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【要約】第82章から第83章
【要約】そうりゅうによるロナルド・レーガン無力化の朗報は、テニアン島に原子爆弾が搬入されたという凶報によって打ち消された。東條ら大本営幹部は、未来から来た秋月から、広島・長崎に投下される「リトルボーイ」「ファットマン」の構造と量産性について説明を受ける。特にプルトニウム型は複数製造可能という事実に、彼らの顔は絶望に染まった。
秋月は、旧日本軍の戦力ではテニアンへの直接攻撃やB-29の迎撃は不可能だと断言。しかし、未来のイージス艦「まや」ならば、その迎撃が可能であると示唆する。だが、沖縄での激戦でミサイルの残弾はごくわずか。日本の運命は、たった数発のミサイルの一撃にかかっていた。