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ボムの助と私  作者: アマタキ
11/11

第付爆「ボムの助認定テスト」

ボムの助認定テスト


☆テスト概要

「ボムの助と私」劇中にて『私』とボムの助が歩んだ旅路……それは思い出の追憶ついおくとも言えよう。ロマンチックなものである。


では、各章に関係する以下の問いに答えよ。



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〇問い1

Q.第2爆にて2人が訪れたガラハの街。その街中にて流れていた流行歌は?

A.『ミチミチジャケット』


解説:キャリアウーマンである「メリーtoアンナ」が作詞・作曲を手がけたデスメタルソング。メリーのデスヴォイスが心臓に響くこの楽曲は彼女の失恋からインスピレーションを得たものだという。


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〇問い2

Q.第3爆にて2人が訪れた洞窟。そこにて生じたマスクメロンのようなエネルギーの名称は?

A.『エキゾチックメロンエナジー』


解説:前古代、すなわち前回の世界において製造されたいわば電池の一種、それこそがクリスタルスフィアである。古代テメロピトはこれを1つ発掘したことで当時の覇権国家となり、そしてその力におぼれたが故に全てがガラスと化して歴史の砂漠にうずもれた。


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〇問い3

Q.第4爆において『私』の前を過ぎ去った奴隷どれい神輿みこしを先導していた少年は?

A.『洗脳にあらがう者、ナリス=ハマリン』


解説:父親は成人していたため、先導者として改造された。その子であったナリスは幼少期にありながら両親の変化に気がつき、そして彼らが行おうとしている“国家のため”たる教育に深層心理で抗い続けていた。10年の月日が経ち、15歳となった彼は今も尚、“国家のため”たる思想に抗いながら両親をもとに戻す術を探し続けている。先導者であるふりを行いながら……。


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〇問い4

Q.第5爆において登場した国王機械軍を製造した企業は?

A.『リビングデッド・カンパニー』


解説:第四の魔王とすら称されたマザー・マクシーマによるAI企業。しかし、所詮しょせんは模造品である。


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〇問い5

Q.第6爆にて登場した“神”は何様か?

A.『大きなトカゲ』


解説:爬虫類はちゅうるいごときが時代錯誤もはなはだしいものだ。


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〇問い6

Q.第7爆において獣王の妻が家に帰った理由は?

A.『音楽性の違い』


解説:メリーはどうやら過去を忘れられなかったらしい。彼女の失恋は悲劇的なもので、ジャケットが裂けるのではないかと幻視するほど胸が苦しくなるものであったという。種族の違いはあれど、きっと彼女らは運命的に接合されたものだった。

 歌詞にもあるが崖を目指して駆ける彼女にはその先にこそ本当の大地が――彼女の居る世界があると思えたのであろう。アンナは今も彼女の心の中にある。


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〇問い7

Q.第8爆でマリーがくすねた本のタイトルは?

A.『リンゴを使った解りにくい料理の辞典』


解説:リンゴを使った料理の辞典である。ただしマリーはリンゴが食べられない。リンゴは天使にとっては毒なので、いくら半端な存在とは言えダメなのだろう。つまりくすねた本は実質、天界における“毒薬の導き”みたいなものである。


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〇問い8

Q.第9爆で私を除いて唯一ならず者化しなかった人物は?

A.『コウヘイ=オキタ』


解説:ボムの助と同時にくしゃみをしたから。


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〇問い9

Q.第終爆はハッピーエンド?

A.『魔王を倒したのだから、ハッピーエンドでしょう。そうではないか? ためしにうてみた。


「それで、結局のところおまえはどうしたって売れ残りになったんだい?」


「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ…………フスン!!」


「あらら、鼻に変な草の種でも入ったかな。ハハ、情けないなぁ~大丈夫かい?」


 ボムときたらコレだもの。雑草の茂みに鼻を突っ込むのはいいけどさ、少しは考えてほしいものだよ。


 赤い風が吹く……。大地にまぶされたような砂が舞い上がり、私とボムの助を襲った。思わず咳き込む私、そして面倒そうに目をつむるボムの助。


 ここはあまり来たくないのだけど、むを得ない理由というものはあるものだ。元旦くらいは実家に戻らなければならないのは人間としての責務なのだろう。


 そして先ほどからグイグイと散歩ヒモを引っ張っているのだが……ボムの助はまったく動かない。座った姿勢のままビクともせず、呆然ぼうぜんとして空をながめている。


 こいつときたら“こう”だもの。散歩に行きたがるくせに、ちょっと疲れたら勝手に休んじゃって。しまいにさらにくつろぎの姿勢となり、足先を舐め始めたのでこれはしばらくダメだろう。まったく、わがままなヤツである。



