5 健悟の学園生活3
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!
「つうううるうううぎいいいいいいい!!弁当くおおおおおおぜえええええええ!!!!」
『はいはい。食います食います。」
俺は本日何度目かのタックルをひょいとかわし、【ドーーーーン!】あ、ぶつかった。
『早く食おうぜ。都合があるんだから。』
「【ガラッ・・・】おう、そうだな。」
この俺にタックルを繰り出し、壁に激突して今、壁の中から出てきたのは
椿山 あかね。俺らのクラスの一員だ。
なぜか俺と一緒に弁当を食おうとする。変なヤツ。
「なんかすごい嫌なこと言われた気が・・・」
『気のせいだろ。さ、食おうぜ。』
「「「・・・・・・・」」」
あかねの激突した壁には、俺と一緒に弁当を食おうとしてた、戸田、石蟹、そして菜那が
ボロボロの状態で埋まっていた・・・・・。
『ふ~。やっぱり手作りの弁当は美味いな~。』
俺の弁当は親がいないから手作りだ。主夫技を完全に会得している俺にとっては
早く、美味く作ることが出来る。
「おいしかったぁ~」あかねもご機嫌な様子。
「「「・・・ごちそうさまでした。」」」3人はダメージがまだ残ってるみたいだ。ご愁傷様。
ちなみに、琴龍寺高校は7時間制で4時間目と5時間目の間に昼食タイムがある。
そして残り3時間の授業を受け下校。
菜那とあかねとは方向が違うので学校でサヨナラ。
そして俺と石蟹と戸田は一緒に帰る。
「たくよ~あかねひでーぜ。まだ腹がいてーよ。」
「俺もだ。いたたた・・・」
『お前らも避けりゃよかったろ。』
「「お前みたいに抜群の運動神経が在ったら避けたわ。」」
・・・・・・・途中で2人と別れ、そんなこんなで、俺は家に帰った