩が未熟な者ほど多かった。


「お、おのれ!まさか連中、全ての学生達を『魅了』で洗脳したのか!」

 魔女狩り達が、未だ見ぬ魔女達に怒りを燃やしながら、己が護身の手管を切り始める。それが相手の手の内だと理解した上で。


  ◇◆◇◆◇◆◇◆


 学園〔校舎〕、講堂内。


 机に座る学生達の前には、ここ数ヶ月の間に溜め込んだ『呪符』の束と観測用の《水晶玉》が並んでいた。

 机は教団周りにも追加され、学生達の代表者が全体の指揮を執るために揃って席に座り、黒板に吊るされた大型の《魔鏡》で現地の様子を遠目に観測している。


「第一陣、魔女狩り達に命中を確認!」

 観測者が突き上げた拳に、学生達の間から喝采(かっさい)が上がる。


 鏡に映る情景は距離が若干遠く、魔女狩り達の姿も森の影に隠れ鮮明では無い。

 だが詳細な姿を捉えようとすれば逆に対抗呪具の対象となり、鏡が破壊されてしまう恐れがある。

 よって今回は目の良い学生と腕の良い学生の共同観測を行っていた。


「魔法使いは日々の蓄積(ちくせき)こそが力となり、懸けた歳月に比例して力が増す、か。

 こうして只の呪符ですら効果を上げてしまうと、納得するしか無いな。」

 第二陣の準備をさせる傍ら居並ぶ誰かが言った言葉に、周囲からも口々に賛同の声が上がる。


 弱い魔法とて応用だと、今回の呪符の使い方を教えたのは紙の魔女と呼ばれる美女オルガノンだ。彼女自身は学園防衛網の一角であるダンジョンで敵を迎え撃つため、学生達とは別行動を取っている。


 しかし格上である魔女狩りに術を当てられるという成果は、参加した学生達が熱狂するには十分だった。


 彼らにとって魔女狩りは、絶対的な恐怖の象徴であり圧倒的な壁そのものだ。

 しかしどれ程弱い魔法使いでも、呪符を溜め込むだけである程度は強敵に対抗出来る。出来てしまうのだと、自らの手で証明した。

 これは彼らにとって、まさに人生観を変えてしまう程の成功体験だった。

 今迄才能に奢り、強い魔力こそが全てと教わって来た学園の教育方針に魔女達が反感を抱いた理由も、今なら実感として納得出来る。


「知識は力。魔力に驕るな、ですか。

 あの方達から見れば如何に我々が慢心して見えたか分かろうというもの。」

 昨年であれば純血を代表する家系であった学生が溜息と共に呟く。


 ただの呪符が歩いて半日以上離れた場所の魔法使いを狙えるという事実は、魔力に絶対の自信を持っていた学生達の背筋を寒くする事態だ。

 自分の周りだけ守っていればどうとでもなると過信すれば、相手を見つける前に一方的に消耗し続け、殺されてしまう。

 その実例を今、自分達で演出しているのだ。


「魔女に支配された学園などぞっとしたものですが、今となっては彼の方々の寛容(かんよう)さに感謝するしかありませんね。

 血統に驕り努力を怠る事が、これ程恐ろしい事だとは思いませんでしたわ。」


 この程度は秘伝ですら無いと与えられた知識は常識をあっさり覆した。

 純血である事が至高と教わって来た学生達にとって、以前であれば秘匿すべきと言わざるを得ない、目から鱗が落ちる様な技術が幾つも教授されている。


「知識の共有こそが、学園初期の理念。納得するしか無いな。」

 力強く頷くのは、半年も遡ればまだ衝突状態に近かった他寮の同期。

 共に背筋に冷汗を掻き続けるのは、自分達が魔女狩り達に確実な打撃を与えていると実感する指揮官側の学生達ならばこそ。


 今の学園は、各寮の垣根が驚くほど低い。というより今では寮長は、殆ど意見の取り纏め役程度の認識に繰り下がっている。

(まさか我々が先駆者(パイオニア)探求者(シーカー)と共同歩調どころか区別すら無く肩を並べるとは、半年前には想像する事すらおぞましく感じたでしょうね。)


 グラトニーが〔学園〕を支配した直後は、敵対者であり血統主義者だった預言者(プロフェット)寮の者達は誰一人として生きた心地がしなかった筈だ。


 だがグラトニーの反応は完全なる無関心。命令に逆らわない限りは完全な自由であり放置だった。

 全ての寮は一旦服従を誓わされたが、逆に言えばそれだけ。勝者側が事前に希望していた対価は彼女に従う限り全て保証され、その恩恵は敗者にも及んだ。


 受講学生の条件は緩和されて、しかし臨時で教師達の人数は増えて。授業方針の改革に反対する者は授業に出なければ良い。

 当然受講を拒否しても何のお咎めも無し。文字通りの完全なる自由。

 条件付きでダンジョンも解放されていた。


 一方で授業は服従の対価でもあったため、七不思議の魔女達が率先して教育側に加わった上に。一部講義内容の酷さにキレた魔女達によって、失われた知識や秘伝すら公開されるという至れり尽くせりとしか言い様が無い代物になった。


