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【要約】第63から第64
【要約】宮古島沖の事件の後、野間の前に、連絡が取れなかったはずの大友が突然現れた。彼は「大和」の艦長村上と「ロナルド・レーガン」の艦長グレイヴスが核兵器の使用を覚悟しつつも、実は「時空の歪み」を起こすための「Ω計画」を秘密裏に進めていたという驚くべき真実を、グレイヴスが残した記録から知る。
一方、沖縄での「不発弾処理」に参加した佐倉と岩崎は、東京のホテルに隔離されていた。報道とは違う、引き上げた物体の真実を知る二人は、それが「U.S.NAVY」と刻印された核魚雷だと確信する。なぜ、現代の核兵器が80年前の不発弾として扱われたのか?そして、この歴史的な大事件の裏で、二つの艦長が命を賭して紡ごうとした未来の希望とは?異なる場所で進む二つの物語が、やがて一つの巨大な謎へと収束していく。