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異世界で現代兵器使いの吸血鬼!  作者: 柊よるは
1章
4/9

4話:死、そして転生

転生世界:双剣双銃使いの吸血鬼更新です。

「はぁはぁ、、、!?」

「なんだこれは!?」

レクスの目の前には無残に転がる大量の魔物の死体があった。

「まさか?楓が1人で?」


レクスがそんなことを考えていると


キン…キン…カンッ


森の奥の方で物と物がぶつかり合う音が聞こえてきた。


「楓!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はぁ、、、あと半分くらいか」


「っ!?」


ぐぎゃぁぁぁぁぁ


大きな咆哮をあげオーガロードが突っ込んできた。

楓は大きな咆哮が急に来たせいで反応が遅れた


「やばっ!?」


楓が反応した時には大刀を振り上げたオーガロードが目の前まで迫っていたのだ。


「間に合わない…」


目をつぶる。少しでも今から殺されるという恐怖を和らげるために


「か、、、で!」

「楓!」


ドン


「うわ!?」


誰かにに突き飛ばされる。


ザシュッ!


「グハッ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん?」

楓は目を開ける楓の体の上にはレスクが乗っかっていた。

「れ、、、レクス?」


「はぁはぁはぁ無事...か?かえ...グハッ」

「レクス!」

楓がレクスを抱えようとした時違和感に気がついた。

「レクス、、、」

「楓、、、すまねぇな、、、ゴフッ俺はもうダメみたいだ。」

「下半身の感覚がないんだ。」

「え?、、、どういう事だよレクス、、、」

俺はレクスの下半身の方をみるそこに物体はなく大きな血溜まりが出来ていた。

周りを見てみると魔物の死体の中にレクスの下半身が転がっていた。


「そんな、、、嫌だよ、、、レクス死んじゃダメだよ!」

「すまんな、、、グハッ...ドジ踏んじまった。」

「レクス、、、」

「ありがとう楓お前と会えて楽しかった...」


レクスの体から力が抜けた。


「嘘、、、ねぇ?レクス?ねぇ?ねえってば!」


レクスの反応はない。体は冷たく地面にはさらに大きな血溜まりが出来ていた。

俺はオーガロードを睨みつけながらふらふらと立ち上がった。

「お前さえいなければレク...」

ザシュッ

何かが俺の身体を貫く

「!?」

見ると俺の胸に5センチほどの穴が空いていて傷口からはドロッとした暖かいものが流れる。俺の背後の壁には、短槍が刺さっていた。

「投擲か、、、油断したな、、、」

俺はその場に崩れ落ちる。

血が流れすぎて意識が朦朧とする。

そして楓はレクスの骸のそばで眠るように目を閉じた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「!?どこだここ」

(ここ?まぁ神殿と言っておくよ)

「誰だ?お前」

(私?私は神様ですよ。)

「は?」

(神なんです)

「ほへー?」

(神様なんです!)

「なぜ2回も言う?」(この声どっかで...)

(忘れたんですか!?前も一度はなしてるのに...)

そう言いながら神と名乗る人物?が姿を現した。

白髪で透き通る様に白い肌で白いワンピースの少女が姿を現した

「あっ!洞窟の時の!」

(そうですよ!)

「で?自称神とやらが何の用だ?」

(自称ってなんですか!ちゃんとした神様です!)

「そうか。で何の用だ?」

(大変申し上げにくのですが貴女は死んじゃいました)

「え?マジで!?」

(はい。そりゃもう胴体に風穴空けられて即死でしたよ)

「そうか...」

俺は混乱していた、異世界に転生して転生したすぐにまた死ぬことになるとは思ってもなかったからだ。

(これは提案なんですが...)

「?」

(もう一度やり直したいですか?)

「なにを?」

(人生をです。)

「やり直せるのか?」

(できますよ~私の力であればなんせ貴方達をこっちに連れてきたのは私なのですから)

「なぁ?神様一つ質問いいか?」

(どうぞ?)

「連れてきたってことは戻るってのは可能なのか?」

(できなくはないんですけどね....)

「なら...」

(でもごめんね、もう元の世界に戻せるほどの力が残ってないんです。)

「そうか...ならこの世界でいいから頼む。」

(わかりました!ではこちらに)

神と名乗る少女は俺の手を取り後ろの魔法陣に俺を立たせた。

「そういやぁレクスはどうなった?」

(その人ならもうこの世界にはいませんよ。)

「この世界にはいないとはどう言う事だ?」

(記憶を消されて元の世界に帰りました。)

「そうか生きてるんだな」

(はい。レクスという人物を転移させるので手一杯だったんです)

「そうか...よかった。」

(じゃぁ行きますよ~ちなみに楓には固有能力をいくつか付けて送り出すので頑張って使いこなしてくださいね~)

(あとスキルウインドウは念じればれてくるので使ってみて下さいね。)

「ゲームみたいな感じか、わかった。ありがとう。」

「最後に聞いていいか?」

(なんですか?)

「神様の名前は?」

(シロ。みんなはそう呼んでます)

「シロかありがとう」

足元の魔法陣が光って俺の体は光に飲まれた。

(ではお気をつけて~)


それが俺が最後に耳にした少女の言葉だった。


次は誰も死なせない。そんなことを考えながら俺の意識は遠のいていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガサガサ

俺の意識は物音とともに覚醒した。

目覚めるとそこは広くて屋根のある部屋だった。俺は目を動かして周りを確認して体を起こそうとしたがビクともしない。

「あぅ?あぅぁ?」

(は?)

あれ?なんで?と喋ったつもりなのだが...

もう一度声を出してみる。

「あぅーあ?」

(まさか神の言っていた人生をやり直すってここから!?)

そう俺は赤ん坊から人生をやり直すことになってしまったのだ。

「あら?起こしてしまったかしら?」

「?」

女性の声が聴こえてこちらに近寄ってくる。

「ごめんね。せっかく寝てたのに。」

と覗き込んでこちらを見ていた。

「あぅうぁあうー」

「ふふふ可愛い」

女性はそう呟きながら俺を抱えた。

正直彼女いない歴=年齢の俺は内心すごくドキドキしていた。でもすごく落ち着く感じだった。

体を揺さぶられ睡魔が襲ってきた俺は為す術もなく眠りに落ちた。


目を覚ましたのは日が落ちて薄暗くなってからだった。

遅くなりました4話更新です。こんな感じでぼちぼち上げていきます。

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