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【完結】せめて異世界では普通になりたかった  作者: 四片紫莉
幕間

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これまでの登場人物紹介

※第2章までのネタバレを含みます。ご注意ください。

◎主要人物


●田中碧

 家に帰る途中で異世界に引っ張られた薄幸の高校生。黒髪でアイカラーも黒。The・日本人と言っていいほどの平々凡々な容姿をしている。

 ミズガルドのグリョート山中にてアクア(仮)に拾われ、異世界人であることを隠しながら生活していた。執拗に魔物やデミヒューマーを殺そうとする世界に疑問を持っている。

 家庭環境から対立や板挟みに対する耐性が極端に低く、あまり自己主張をしない()()()。でも最近色々ちょっと頑張ってる。

 魔法使いではないが、属性関係なく魔物に好かれる才を持つ。シャオ曰く『アオイの傍にいるだけで魔物は幸せ』とのこと。第2章にて魔物の声を聞く能力を目覚めさせた。



●アクア(仮)

 ミズガルドのグリョート山脈付近に住んでいたヒューマー。ロマンスグレーでアイカラーはアクアマリン。ちなみにアクアはエドワードがつけた仮名で本名を知る者はいない。

 10数年前からグリョート山中に住み始める。魔物を護るため、彼らが町に迷い出ないよう尽力していた。それを魔物を討伐していると勘違いしたヒューマー達には英雄視されている。

 基本的には穏和なおっさんだが、一度怒ると自分でも制御が効かなくなるという一面を持つ。ミズガルドを離れてからはそれが顕著になり始めている。

 碧と同じく魔法使いではないが、属性関係なく魔物に好かれる才を持っている。筋骨隆々の大剣使いだが、素手で戦うことの方が多い。



●エドワード

 ノア王国キファにて『魔法使いの弟子』という洋服屋を経営していたハーフエルフ。明るい金髪でアイカラーは淡いグリーン。見た目は若いが、200歳近いおじいちゃん。長寿のハーフエルフの年齢に換算してもまぁまぁおっさん。

 父親のエルフが若い頃にミズガルドに移り住み、ヒューマーとの恋愛の末に産まれたので産まれも育ちもミズガルド。諸事情あって一時期ニダウェに住んでいたこともある。

 最年長だけあって面倒見がよく、アクア(仮)の()()についても知った上で向き合っていた。

 シルフィードの加護を受けて産まれた風の魔法使い。攻撃よりは防御や飛行の方が得意。



●シャオ

 ノア王国ナーストにて『クドゥク』という雑貨屋を営んでいたドワーフ。若草色の癖のある髪でアイカラーは琥珀。小柄な見た目と無邪気な振る舞いから子供扱いされる事も多いが立派な大人。

 ニダウェの出身だがヒューマーとも親交が深く、彼らに自分の作った物で喜んで欲しいという理由から単身ミズガルドへと渡る。ミズガルドでは陽炎の魔法を使ってヒューマーのフリをしていた。

 手先が器用で物作りが得意。作るのも使ってもらうのも好き。年齢の割に人懐っこいが、自分が差別の対象であることは理解しているので、怖がられたり嫌われたりすれば素直に離れていく。

 サラマンダーの加護を受けて産まれた炎の魔法使い。手先が器用なだけあって細かい調整が得意。



◎ミズガルドの魔物たち


●チビ

 アクア(仮)に名づけられたフェンリル。ノームの加護を受けて産まれた大型の狼。第2章にて成体に成長し、より一層名前から遠ざかった。黒に近い灰青色の毛並みで、額に金色の毛が土の紋様を描いている。アイカラーは金色。

 身体は大きいが中身はかなり幼い。じゃれつかれると場合によっては命の危険を伴う。



●ベリル

 碧に名づけられたヴェズル。シルフィードの加護を受けて産まれた鷹。濃い茶色の羽に、胸元には群れのボスの証である白い羽が固まって生えている。アイカラーは赤。

 群れのボスだけあって面倒見がいい。ともすると暴走しがちなチビのストッパーになりつつある。また、主人である碧の感情の機微にも敏感で、落ち込んでいる時はなんとか慰めようとする。



●グレイ

 エドワードに名づけられたケルピー。ウンディーネの加護を受けて産まれた馬。黒毛で藻のような鬣が生えており、尾が魚の尻尾の形をしている。アイカラーはアメジスト。

 かなりの長寿で少なくとも300歳は超えているが、種族的には若造。エドワードの父親であるグレイから魔法を教えてもらい、エドワードから彼の名を貰った。



●ザクロ

 碧に名づけられたワイバーン。サラマンダーの加護を受けて産まれたドラゴン。全身燃えるような赤い鱗に覆われ、猛禽類のような前足が蝙蝠のような翼と一体化している。アイカラーは赤。

 豪快な性格をしており、細かいことはあまり気にしない。ケルピーの方のグレイから魔法を教わった炎の魔法使い。今のところ、ミズガルドでは魔法が使える魔物はグレイとザクロの2匹のみ。