「 ――――おお、これはお久しぶりです! 」



 吹き付ける赤い風。黒い骨の突き出た大地の路上。座ってくつろぐ我々に声をかけてくる者がある。せっかくだからと、私も安らいだとたんにコレだ。


 いい気はしないものの、私は立ち上がって笑顔を見せた。


「おやおや、これはこれは……ええと、お久しぶり?ですね。ええと、その……」


「はい! 以前にはとんだご無礼をいたしまして……あの、丘の上では申し訳ございませんでした」


「はぁ、オカ?? …………ああ、ああ~~! そうか、あの時の!」


「はいっ! あなたにサンドイッチを無理にせがんでしまって、本当にあの時はどうかしておりまして……」


「サンドウィッチ……?? あっ。」


 思い出した。そうそう、この“男”は以前に私とボムの助から横暴にもサンドイッチを買い取ろうとした人だ。あの時はどうでもよかったのだが、まぁよくよく考えればテメロピトの3英雄なのだから、そりゃぁ名前も知っている。


 斥力のロアンと呼ばれるこの半分精霊みたいな存在はしかし、ギリギリ今も人間だと思うので一応はねぎらってみる。


「ここまでよくご無事に……さぞかし大変だったでしょう? ほら、あの黒骨の山とか……」


「ああ、それはそれほどでも? 何せ不老不死なので大抵のことは強引に突破できてしまいますから!」


 すごいな、さすがに古代から生き残っている英雄の一角である。生半可ではないのだろう。


 それから英雄のロアンは色々と話しかけてきた。私は「うんうん」と「はいはい」に「ほほぉ~!」を交えつつ、多彩な笑顔を見せながら時間を浪費することになった。


 何分かの人生を無駄にした後にロアンは言う。


「そう言えばあなたは骸天様の分体なのですよね。だとすれば息子みたいなものですか」


 すごいな、よくもほぼほぼ初対面みたいな人にそこまでデリケートな話題を聞けるものだ。さすがわ英雄様だと関心するよ。


「まぁ、そうですね。あんまり元の記憶もありませんが……一応家族ってことならと思い、こうして元旦に帰省した次第です」


 かがんでボムの助をでまわす私。視線はボムの毛並みに注視しており、そうしながら回答した。


 そうした私の回答に対してロアンはふと何かに気がついたらしい。


「へぇ、律儀りちぎなものですなぁ。てっきり魔王だなんて、その分体なら人間のしきたりなんて無視もしそうなものなのに!」


「・・・・・はぁ??」


 無礼だなぁ、と思う。そもそもこの人は何か勘違いしているが骸天は人間である。魔王というのは種族ではなく称号のようなものだと理解してほしいところ。


 ただ……言われてみればそうだとも思う。こうして家族として実家に戻ろうとしている私だけど、本当にその必要があるのだろうか?


 困った時はボムに聞いてみる。それが一番だ。


「ねぇ、どうだろう。僕は本当は戻らなくってもいいのだろうか?」


「・・・・・」


 ボムは何も答えない。光る球体と化したコイツはただ、その場に浮いて輝くのみである。



 光り輝くボムはその光量を増していく。まるでその場に太陽が産まれたかのようだ。私はあまりの眩しさに思わずサングラスを掛け、熱量に耐えかねてシャツを脱いだ。


 蒸発する大地。不老不死のロアンは蒸発と再生を繰り返す。粒子となって飛んでいくロアンを横目にしたので私は一瞬だけ目を逸らした。



 そう、私はボムの助から目を逸らした。



 目線を戻したその瞬間。私が立っていたのは草原である。


 かたわらにはもちろん、ボムの助。


 首をひねって記憶を辿たどってみればそこはやっぱり空白――なにも憶えちゃいない。



 見上げた空は青空。心地よい風が吹く。今日は散歩日和だ。


「ほらっ。歩こうか、ボム??」


 なんだか気分が良くなって私はボムの助に声をかける……が、ダメだ。ボムはダメだ。


 どうやらコイツは私が持っているランチバックが気になって仕方がないらしい。散歩なんかよりもう、食への欲望がまさって仕方がない様子。


 私は「やれやれ」と首を振るとその場に腰を降ろした。ランチバックからサンドイッチを取り出すと、私はこれみよがしに一口食べてみせた。


「フニャン!! フゥゥゥー!!」


 ボムは機嫌をそこねたらしい。腕をひっかかれて私は「イタイイタイ、やめなよ!」と身体を傾ける。


 これ以上その爪でやられたらたまらない。私は「わかったよぉ~」と情けなくしながらサンドイッチをちぎってボムにくれてやった。


「フンフン……ハフハフ……!」


 ボムは一心不乱にサンドイッチを食べる。まったく、しょうがないヤツだなぁ……と。


 しかし、こんな穏やかな日常……こんなボムの助と私の平穏。こうした日々は一体、いつまで続くのだろう?


 できることならこのまま――――




 ― あらあら。お久しぶりじゃないの、お2人さん?? ―




解説:パルテドーザはわりかし良い統治を行っていたし、そんなに悪い竜でもなさそうだった。それに市役所も吹き飛んでしまっている。これは人間からも魔王からも、どちらの視点にせよバッドエンド判定ではないだろうか?

 よってボムの助と私は「バッドエンド」である。




ボムの助クイズ大会~ジュニア・シニア・チャレンジャーの部~


回答編、完


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