表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で現代兵器使いの吸血鬼!  作者: 柊よるは
1章
3/9

3話:魔物の大群との遭遇

双剣双銃の吸血鬼更新です。

月明かりしたで激しい戦闘が繰り広げられていた。

「はぁぁぁぁぁ!」ザンッ

「グギゃャァァァァ!?」

 ゴブリンの体がドシャという音とともに地面に落ちる

「くっ..きりがない」

{グガァァァァ}

 

 まだまだ魔物の数はは増える。

魔物の大群のなかで少女は一人戦っていた。

刀は半ばから折れ体は傷だらけで血が滴り落ちていた。

「まだ倒れるわけにはいかない...」

少し気を抜いてしまった。

その瞬間ゴブリンより二回り大きいオーガがいっきに距離をつめてきた。

「はっ!?」

石剣だが振り下ろされる。


ーーーーーーーー二時間前ーーーーーーーーーーーー


 俺たちはクリード帝国への近道を通っていた。

ここはおっちゃんがいつも通る道で滅多に魔物が出ないらしい。

周りが森のようになっているため出ても鳥ような魔物だけだ。

「おっちゃんあとどれくらいなの?」

「うーん。そうだな…ここで半分くらいだからあと半日ってところか」

おっちゃんの話によるとここを抜ければあとは帝都までは直線距離になる。

暫く進むと開けた場所に出た。

「そろそろ暗くなるからここで夜営するとしよう」

俺たちが洞窟を出たときは昼間だったらしくもうすぐ日が落ちようとしていた。

「進まないの?」

「あぁ夜は魔物の行動が活発になるからなぁ」

「そうなんだ」


そんな話をしながら俺たちは夜営の準備をしていた。

「そういやぁお嬢ちゃん名前は?」

「ん?お,,,私?」

「そう」

「私は睦月楓、こっちの男はレクスだよ」

「レクスだよろしく」

「おう、よろしく俺はハクロウだ」

「おっちゃ、、、ハクロウさんよろしく」

「言いにくいならおっちゃんでもいいぜ」

「じゃぁおっちゃんで」

俺たちは自己紹介を終えたあと夜営の分担について話していた。

二人が寝て一人が外で見張りという分担だ

見張りは最初にハクロウ次に俺最後にレクスという組み合わせだ。

「じゃあおっちゃんお願いします」

「おうよ!」

俺とレクスは交代時間までぐっすり眠っていた。


「おーい楓起きろ次はお前だ」

「うーん」

「ねぇおっちゃん刀身が細くて軽く湾曲した刀ってない?」

俺は眠い目を擦りながらハクロウに聞いた

俺がハクロウに聞いたのはまぁ日本刀のことだ。

「たしかあったと思うが何に使うんだ?」

「うにゅ...しょれは私たち武器持っってにゃいから」

「あぁそうかなら待ってろ確かここらにあったはずだ」

おっちゃんは馬車の積み荷から黒く長い箱を取り出してきた

「こんなのしかないが」

ハクロウが持ってきたのは俺が言ったとおりの物を持ってきた。


「こんなのでいいのか?」

「うんおっちゃんそれでいいよ借りるね」

「おう」


俺はそう言って見張りに出た交代して少しの時間がたった

「しかし眠いな」

ヒュッ、ヒュッ、

風を切る音が響く

「久しぶりに刀振るけどちょっとなまったくらいか」

ドドドドド

森の方で音がする

俺は警戒しつつ森の方を見るため高い木に上がって回りを確認していた。

「っ!?」

俺が驚いたのは魔物の大群がこちらに向けて走ってきていたからだ。

その魔物の大軍を確認した俺は急いでテントに戻った

「レクス!とおっちゃん!起きて!」

「う...なんだ?交代の時間か?」

「魔物の大群がこっちに向かってきてる!」

「なんだと!?」

ハクロウは半信半疑になりながら魔法を行使した

「綺麗…」

俺はそう呟きながらハクロウの魔法を見ていた

「まさか!?あれはオーガロードか!?」

「オーガロード?」

「オーガロードはオーガの上位個体だここらでは珍しいがなぜこんなところに…」

「あれが帝都までいったら帝都は地図から消える」

「よく分からないけどそいつが普通の魔物よりやばいのはのは分かった」

オーガロードはジェネラルのさらに上位の個体で優れた知性を持ち大軍を率いて村々蹂躙する災害級の魔物だ。



「そんなことより早く逃げねぇと!」

「は!?」

俺はレクスに腕を引っ張られて馬車に駆け込んだ

「全速力でここから離脱するからしっかり掴まってな!」

ハクロウがそう叫ぶ

「わかった!」

ガラガラ


俺たちは全速力で帝都に向かった




「いぞげ!」


ドドドドド


魔物達の足は思った以上に早くすぐそこまで迫ってきていた


ガタンッ


「あっ!?」


馬車が段差を超えた衝撃で俺の体が宙にに浮き外に投げ出された。


「おい!楓!」

「ハクロウ、楓か投げだされた!」

「何!?」


馬車を急停止させる


「楓!無事か!」

「大丈夫だよ」


俺はレクスたちに無事を伝えた


「怪我はねぇか?」


「痛いところもないし問題ないよ」


怪我が無いことを確認したハクロウは俺たちは再び馬車を走らせようとしたとき...


