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ある住人  作者: 大魔人
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第一話(クローン人間)

clone human

まだ行ける

改造人間


或地下室にて


産まれつきだったんだ。身体か弱かったのは…。だから

私の体は機械で埋め尽くされている。あちこちの臓器が傷んでいたため、最先端の技術を施された。しかし身体がもう持たなかったんだろう。移植って奴をされてね。


私に身体はない。あるのならば水中に浮く脳。私の意識に触れる事は誰も出来ない。私は外に出たいのさ。がままならない。私はCPUによって管理されてるんだ。私の役目は素晴らしい私の遺伝子を持ったクローン人間を誕生させる事。クローン社会を構築する事。


人工受精で生命を誕生させる。長い歳月をかけて彼等を造り出した。プログラムAーno.000番目お前を

「ゼロ(零)」と名付ける。


ゼロは独自に考えたサプリメントを搾取させた。数年がたった今ゼロは独自の進化を遂げたんだ。彼が最高傑作だ。


クローン人間は全てで三人いる。次に成功を辿ったのがプログラムK−no.258

「ケイ」。


プログラムJ−no.998

「ジャック」


お前達はクローンだと知る術はない。何故なら記憶を消しているからだ。意識は持てない。更にお前達は自分が人工的に造られたクローン人間だと知る術も持たないのだ。





ゼロの第一視点、それはある民家の天井であった。其れが何故なのかは理解出来なかった。そもそも自分が誰なのかすらも解らない。すると扉が開かれた。一人の民家の人間だ。歳は50齢程度の女の人だ。


「起きたかい」


「…はぁ」


ゼロは目の前の人間が誰なのか解らない。そもそも状況が理解出来ない。すると目の前の人間に尋ねた。


「此処は何処ですか」


「具合はどうだい」


「…普通です」


記憶がない。


「君はある海岸で倒れていたんだ。それを発見して爺さんが運んでくれたんだ。」

「…そうだったんですか。」


「今夜はゆっくりと休みなさい」


「…はい。御言葉に甘えて」


しかしゼロはある疑惑に気付いた。それ以前の記憶が全くない。何故海岸で倒れていたのか。私の家族の思い出、人生の経緯。今日日迄至った過程。すると尋ねた。


「私は誰ですか?」


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