 こうなって来ると、他寮に後れを取らないためにも無視もし難い。

 黙って見過ごせば落ち零れるなど純血の学生達にとっては耐えられない。葛藤(かっとう)はあったが純血の姫君の指示によって多少の罪悪感は緩和され。

 気付けばその貴重な体験が今しか出来ないと皆でのめり込む程で。


 〔議会〕に洗脳が疑われていると明かされた時には、本気で他寮生達共々一丸と成って憤慨(ふんがい)したものだ。


(何故これ程までに他寮に対する反発が薄れたのかに戸惑い、魅惑の魔女に探りを入れようとした事もありましたか。)

 遠回しな問いはあっさり看破されて笑われ、それは単に授業参加者が増えたからだと、警戒どころか微笑ましいものを見る顔で丁寧に説明された。

 単純に授業参加者が増えて同期以外とも接する機会が増えたから、相手が他寮生かどうかを一々把握出来なくなったからだと。


(以前の知り合いだけと話す訳には行かなくなった、確かにその通りですね。)

 無駄に目を付けられる衝突は避け、気付けば共同歩調に慣れ。

 全ての魔女が恐ろしいものだという偏見も薄れた。

 彼女達はそれぞれ、一芸に長けた天才達だった。


 その秘伝を得る機会を無下にするなど、エリートたる自分達には考えられない。

 だからそう。間違っているのは何も精査せずに切り捨てた〔議会〕の方だ。




 一部の学生達には、こんな超遠距離でのちまちまとした攻撃に効果を疑問視する者達もいた。


 事前の指示では初撃こそ派手に一人十枚前後で呪符をばら撒いたものの、それ以降は一枚ずつ、ある程度間隔を開けて使う様にとの作戦だった。

 これは動じた相手が効果の高い防御策を最初に切らせるための駆け引きで、一旦手札を切らせた以上は効果が切れるまで余力を温存しようという、される側にとって一方的に消耗してしまうとても嫌らしい手管(てくだ)なのだが。


「もっとこう!オレの新作でギュギュギュッ!と派手に行きたいんだが?」

 マッドには自分の作品を試す以外は割とどうでも良い話だった。


「馬鹿を言うなよ。消耗していない魔女狩りなら罠が発動する前に破壊される事もよくあるって言われてたろ。」

 呆れた同期の声は少数派だ。

 だが魔女狩りが怖くないという訳でも無いので、大人しく引き下がる。


「そうだぞ。大体〔校舎〕内には既に色々仕掛けたじゃないか。

 あっちはどうでも良いのかよ。」

「いや、それはそれ、これはこれというか……。」


 校外にも色々と仕掛けたいという話なのだろうが、巻き込まれる方は堪った者では無い。そもそも相手は魔女狩りだ。今晩中に突撃してくる可能性もある。


「あら?グラトニー様からは〔校舎〕から出るなと言われていた筈だけど。

 それは裏切りのご相談かしら。」


「「「いいえ、違います。」」」


 学生達の間でも、自主的に公言する〔血の従者〕達は殆どが狂信者だというのが共通認識だ。


 全ての〔血の従者〕が闘争に向く訳も無く、〔従者〕を公言すれば例外無く魔女狩りに殺されるリスクが付き纏う。詐称(さしょう)は許されないが公言自体はグラトニー同意の上で自主判断に任されているというのは、既に皆が知っている。


 その一方で、一部の狂信者達は他の学生達を見張るために敢えて公言しない一派がいる事も割と周知の事実として知れ渡っている。


 彼ら彼女ら〔血の従者〕達が学生達に何をやったかと言えば、概ね統括と連絡の徹底。それだけだったりする。

 グラトニー達への協力も自由なら反抗すら自由。強いて言うなら命令違反を報告するのみ。


 当初こそ恐れ避けられる事も多かった〔血の従者〕は、今や普通に学園内の相談役としての地位を確立していた。


 今回の校舎防衛線自体、主導は学生達と教職員に任されている。魔女達は校舎外を担当するので学生を管理する余裕は無いと明言されている程だ。

 だから魔女達も相談に乗る、知恵を貸す以上の事はせず、今回の配置や交代制の導入を決めたのも全て学生達だったりする。


 協力を拒否した学生達は、今この瞬間も寮の自室に籠っている。


 だがそれでも、八割以上の学生が〔校舎〕に移り、教室やらに寝床や私物置き場を確保しながら防衛戦に参加していた。

 特に今迄不遇だった四学年、五学年の学生達は、グラトニーに対して感謝の念を抱く者が多い。今回の呪符作りにも殆どが積極的に参加している。



「ふぅ、行ったか。お前気を付けろよ?