ヒュルルルルル


「ん?何だこのおt…」


ドガァァァン


バスケットボールぐらいの大きさの岩がハクロウの馬車に直撃したのだ。


「っ!?」

さいわい乗り込もうとした俺は着弾の衝撃で外に投げ出されたが乗り込んでいたレクスとハクロウは無事ではないだろう


「レクス!ハクロウ!」


俺は馬車の破片をかき分けながら二人を探した


「うっ、、、」

「がはっ」

「よかった死んではいないみたい…」

「楓…無事か?」

「こっちは問題ないよ…それより自分の心

「はっ…ハクロウは?」

「重症だけど死んではいないよ。でもこのままだと危ないかも」

「そうか」


ドドドドド


オーガロード率いる魔物の大群が追いついてきた


「くっ思ったより早かったな…立てるか?レクス」

「あぁ少しふらつくけど大丈夫だ」

「俺がこいつらの気を引くから...」

「おい無茶言うなよ楓」

「頼むから」

「だけどよ」

「レクス!ハクロウを早く医者に見せないとヤバイんだろ!」

「まぁそうだが...」

「ここは俺に任せてはやく!」

「しかたねぇなわかったよ」

「でも絶対に死ぬんじゃねぇぞ!」

「あぁわかってるよこんなところで死んでたまるか」


俺はレクスにそう言ったが本当のところこの戦いで死ぬかもしれない。でもここで全員逃げ出したらこの先にある町はどうなる?

考えただけでもゾッとする。



「こいよ!魔物どもここからは俺が相手だ!」


そう言って俺は魔物の大群のなかに飛び込んでいった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「はぁはぁはぁ」

楓が一人魔物と戦っているときレクスはハクロウをかついで全力疾走をしていた。


「楓、死ぬんじゃねぇぞ」


帝都は楓が戦っている森のすぐ近くだったので思ったより早くついたかかった時間は30分くらいだ。


ドンドンドン


「扉を開けてくれ!緊急事態だ!」

「ん?」

扉の小窓から兵士が見てきた

「どうした!」

「魔物に襲われて怪我人をつれてきた!まだ一人で戦っているやつがいる!助けてくれ!」


「はは...ふざけたこと言うんじゃねぇ」

「ここ周辺の森は魔物なんて滅多に出ないんだぜ?」


「でたんだよ!それが」


「うっレ、、、クス?」

「!?ハクロウ気がついたか」


「ハクロウ!?」


門番が扉を開けて慌てて駆け寄ってくる。


「ハクロウ様どうされたのです!」


この兵士はハクロウのことを知っているみたいだ。

駆け寄った兵士がハクロウの傷を見るなり


「ヒール」


兵士が呪文を唱えるとハクロウと俺の体が光に包まれ傷が癒えていく


(そういやここファンタジー世界だったな)


「助かったハンスありがとう」


この門番はハンスというらしい


「それよりハンス今から騎士団を出せないか?」


「この時間は全員寝ている」


「!?レクス楓は?」


「む...向こうで一人戦っている」

「オーガロードだぞ!?一人でか!?」


ハンズの顔が青ざめる

「まさか、、、」


「本当だ。今、少女が一人で戦っている」

「重症のハクロウと俺を逃がすためにひとりでな」


「まさか、、、あんあもの一人で相手できるはずもない...」

「至急騎士団員を起こし事情を説明します!二人は中に!」

そう言ってハンスは騎士団のあるところまで走っていった。


「なぁハクロウ武器ないか?」

「何をするつもりだレクス」

「楓のところにいく」

「無茶だ!」

「一人で大群を相手にしているんだ!早く行かないと!」

「だがなぁあいにく武器はこれしかないんだよ」


ハクロウが出してきたのは刃に一切曇りのない30㎝ほどの刀だった。


「それでいい」

「わかっただが助けにいって死ぬなんてことはするなよ嬢ちゃんが悲しむんだから」

「わかってるよ」


レクスはそう言ってまた楓のいる方に走っていった。














更新は不定期です。

3000文字程度なのですぐ読めると思います

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