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大和沖縄に到達す  作者: 未世遙輝
シーズン5
670/2331

第56章 うみたかと、しらたか

摩周の艦橋では、曳航制御をしていた若い士官が報告した。


「ミサイル艇が来ました!うみたかと、しらたかです!」


艦長・井坂はそれを聞いて、安堵の息を漏らした。


「よし、あいつらの支援で、なんとかあと30分、引っ張れる」


鷹野の決断

「摩周、こちらうみたか。ドローン2群を迎撃完了。なお、3群が水平線外から接近中。あと12分で敵を迎えます」


鷹野は摩周の応答を待たず、副長に宣言した。


「ここからは、“盾”になるしかない。摩周の航路に立ちはだかるように展開し、ドローンを引きつけろ」


「しらたか、右舷展開、CIWS照準を上空40度に。次の斉射に備える」


最後の一線にて

――このとき、誰もわかっていなかった。これは命令ではない。


「大和を、沈ませるわけにはいかない」


そして、うみたか・しらたかの両艇は、大和と摩周の前に回り込み、「最後の壁」として並走を始めた



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