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花花  作者: 江戸川維新
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はなみち①

おすおら江戸川維新!


  まばゆく、そして熱をもったたくさんのスポットライト。

  バレーボール選手よりも身長の高いスピーカーから放たれる、大音量のドラムロール。

  緊張のせいなのか、この1万人は居るであろう観客の熱気のせいなのか、背中に一粒の冷たい汗が滑り落ちるのがわかる。

  司会の女の甲高い声に、まるでその場所に空気さえもないような錯覚を起こすほど、静まりかえっている。


  「2015年度フラワーデザイン日本選手権、優勝は......」


  会場にいる全員と、隣に立っているハゲた中年オヤジの、ゴクリという唾を飲み込む音が聞こえたーー


  「花園花彦さんでーす!おーめでとーございまーす!」


  次の瞬間。


  「うおぉぉぉおおお!やったぁぁぁあああ!」


  と雄叫びをあげ、会場中から歓喜の言葉やまるで地響きのような拍手を一斉に浴びたーー









  隣の中年オヤジが




 


ふつつかものですがどうぞよろしくお願いします!

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