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【要約】第91章~第93章
【要約】イージス艦「まや」艦長・秋月と戦艦「大和」艦長・有馬は、沖縄沖で再び発生した時空の歪みへ向かうべく、それぞれ別々の航路を取る。そうりゅうの乗員を未来へ帰還させる希望を託された「大和」は、歴史的な特異点へと向かう。一方、残り僅かなミサイルを搭載した「まや」は、広島と長崎を同時に襲う原子爆弾搭載機を阻止するため、紀伊水道を東へ進む。
夜の闇の中、二隻の艦はそれぞれの使命を胸に分かたれた。最後の別れを告げるように、お互いにモールス信号で「武運長久」と送り合う。それは、過去と未来の艦が、日本の運命を賭けた戦いへ向かう、静かで厳粛な儀式だった。
果たして、彼らの運命は?そして、歴史は彼らの手によって、どのように書き換えられるのか?