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【要約】第88章~第90章
【要約】海上自衛隊潜水艦「そうりゅう」は、再び時空の歪みが検知された沖縄沖へ向かう準備を進めていた。未来へ帰還するためには、燃料が必要だ。乗員たちは、米軍の攻撃で壊滅した海自の艦船の残骸からディーゼル燃料を必死に回収する。
出港直前、そうりゅう艦長は、史実では自決したはずの牛島満司令官と対面する。牛島は、未来の技術がもたらした沖縄の悲劇的な結末の回避に感謝し、「もし元の時代に戻れたなら、我々の戦いが無意味でなかったことを伝えてほしい」と未来への希望を託した。
そうりゅうには、未来へ帰還しようとする乗員だけでなく、牛島司令官や、ひめゆり学徒隊の少女を含む多くの生存者が乗り込もうとしていた。彼らは、未来への帰還を賭けた航海に出る。この壮絶な決断は、歴史を大きく書き換え、新たな未来を切り開くことになるのか?