◎ミズガルドの人々


●ジェイド=ノア

 ノア王国現国王のヒューマー。飴色の長髪にアイカラーはラベンダー。20代のうら若き王様。凛々しいご尊顔と親しみやすい態度で民衆から高い支持を得ている。

 国政に食い込んでくるバーデン教団に疑問を持ち、また、不信感を抱いていた。



●スペイス

 ノア王国宰相のヒューマー。鴇色の髪にアイカラーはブラウンで赤縁の眼鏡をかけている。若くして宰相まで昇りつめたノア王国の頭脳。

 前々からヒューマーに魔法使いが少ないこと、その魔法使いも非常に弱いことからデミヒューマーとの違いに興味を持ち、研究していた。シャオとの交戦において自分が井の中の蛙であることを痛感している。

 ノームの加護を受けて産まれた土の魔法使い。魔法に精通しており、ミズガルド随一の魔法使いと名高い。



●オルター

 神の子信仰教団『バーデン教団』の創始者にして現代表のヒューマー。常に黒衣のフードを被っている初老の男。

 異世界人を神の子と呼び始めた張本人。『魔物や魔族(デミヒューマーの蔑称)を滅ぼしヒューマーだけの世界を創る』という理念を掲げ、活動している。



●バイパー

 ノア王国騎士団隊長のヒューマー。赤髪でアイカラーはエメラルド。血気盛んで正義感の強い若人。

 グランから『真っ直ぐだが曲がることを知らない』と評されるほどの質実剛健な人物。憧れていたアクア(仮)の離反と、それを唆したとされるエドワードの存在によりデミヒューマーへの憎しみを一層たぎらせている。また、碧がベリルを庇った為に怪我をさせてしまったことを負い目に感じ、絶対に助け出さなければならないと使命感に燃えている。

 レイピアとロングソードの中間のような細身の剣を使い、刺突の型を得意とする剣士。



●グラン

 ノア王国騎士団団長のヒューマー。銀の短髪でアイカラーはアイスブルー。アクア(仮)に負けないほどの大柄な男。

 国王であるジェイドからの任は厚く、それに真っ直ぐに答える堅実な人物。ノア王国の式典にて紛れ込んでいたデミヒューマーであるエドワードの腕を斬り落とした。が、その状態でエドワードが民衆を護ったこと、アクア(仮)の離反、魔物と共にいた碧の存在を聞き、これまでの価値観を少し揺らがせている。

 筋骨隆々の大剣使い。騎士団団長だけあって状況判断能力も優れている。



◎ニダウェの人々


●カルラ

 ニダウェのギムレーにて町長を務めているバハムーン。青い髪にアイカラーはゴールド。最近町長になったばかりの若人。

 幼い頃にヒューマー居住区にて足を斬り落とされ、現在はシャオ特製の義足を使用している。己の足を斬り落としたヒューマーについては、足腰立たなくなるまでぶん殴った末に許している。

 竹を割ったようなさっぱりした性格で姉御肌。ギムレーの住人はもちろん、一部のヒューマーからも慕われている。

 戦闘特化の種族であるバハムーンの例に漏れず力は強い。義足による蹴りが強烈。



●バリー

 ニダウェのギムレーにて運び屋をしているバハムーン。赤みがかった紫の髪にアイカラーはパール。糸目でいつも温和そうな笑みを浮かべている。

 小さい頃にギムレーに入り込んだヒューマーに父親を殺され、その怒りで覚醒しヒューマーを殺害。以来バーサクモードに入ってしまい、戻れなくなってしまった。

 怒らない為にカルラに絶対服従し、付き従っている。多少ひねくれた面もあり、自分と似た性質のアクア(仮)を突っついては反応を楽しんでいる。

 ウンディーネの加護を受けて産まれた水の魔法使い。加えて常時バーサクモードの為、バハムーンの中でも戦闘力は群を抜いている。また、通常のバハムーンには出来ない飛行も可能。



●ラビ

 ギムレーのヒューマー居住区に住むヒューマー。ざんばらの茶髪にアイカラーは濃いピンク。居住区の子供たちの代表で、ギムレーとの橋渡しをしていた。

 ギムレーに捨てられた犯罪者から産まれた第二世代。兄弟同然だったカーバンクルのクルを殺され、怒りのままに両親を殺害。以降第一世代のヒューマーを狙って殺人を繰り返していた。

 生来穏やかな性格ではあるがクルのこともあり、自分のテリトリーに入れたものが奪われることに関しては我慢が効かない。面倒見はいいので年下には好かれ、年上からはかわいがられている。

 ノームとウンディーネの加護を受けた二重属性の魔法使い。場面は限定されるが複合魔法を1人で編み上げるなど、魔法使いとしての素質は非常に高い。



◎ニダウェの魔物たち


●ルーナ

 碧に名づけられたケットシー。ノームの加護を受けて産まれた猫。青い毛並みのハチワレでアイカラーは赤と緑のオッドアイ。

 気まぐれながら人懐っこく、撫でられるのが好き。自分が誰かの癒しになることを分かっているので、よく碧に擦り寄ってくる。



●クル

 ラビに名づけられたカーバンクル。ノームの加護を受けて産まれたリス。毛並みはピンク色でアイカラーは黒真珠。

 ラビと兄弟同然に育っており、魔力を持たないヒューマーに対しても人懐っこいため居住区の子供たちに人気だった。額の宝石を剥がされ死んだと思われていたが生きており、ラビの帰りをずっと待っていた。

コイツ抜けてるよ、とかコイツのこと知りたいとかありましたらコメントお願いします。

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