第7話 君と隣に居れるなら
第7話です!!昨日からアクセスが増えていて、本当に嬉しいです!!!もっと多くの人に読まれるような作品になっていけたらと思います。さぁいよいよ学園祭のスタートです。ワクワクドキドキの学園祭、目を離さずご覧になってください!!!
色々うまくいかないこともあったが、なんとか学園祭本番を迎えた。
学園祭の当日。
「さぁ今日は本番だ!! みんな楽しんで行こう! 」
「おーーーう!! 」
健太の発言にみんなは返事をする。クラスの雰囲気は最高に仕上がっていた。
天斗は不安と緊張でいっぱいの七海に話しかけた。
「七海、自信持って! 大丈夫だよ! あんなに練習したんだから! 」
「うんー… でもやっぱりお客さんに出すとなるとほんとに緊張するな〜 」
「大丈夫! 大丈夫! 」
「天斗君たちも、接客とか色々あるんでしょー?? 」
「うん! まぁそっちは健太も一もいるし、なんとかなると思う!! 」
「うん! お互い頑張ろうね!! 」
「うん!!! 」
「じゃ、また後でね!! 」
クラスメイトたちが、それぞれの仕事につきだす。
七海や、恵梨香たち女子は調理に、天斗や健太たちの男子は店番、接客、客引きの仕事にうつった。
ついに、文化祭がスタートした。
毎年、この学校の学園祭は盛り上がる。地域の人から卒業生まで、様々の幅広い人たちが集まる。もちろん今年度もたくさんの人が来場し、賑わっていた。
「いらっしゃいませ〜 」
「いらっしゃいませー!!!! 」
「2年C組たこ焼き屋でーーす! 」
「2年B組は焼きそばやってまーーす! 」
「おい天斗、俺たちもしっかり客引きしないとだな 」
「そうだね! 」
「2年A組はスポンジケーキやってますー!! 是非美味しいので食べに来てくださいーー!! 」
「いらっしゃいませーーー! 」
校内はかなりの盛り上がりを見せていた。店の方もそれなりに順調に売り上げを上げていた。
「おい! 天斗! あれ校長たちだよな! 店のチェックにきたな!! ここで評価を取れれば優勝できるかもしれないぞ!! 」
「たしかにそれある!!おれ、調理の方に言ってくる!健太は店の方お願い! 」
「 おう!! わかったぜ!!!
ほんとお前、変わったな………」
健太は天斗の少しずつではあったが、変化に気づいたいた。彼女たちが彼を変えたんだと。
「七海! 恵梨香! 校長先生たちがくる! ここが勝負だよ!! 頑張ってくれ!!! 」
「わかった!! 頑張るよ!! 」
「了解! そらと!あんたも頑張ってよ! 」
「もちろんさ! 」
そう、先生たちの評価により模擬店の最優秀の店を決める他クラスとの戦いでもあった。天斗、七海たちには、必死になる理由がたくさんあった。
「生地あがりました! 」
「はい!盛り付けと手直し入ります!」
「はい!! 」
女子達は必死になっていた。
バッコーーーーーン!!!!!!!!
「え? なんの音? 」
恵梨香が近寄る
「どうしたのー?七海!! 」
「ご、ごめんなさい……… 」
クラスメイトの女子が言った。
「え、相澤さんそれはまずいよ…… 」
「本当にごめんなさい……… 」
そう、やってしまったのだ。先生たちがせっかく来てくれて評価にやってきてくれたのに、出来上がったケーキを七海は手が滑り全て床に落としてしまったのだ。
「もう、、なんて謝ればいいの…… 」
「しょーがなーーい! しょーがないーーー!!!