 あいつらが大人しいのはグラトニー様の命令に反して無いからだぞ。」

「あ、ああ。悪い。なんつーか、グラトニー様って人の心が読めるんだったか。」

「噂じゃあな。ひょっとしたら〔血の従者〕達だけかも知れんが。」


 実際、グラトニーの呪詛が単に恐怖を煽るだけじゃないのも多くの学生達が察している。無論、所詮(しょせん)は一つの呪詛が派生した何かだという程度だが。

 だがその本質までは噂が噂を呼び、誰の語る噂が真実かは逆に分かり難くなっているのが現状だ。


 探求者(シーカー)寮は初期からグラトニーに従ってる事もあって、割と気安い。本人が気にしないと分かっているので、普通に揶揄(やゆ)や軽口を叩く者も多かった。

 しかも今回は、魔女狩り達との戦いに横殴りを仕掛けて来る〔魔女の饗宴〕達が本命だとも公言されている。


 長期戦を想定している学生達は、交代制で休んでいるため暇を持て余す者もそれなりに居た。というより、結構。

 彼ら自身、寝袋の前で駄弁っている者達の一部だ。


「ところで結局あれから、グラトニー様って姿見てないよな。」

 一人の学生が声を潜めて寝袋の中から訊ねる。

 他の学生達も流石に不味いと、寝袋に潜り込んでから身を寄せ合った。


「ああ、多分な。けどあのグラトニー様だぞ、何処かに居るだろ。」

「つーか、魔女狩り相手に出て来るのか?

 禁忌対策の呪具作りに専念してるって話だろ?」


 コソコソと周囲を伺いながらの話に、しかし興味を惹かれた他の学生達も顔だけ出して聞き耳を立てる。


「でも完成して無かったら?最後まで出てこない線もアリじゃね?」

「いや『暴食』があるだろ?

 むしろ完成してない方が積極的に魔女狩りを襲うんじゃないか?」

「というか、今は襲ってないのか?」


 嫌な沈黙が下りる。

「お、襲ってても一々オレ達には知らされない、よな。」

「多分。……いや、でも弱い魔女狩りには興味無いだろ?」

「じゃあ、今は獲物を物色中?ホントは魔女様達と一緒にいるとか。」

 そこで不意に、今迄とは別の沈黙が下りる。


「……魅惑様、イイよね。」


「は?そこは紙様だろ。」


「いや、紙様はちょっと。ぶっちゃけエロいって言える?」


「す、スタイルだけなら?」


「いや、お前らエロかよ。」


「ていうか傀儡様はどうなのよ。」


「あの人とはオレ絶対美味い酒が呑めるわ。」


探求者(シーカー)はそーだろうな。」


「鏡様は?あの人も結構エロくね?」


「あの人の冷たい目、ゾクゾク来るよね……。」


「俺的には変化様も、こう。エロスのある大罪様?微妙に背徳感がある。」


「「「いや、あっち連想する時点でちょっと……、」」」


「お前らちょっとドリル様を忘れてやるなよ。」


「いやそもそもドリル様ってどんな顔だっけ?」



 突然始まる猥談(わいだん)ギリギリの話に、女子組も顔を顰めて何となく集まる。


「全くあいつら最低よね。」


「鏡お姉様の魅力が分からないのかしら。」


「それを言うなら変化様だって結構優しい方よ?こう、母性本能というか。」


「あ~。でもお近付きになりたい方が誰かと言われたら、あたしは紙様かな。」


「ん~。でも魅惑様も意外と親しみやすいわよ?」


「地味に傀儡様は頼りがいあるというか、ぶっちゃけ世話焼きよねぇ。」


 魔女達の名前は既に学生達の間でも大体知れ渡っては居たが、名前が知られる程魔術の対象になり易いため、自然と学生達の間では二つ名で呼ぶのが暗黙の了解になっていた。


 彼女達の大半は授業で代理教師を担当していた関係上、既に学生達にも大分素の性格は把握されている。

 人気はやはり授業熱心だった紙と魅惑と傀儡に集中しているが。


「そういやドリル様って何やってる人なの?」


 殆ど顔を出さない茶会の魔女は、今や全員の共通認識でドリル様だった。

※クリスマスは24日と25日に一話ずつ投稿します。


 ドラゴンにしか開けられない封印(物理)ですw

 普通は番人を倒すよね?でも倒したら開けられませんw鍵は水を注いで凍らせるので、ブレス以外の手段で作ると強度不足で折れますwしかも氷山裏返すのも普通は無理。

 後ユニコーンの友が自分の事を理解していないとか氷竜さんにとっても予想外w


 時間を掛けると無尽蔵に物量が増える魔女、それが傀儡ですw

 デスサイズは逃走時の時間稼ぎにも使えるので幾ら作っておいても損は無いゴーレムですので、学園に閉じ込められてからちょくちょく作ってストック増やしてました。実は学園にばら撒いた分以外にもストック残してますw


 実のところ、グラトニーの評判はかなり七不思議達のお陰があります。

きんき「生かしてやるのだから我に尽くすが良い。」

ぐら「え?どうでもいい。許すラインは決めたでしょ?」

 ココでもし七不思議がきちんと支配下に置こうとしたら、普通に恐怖政治が敷かれていた筈です。でも彼女達は基本面倒見の良いタイプの魔女が揃ってます。

 メンバーが違ったら普通に悪役だった筈なのですが。うんネタ路線なので全員穏健派にw

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