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そうそう

かみさまどうか

作者: 津久美 とら

夢を見た。

苦しむあの子を救う夢。

悩むあの子の役に立つ夢。



なれども現実のわたしにそれはできない。

わたしはあの子に何もしてあげられない。

あの子はあまりにも遠くて眩しくて、そしてもうそこにはいないから。

わたしの手も声も、届かないほどのところにいるから。


だからわたしはただ願うのです。

あの子がどうか、安らかに眠れますように。

あの子がどうか、穏やかでありますように。

あの子がどうか、健やかに生きますように。

あの子への死が、緩やかでありますように。



夢を見た。

笑うあの子を見つめる夢。

幸せなあの子を見守る夢。


それはわたしの

心の底からの夢なのです。

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