七海、疲れてるんだよ!! 色々本当に頑張ってたからね!! ちょっと休んでていいよ! 私に任せて! 」
恵梨香だった。凍りついた空気の中で恵梨香は1人だけ手を止めずに必死に作り直していた。川村もみんなにそんなに責めないように言っていた。七海の頑張りを近くで見ていた2人だからこそできることだった。
「恵梨ちゃん…本当にありがとう…… 」
「いいのよ!! さぁ!こっからが勝負だよ!! 」
七海は涙が溢れていた。恵梨香は笑顔で必死に作る。彼女の優しさや笑顔は周りの人間を変える。そして周りを幸せにする。これは恵梨香だから出来ることだった。
ケーキの方は七海も休まずにしっかりと手伝い、なんとか時間より少し遅れて完成させることができた。
そして先生たちの評価も良く終わることができた。クラスメイトも七海のことがなかったようにまた盛り上がりを見せていた。
時間が過ぎ、終盤におしかかる頃、天斗たちの店であるスポンジケーキの店は完売した。最優秀模擬店にも選ばれ、最高の終わりを迎えていた。
それでも七海は少しまだ落ち込んでいる様子だった。
「七海! 元気だして! 私たち、ちゃんとできたんだから! 」
「恵梨ちゃん、本当にありがとうね!! 」
「頑張ってる人が責められるのおかしいし、報われないのは嫌!! でも私たちはやることやって、その努力は報われたのよ! 素直に喜ぼうよ!!!! (笑) 」
「そうだね!(笑) 本当にありがとう… 」
「そうだ、私そらとに言ったんだった! じゃ!また後でね!! 」
「あ、、うん! 」
恵梨香は時間があれば、他クラスがやっているお化け屋敷に2人で行く約束を取り付けていた。
「そらと!!!! まだ時間ちょっとあるよね! よし!行くよ!! 」
「え、う、うん 」
恵梨香は天斗の腕を引っ張り、お化け屋敷に向かったが、時間に間に合わず終わってしまっていた。
「あーあーー! じゃあタピオカ飲みに行こう! タピオカ屋さんはまだやってたから! 」
「うん! いいよ!! 」
2人はタピオカを買って、外に行き、ベンチに座って今日あったことを話した。
「そんなことがあったんだ、恵梨香は本当に優しいね! 今日の成功は恵梨香のおかげでもあるね!! 」
「ううん、私はただ七海の頑張ってる姿見てたから、あの子が頑張ったことを無駄にして欲しくないって思ったの。あとは七海のこと大好きだからかな!(笑) 」
「本当に君は、心から優しくて、自由奔放で素敵な人だね(笑) 」
「え? (笑) 」
「あ、やばい、変なこと言ってた、なんでもないから忘れて!! 」
「やだね!!(笑) ちゃんと覚えておくからね!(笑) 」
「恥ずかしいなー!ほんとのことだからいいけどさ(笑) 」
「うん(笑) そろそろ戻ろっか! 」
「うん!! 」
2人は教室に戻った。そこには全開に盛り上がるクラスメイトたちがいた。
「あれ、川村さん! 七海は?? 」
「七海なら屋上に行ったよ! 1人で夕焼けでも見てるんじゃない?? 行ってあげたら? 」
「そうなんだ、ありがとう行ってみるよ! 」
「うん 」
天斗は屋上に上がった。
「七海!! 大丈夫かーー?? 」
「うん! 大丈夫だよ〜!」
「僕思ったんだよね、僕の周りは本当に優しい人しかいないなって。健太や美加はもちろん。恵梨香と七海も本当に優しい。こんな友達に囲まれて僕は幸せだなーって 」
「いきなりどうしたの (笑) いまそんなこと言われたら、泣いちゃうよ〜…… 」
「泣くなよとは、言わないけど成功したんだから笑顔でいようよ!(笑) 」
君の壊れかけた心は僕に任せて欲しい、なんて言えない。でも君の泣くところは見たくない。天斗はその気持ちを心にしまっていた。
「そうだね!!!(笑) 」
七海の目には涙が浮かんでいた。それでも笑顔だった。七海は天斗の隣にこのままずっと居たいと思った。
僕たちはその後も気が済むまで2人きりで話した。この屋上という場所で…
2人の視線は太陽が沈む景色にあった。
第7話 ありがとうございました!!
いやぁーーよかったですね!恵梨香も七海も最高です!!!天斗と七海の関係も進展してきましたね!!徐々に終わりに近づいてはいますが、今後ともよろしくお願いします!!是非、応援や、ブックマーク登録、感想、評価等よろしくお願いします!!Twitterのフォローも待っています!!
では!第8話で会いましょう!!
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