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祠守  作者: 猫江狐
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初投稿です。

普段は作詞・作曲系YouTuberとしてやってます。同じ名前でやっているので調べてもらうと出てくるかと。

こっちは趣味です。大目に見てください。

注釈:『』は複数人が喋ってると思ってください。

これは、イーゼンリッシュ、という国のツェートカリーナ、という領地で領長《りょうおさ》に仕える者と、ひっそりと住まい祠を守る女性の話である。



「おはようフェスラークっ!なあ、聞いたか?」

「おはよう...ヴァイサ、何かあったのか?」

僕はツェートカリーナ領の領長に仕えるフェスラーク。成人したばかりの20歳。

その隣でつるんでくる...とはいえ一応領長に仕えているのは僕と同い年のヴァイサ。

一応幼馴染、というやつだがたまに鬱陶しい。

ここは共同の男性側近部屋なので良いは良いのだが。

「なあ聞けよ、この領のどっかに祠があるらしくてさぁ?」

「は?ちょっと待て。急すぎる。...で?なんだそれ」

「さあ?俺も知らない。なんかめっちゃ昔につくられた祠...らしくてさ?」

「話してる本人も知らないのかよ...。」

どうせ噂話だろう、と聞くのを止めようとしたが。

「いや、でもな、これがフェスラークにも関係ある話で。」

「は?...どうした、急に真剣になって」

「あー、その祠を守っている...というか調査をしている?ちょっと何してるのか分かんない人がいてさ、その人の手伝いに行く人を領長に仕えてる20歳の男性から1人出すらしいぜ?」

「え?それって...俺らじゃん?」

「そ。だからフェスラークにも関係あるって言ったよな?俺」

「...そこじゃない。」

さっさとその祠を守る人の説明をしてほしいところだが。

「すまんすまん。で、その手伝いに行く人の選別が...今日らしいぜ?」

「は?っていうかヴァイサ、その情報はどこから...」

聞こうとしたが朝食の時間だったので聞き出すのは諦めた。



朝食後は、領長の部屋で仕事をする。まずは起こすところからだ。男性側近で部屋に行った。が。

「早いな」

『お早うございます、領長様』

なぜか起きていた。

「朝食を頼む。」

『承知いたしました。』

「あと、フェスラーク。」

「はい」

「朝食が終わったら、話がある。」

「...承知いたしました。」

部屋を出ると、めちゃくちゃ小声でヴァイサに喋りかけられた。

「フェスラーク...もしかして祠を守る人の手伝いじゃ?」

「...さあ。」

「頑張れよー」

「まだ決まってないけどな...。」



領長の朝食後。部屋では人払いをされた。

「さて、フェスラーク。其方には祠守《ほこらもり》の手伝いをしてもらう。」

「...私は、何をすればよろしいのでしょうか。」

「本人から説明があるだろう。少し...そこのタペストリーを上げてくれないか?」

その通りに上げると、領長は何かに向かって喋った。内容は小声で聞こえない。

しばらくすると元々タペストリーがあったところに扉が現れ、そこから女性が現れた。

「なっ...!?」

服装はこの国では禁止されているはずの黒。黒のワンピースである。そして深々とかぶっているヴェールも黒。全身が黒である。

「この女性が祠守だ。フェスラーク、朝と夜は共同部屋で過ごしても良いが、日中は祠守の手伝いをするように。後は頼んだ、祠守」

「承知いたしました。...では、フェスラーク様...ここから入って下さい。」

「様...?ここから...?」

気になることが多い。なぜ僕は側近の立場なのにこの女性_祠守は様をつけているのだろうか。そしてさっき祠守が出てきた扉から入って良いのか...。

だが、領長が急かしているように見えたので入った。

ありがとうございました。

長編の予定ですが、YouTubeの方もあるので更新は遅めかもしれません。ご了承ください。

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